マチ520
終始穏やかな気持ちで読めるオメガバース作品でした。再会ものでもあり、2人の心情が丁寧に、でも言葉は最小限に描き出されています。同級生が再会するのは珍しくなくても、同じ学校で異なる立場で、というのはあまりないですよね。一緒に行けなかった修学旅行をもう一度、というストーリーが素敵。αである清成のバース性に対する考え方、白根との距離の詰め方も常に客観視している感じで、こんなに安心感を与えてくれる男性は…
まず表紙の白根くんの凛としていてまっすぐな眼差しに心を射貫かれました!もし紙でご購入された方はカバー裏もチェックしてほしいです。2人の幸せそうな笑顔に心があたたかくなります。
共鳴・共振が波紋や音で表現されていて、どんどん広がっていく波紋が止めることも抗うこともできない様子やただ自然なことのようにも感じられたり2人にとって大切な共振だったりと場面によっていろんな見え方がしてとても好きです。
ア…