aaaiiiai
酔った山本くんは、トロンとした顔で小林くんに問う。
「そういえば小林くんは さぁ、俺に直してほしいところとかないの?」
しなだれかかる可愛い山本くんは、そう言いつつも、小林くんの答えをロクに聞いてはいない。
本編中、小林くんは常に山本くんに群がる、或いは群がりそうになる男共に嫉妬して。牽制しては、ハラハラしている。
「…俺以外の人と、酒を飲まないでほしい……。」
それは。山本くんの全てを…
2人で、作った酒「青のグラデーション」を呑んだ、その後。
忙しい2人が34日ぶりに抱き合う夜。
小林くんの大き過ぎるのをいっぱいにして。激しく揺さぶられる山本くん。
小林くんは夢中になった事後、ひとりごちる。
「もうこれ以上はダメだ。」
「もう無理だろう。」
「と思うときに、俺に命令する。」
挿れられて、訳わかんなくなってるのに、「…来いっ!」「キスしろっ!」「うごけぇ!」
太字で…
えーっと。どんな話だったけな、と思い。私はとりあえず手前の「続々」を読み返す。
そうだった、小林くんのXLサイズはもちろん相変わらず。相変わらず、シュールなトーンで。相変わらず、山本くんの罪な愛しさに。ほっこりしてしまう。
ああ。可愛い。
つらつらと読んでいて、ああこれは意外にも「お仕事BL」なのだな、と合点が行く。淡々とふざけている様でいて、彼等の酒造りへの情熱は至極真っ当なものだ。小林く…