ミドリノエバさんのレビュー一覧

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

ラストは純愛かよ(///∇///)

何かの喩えじななく、本当に憑き物のお話。
2人の心情が切なくて、どうなるの〜と一気読みでした。


受け様は、17歳の温。
憑き物を飼っていた旧家の当主であり最期の1人。
取り憑いている憑き物を祓ってもらうために頼ったのが、攻め様である祓い屋の陸海。

大事な人を、憑き物やそれを使役する人間によって奪われた陸海。
身内により、贄のように当主にされ、飼い殺しのような生活を強いられて…

4

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

憑き物をどう扱う?

2021年刊。
実は数か月前に読んだ渡海さんのファンタジー作品が面白かった(*女の子が主人公の非BLですが)ので、今回の新刊は何気に期待を寄せていた。
今回はファンタジー、というよりも除霊ものだけどね。

しかし、
陸海 与志等(くがみ よしひと)、古久喜 温(こぐき ゆたか)、越阪部(おさかべ)、更に僅かしか顔出ししない脇役の東間(あずま)、志菜(ゆきな)と難しい名前のオンパレードだね…

4

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

イラスト込みで完璧

好きな作家様なので例によってあらすじノーチェック。タイトルがトリッキーで、一体どんなお話だろうかとワクワクしながら読み始めたのですが…

さらさらと読めてしまう文章、物語の構成、BLで描くオカルト、そして敵対関係にある二人が体を繋ぐエロス。どれもがあまりにも完璧すぎて、読後「神」評価ってなんだっけ?としばらく意味飽和状態でした。

オカルトと書きましたけど、代々憑き物によって繁栄してきた古…

7

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

生まれた時から背負う災いから逃れる方法

今回は憑き物払いを家業とする祓い屋と
憑き物を飼い続けてきた家の最後の当主のお話です。 

憑き物を宿す受様が攻様との出会いで新たな関係を築くまで。

攻様は人に害をなす憑き物を祓う家に生まれます。

進んでやりたい仕事ではなくてもその力があり
成り行きで憑き物落としを繰り返してきた攻様は
一時期は会社勤めするものの今では
こちらが本業としています。

憑き物は人の負の感情…

2

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

淫靡なホラーストーリー

夏だ、ホラーだ、悪霊退治だ!という気分の時にピッタリな作品。キャラ文庫のホラーBL大好きです。渡海さんのホラーも怖くて好きだし、スタイリッシュなミドリノエバさんのイラストも素敵。

ホラーBLってホラーストーリー重視でエロは事件解決後の最後におまけ的にってパターンが多く、ホラージャンル好きなのでそのタイプも好きですが、今作はエロ配分がストーリーに沿っていて序盤から淫靡な雰囲気なのが良いです。憑…

4

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

続編お願いします!

いやぁ面白かったです。あっという間に読了しました。とにかく設定も秀逸ならば読後感も良かったです。
ひと月前に「御曹司は獣の王子に溺れる」を読んだんですが、そちらと同じくらいに面白かったです。

温という少年がとにかく不憫で健気で可哀想なんです。
そしてそんな温を初めは厭い憎みさえしてた陸海が、彼の本質を知るに付けて絆されて行く様子に萌えました。
陸海の憑き物よりそれを利用しようとする人間…

8

憑き物ごと愛してよ 小説

渡海奈穂  ミドリノエバ 

引き込まれるストーリー展開、そして萌えも滾る。

渡海さんの新刊はファンタジーもの。
ファンタジーもの、と言うとちょっと語弊があるかな。オカルトな、といった方が正解か。ミドリノバエさんの描かれた表紙やタイトルにも興味を引かれ、発売を心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。







人にとりついた「憑き物」を払う祓い屋を生業としている陸海は、祓い屋として高い能力を持ち、そして己の信念に従って祓い屋をして…

13

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

健気な二人

関連作を読まずにいきなりこっちを読みました。
安西先生もオメガバースを書いていらしたんですね。

バース性に振り回され性を嫌うオメガの千里とアルファの黒江。アルファがアルファであることを嫌がるのは珍しいですね。

千里の片想いと黒江との親交。千里には黒江といるのがとっても居心地よくて。

色々ありましたが、性を超えて感情だけで好きだと感じられて。結ばれて良かったです。
黒江が可哀想…

3

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

濃密で美しい

溺愛溺愛執着攻め!!

生きる気力を無くしたピアニスト紬季の世話を焼いて焼いて、
紬季の本心じゃないタメにならないことは
とことん無視して甘く甘く攻めてくの!溜らん!!
ありとあらゆる言葉で紬季を肯定し、
紬季の悲しみを開放するためにも言葉と態度で尽くす尽くす。
本心から出るストレートさ潔さには男気も感じ、愛が深い!

ピアノの音や食事で紬季が再生してさまが伝わってくるのも素敵。…

4

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

鼎さん最強!! だが、しかし!?

下巻は2018年刊。
大抵の上巻って気になる所で終わるので、久々に気合いを出して一気に読んだ。

しかし、何で始終迷惑しかかけなかった花房に対して、最期まで"ちゃん"付けの呼称(人物描写)だったのだろうね。
帰ってきた宮が父・マリアーノを連れてきての鼎との初対面&腹を割った話し合いの場でも、ジェシーや国生まで同席するデリカシーの無さにはイラッときた。
(ま、そ…

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