有馬嵐さんのレビュー一覧

半分あげる コミック

有馬嵐 

お互いの存在

作家様買い。
単話で1話を読んた時、白木に救いはあるのか…?と不安になったのを覚えています。

1話目から白木のことを思うと辛くて、悲しくて、
心がこれでもかってくらい痛くなるんです。

お客さんの所から逃げてきた白木とたまたま遭遇した黒川。
黒川は白木の話を聞いて「一緒に逃げよう」と言います。
二人とも高校生だから、そんな長い間逃げれるはずもなくて
たった37時間で二人の逃避行…

2

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とてもよくわかります


免許はとったものの引率でしかほぼ運転することの無いペーパードライバーの黒川くんも、ぶっ飛ばし運転の白木くんも、とても解釈の一致でありがたいです。

生徒たちの「命を預かっている」ことに対して殊更緊張してしまう黒川くん、とてもらしくていいなと思いました。

反対に白木くんが最高速度スレスレまで飛ばすのも、わかりすぎる・・・こういうほんわかした攻めはそういうところがありますよね。海沿いのレ…

1

半分あげる コミック

有馬嵐 

庇護欲がそそられる

人気があったので拝読しました。

表紙が良いです。手を繋いで歩く二人、今作の核といえるタイトルが左右半分になっていて、より世界観を表しています。

正直、ストーリーも展開も目新しさはなかったです。
不幸な生い立ちで体を売るしかない白木くんと、面倒見が良くて優しい黒川くんの短い逃避行。
その後は何もなく時が経ち、再会してお互い当時の思いを再認識していきます。

この作品でとても印象的…

6

半分あげる コミック

有馬嵐 

タイトルの意味がわかった時の衝撃たるや…!

ちるちるトップで一話試し読みができ、読んでみたら続きが気になってすぐに購入させてもらいました。

親からのネグレクトを受け売春をさせられている白木と温かい大家族で育った黒川。クラスメイトの白木を助けるために黒川は白木を連れ出すが、高校生の逃避行はあっさり警察に捕まってしまって…というお話。
白木のバックグラウンドがなかなかにハードなので読んでいて辛い部分もあるのですが、主人公2人の心根が素直…

2

半分あげる コミック

有馬嵐 

思ったより読みやすかったです

学校では人気者でお金持ちだと思われていた白木が実は貧乏で、母親に売春を強要されているという秘密を黒川は偶然知ります。そんな白木を助けるために黒川が一緒に逃避行するという衝撃的な1話から物語ははじまります。

高校生ふたりの無計画の逃避行は3日間。
弟・妹の多い「お兄ちゃん」の黒川の正義感、守りたい思いが強いけど世間を知らないからどうしていいのか分からない様子も切なかったです。
白木にとって…

3

半分あげる コミック

有馬嵐 

涙が止まらない作品


黒川くんとのたった37時間の逃避行が、再会するまでずっと白木くんの人生を支えていたことを黒川くんは知らなくて、彼にとって白木くんは‘’救えなかった人”として傷跡みたいに残ってて・・・。

逃避行のあとも、客をとって身体を売っていたことを「自分で選んで」と黒川くんに責任を感じさせないようにするところが切なくて、苦しかったです。

白木くんの苦しみを半分背負ったままの黒川くんに言った、「こ…

11

半分あげる コミック

有馬嵐 

「半分持っとって」心の救い

白木×黒川

平凡な高校生・黒川は、
生活のために身体を売り、客に怪我を負わせたクラスメイトの白木と二人きりの逃避行を・・・。
2人はそれきり関わなかったまま卒業してしまった。
数年後、大人になった2人は再会し、
大人としてどのように生きていくべきかを知った2人は、
もう一度向き合って恋人同士となる。
というお話です。

前半、
子供でもない大人でもない高校生の純粋さを見事に…

13

半分あげる コミック

有馬嵐 

カバー下からが本番?

最近よく見かけ 耳にするブルーアワー(マジックアワー)の表紙に惹かれて

個人的には黄昏時とか 薄暮とか 大禍時の呼び方のほうがすきなんだけど いいですよねあの時間

なんだかんだ ゴールデンアワーから始まってグリーンフラッシュでしょ 爆焼けからのブルーアワーに ブルーモーメント あの一連の色がね なんとも郷愁を誘うというか ノスタルジックに浸るというか

ってまた脱線してるしッ!

3

半分あげる コミック

有馬嵐 

半分あげる半分もらう、そして1つに

作家買いです。
単話の表紙に心掴まれ、4話まで読み纏まるの待っていました。
黒が斜め下を向き、白がふんわりとした笑顔で前を向きながらも服をギュッと掴んで2人で林檎を握り合う…読了するとじんわり感じる所があります。

さすがの作画は細部まで丁寧で、繊細かつ美しく可愛らしい…けどストーリーはどシリアスで重く苦しい。
でも、このふわっと柔らかい作画と可愛らしい広島弁が、辛い境遇を超える少年のし…

10

半分あげる コミック

有馬嵐 

攻めの笑顔が切ない!

同級生の少年2人の切ない逃避行。
同じクラスの白木(攻め)が虐待され母親に売春を強要されてしまっていることを知った黒川(受け)。白木を助けるために一緒に家出をします。

辛い生い立ちの白木がいつもニコニコしてるのが切ないですが、すごく魅力的で目が離せませんでした。
キャラクターのこんな表情を描ける作家さんは初めてです。

前半は学生編、後半は社会人になってからの再開編なのですが、その間…

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