夏野寛子さんのレビュー一覧

冬知らずの恋 コミック

夏野寛子 

夏に読みたいお話

五年間、いとこで同性で隣人の千紘に片思いしている愁人。夏になると自室のエアコンが効かないからと愁人のベッドにもぐりこんでくる。
千紘の寝顔にキスして自慰している姿を母親に見られてしまうんですが……気まずい!そして慌てて母の腕をつかんだ時に精液がべったりついてしまうなんとも言えなさ。同性だとか以前にそんな場面遭遇したら母親もそりゃあ動揺しますよね。
母親に心配かけたくなくて普通であろうとするけど…

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

胸掴まれるセリフ

この漫画を開いてたった2P、そこで分かりましたこれから始まるのは極上のBLだと。
あの見開きページとても印象的です。もし映画なら、映る由岐の瞳→都会の喧騒→そして映る羽山→その一瞬音が消え…印象的な主題歌が流れ出す…といった感じでしょうか。物語が始まるワクワクがあの瞬間から感じ取れました。

他の方がもう素晴らしいレビューをたくさん書いているので私は一押しのセリフをご紹介。

『涼二さん…

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

安心して楽しめる

麻水が由岐のことを好きなのが序盤からただ読んでるだけで分るので、美しい絵柄で描かれる二人の両片思いを安心して楽しんでいられます

すれ違った理由は芝居の勉強のためって始めたのとずっと好きな人がいるって情報だけだから、お互いに好きって言ったら全部解決だし麻水は朝の街を駆けずり回ってちゃんと告げました
二人共互いに夢中で疑わしいことの挟まる余地が全くなく、とにかく安心安全
仕事の関係者にいきな…

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25時、赤坂で 2 コミック

夏野寛子 

極上の男が振り回される

ほとんど感情を揺さぶられたことのない、極上の男がたった1人へのクソデカ感情に振り回されてぐちゃぐちゃになってただの1人の男になってしまうのあまりに刺さった。白崎は回を重ねる毎に色っぽくなって目が離せなくなる。恋っていいね!山瀬は演技が上手でツンデレな可愛い子だった。読者的には白崎が素直なので全然心配いらないというか絶対よそ見しないのが伝わってくるので読んでて安心です。「昼のゆめ」ラストシーンは余白…

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25時、赤坂で 2 コミック

夏野寛子 

白崎くんがとても好きです

作品全体が纏っている雰囲気がとても綺麗なので、読んでいて心地よかったです。

ストーリーとしては珍しいものではなく、あっさりと穏やかな気持ちで読めましたが、ドキドキハラハラな展開はないので、正直言うとすごいおもしろいわけではなかったです。

でも、漫画の構成がとてもお上手なので、飽きずに最後まで読めました。

絵は本当に綺麗。表情が美しい。絵だけでも楽しめると思います。

それと白…

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冬知らずの恋 コミック

夏野寛子 

虫の音が聴こえてきそうな

“正しくなくたって報われたい”

「25時、赤坂で」よりも絵柄は見易く(個人比較)、キラキラで照れる顔の可愛さはそのまま。トーンや背景も雰囲気があり、少年たち、夏の夜風や虫のキリキリした音も聴こえてきそうな情感たっぷりの作品でした!
内容としてはあっさり目な印象ですが、この作品にしかない、限られた季節や若さへの切なさがなんとも良いです。
夏野さんの描く行為シーンはそこまで際どくはないと思う…

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25時、赤坂で 2 コミック

夏野寛子 

もっと早く読みたかった

濡れ場のシーンは回数は少なくないのだけれどエロいというよりも綺麗。あまり好きでない人も抵抗なく読めると思う。表情が良いのかな?2人の世界に引き込まれる。映画を見たときのような余韻が残る。

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冬知らずの恋 コミック

夏野寛子 

絵で魅せる作品

FEELyoung系列のON BLUEさんらしい、凄く雰囲気のある作品でした。

毎日窓から入ってきて、狭いベッドに潜り込んでくる幼なじみ。

これだけ聞くとラノベや青年誌の男女ネタで使い古されたベタなネタなのですが、上手い人が描くとしっかりサマになってます。

特に、息子が寝ている幼なじみの男の子にキスしてオナってる所を見てしまった母親の葛藤がリアルでね…。

自分の息子の性的な…

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25時、赤坂で コミック

夏野寛子 

最中の白崎くんが最高に良い

白崎くん、彼いいですね。好きです。
一生懸命でひたむきで、なかなか芽が出なくても腐らずに、でも自信過剰にもならずに。
自然体で努力している姿が好印象だったし、この作品の評価にも繋がっているのかなと思いました。

そんな彼ですが、麻水くんとの最中はとてもエロい笑
そのギャップがまた良いですね笑
指じゃ物足りなくなって、ついド直球になんでしないのって聞いちゃうところすごく可愛かった笑

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25時、赤坂で 2 コミック

夏野寛子 

「芝居」をうまく取り込んだ「BL」

あえてジャンルをつけるなら、「お堅い演劇BL漫画」だな。

何がお堅いって、ギャグがないから?おふざけの要素がないから?
全然違う。そういうことじゃない。これは「演劇」とか「芝居」がないと、話の根幹が崩れる。

芸能人・業界BLがいっぱいあるのは、みんな知ってるな?
「お前芸能人じゃなくてもよくない?」とか、「業界である必要ある?」っていう作品はみんなも少なからず目にしたことがあると思…

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