赤河左岸さんのレビュー一覧

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

いたましくいとおしい物語

表紙に惹かれて購入しました。長編小説を読みきったような満足感を味わいたい方は、絶対に読むべきです。
3つのお話はそれぞれカラーが違い、どれもとても素敵です。
表題の「果ての荒野でバカンスを」は、まさかの衝撃の展開に、切なくてさみしくて胸がいっぱいになりました。お話はもちろん、絵も素敵で、涙を流している時の表情がグッと胸にせまる衝動をはらんでいて、ものすごく心が動きます。
何度でも読み返したく…

4

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

表題作はネタバレ見ないでぜひ!

切なくて、何度か読まないと自分にはよく理解できないのかもしれない。

蛙の王子様
主人公が病んでいて気の毒です。美しさは生きづらさになりえますよね。
着ぐるみバイトだけが自分の容姿に関係なくみんなから好意を寄せられて、笑顔を向けられて。

そしてクラスの隣の席の変わり者博士くん。
彼だけは自分を美しいとは思わない。
彼だけは普通に付き合える。皆が知らない彼の面白いところ、可愛いとこ…

1

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

切なさに胸がギュッとした

表題作と他2作収録。
どの作品も切なさがあり驚きがあり…
グイグイとこちらの気持ちを引っ張っていくようなお話ばかりで「圧倒的世界観」の帯通りでした。


表題作は惑星開拓のため、
自分以外誰もいない地で独り"単身赴任"しているシンと
地球にいる技術者ルキヤのお話。
まさかのエンディングに切なくて涙しました。
技術の進んだ世界。自分の肉体以外のすべてをAIに託せ…

4

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

文句なしの一冊

基本短編集に神評価を付けるほど好きになることがないのですがこれは文句なしの神評価です。本当にすごい。読み手を話に引き込む天才です。

3つのストーリーが収録されています。
2人ぼっちのエバーアフターは人間×人外のファンタジー。カエルの王子様は人間に興味がない男の子×自分の見た目が嫌いな顔の美しい男の子の話。表題作の果ての荒野でバカンスをは地球に好きな男を残して宇宙に単身赴任に出た男×地球に残…

5

羽化 コミック

赤河左岸 

同時収録短編が好き

「果ての荒野でバカンスを」が面白かったのでこちらも買ってみました。雰囲気は「ふたりぼっちのエバーアフター」に近いかな?しっとり人外もの。

こちらの表題は「Ωとαしかいない獣人」がいる世界観のオメガバースでした。友だちの、恋愛とも言い切れなさそうな感情がなかなか繊細で好きです。
世界観が強い先生はオメガバースに特殊要素を一個のせがちって自分内あるあるが誕生しつつある。そして世界観が作れる先生…

1

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

寂しい自分に与えられる愛

◆ふたりぼっちのエバーアフター
 森の魔物と人間という組み合わせが斬新でした。と言っても、魔物のマグノリアの見た目は完全に人間なので、人外っぽさはそれほど感じません。赤ん坊の頃から彼にどうしようもなく惹かれたエーミルの葛藤、本来一緒になれるはずもないのに不思議な縁で人間に懐かれ好意を寄せられたマグノリアの葛藤が、短い中でも激しさを持って描き出されていました。2人のこれからに想像が膨らみます。

2

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

赤河左岸さんにしか描けない世界観

すごく世界観が確立した作品で、SFBLのなかでは頭一つ抜けていると思います。

SFもの自体ほぼ触れたことがありませんでしたが自分があまりハマれないことが分かりました

絵がとても綺麗で表紙からもアーティスティックさを感じます!

3話の短編集で異世界風なファンタジーものから現代特有なコンプレックスを描いたものまで幅広く考えさせられるものが多いです。

わたしは表紙にもなっている最…

2

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

表題作は涙無しには読めない

三つのお話の短編集です。
それぞれに違った魅力があって、作者さんの才能が垣間見られます。

中でもやはり表題作「果ての荒野でバカンスを」は最高ですね。
せつなくて綺麗なお話です。
ハッピーエンドととらえたい気持ちが強いけど、やっぱり悲しくていつも泣いてしまいます。
二人っきりの世界は幸せに満ちていると信じたい。
いつまでもバカンスが続けばいいのに…。

1話めの「ふたりぼっちのエ…

6

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

切なすぎるハッピーエンド

こんなに泣いたBLは初めて。

シンプルだけど綺麗な絵と儚いストーリーが最高に合っていて
すぐに世界観に没入できました。
言いたい事は沢山ありますが、感想とか必要ない。ですよね?
この作品の良さは、読めば分かるはず。

「魂だけでは不足かい?」

何て切なすぎる名言…。
この一言だけでも作品の世界観が表現されていて涙が止まらない。

表題作は勿論名作ですが、どの作品も
ハ…

9

果ての荒野でバカンスを コミック

赤河左岸 

そうか・・「いつか言おう」と思うなら今言おう

「羽化(メタモル)」を書いた人の作品。SFものの短編が上手です。
「果ての荒野でバカンスを」この作品を読んだら、きっと泣きます。この作品が巻頭になって居たら、他の二作はかすんでしまう。

三年間の単身赴任がそろそろ終わるシン、恋人のルキヤと帰還後のバカンスの予定を話し合う。帰還まであと3週間。帰還日はシンの誕生日。
「一緒にバカンスでも行かないか 三年間誰も居ない所にとばされたんだ」 

10
PAGE TOP