神薙齎
全3巻読んでのレビューになります。
いや………泣くッッッ
めちゃくちゃよかったです。
ヤクザ一家の異父兄弟、兄の誠と弟の相(あい)。
誠の愛人ベティと、ひょんなことからベティと出会うヤンキー・勇(ゆう)。
この4人が織りなす、歪と純愛が入り混ざるバイオレンスなラブストーリー…みたいな感じでしょうか。
最初はやっぱり、キャラクターそれぞれの心情や行動原理が掴めきれずそこかしら…
やっぱり貴宏の纏う空気が好きだなぁと思いました。とっても淡白そうな表情、低温な話し方なのに、レオ相手だとちゃんと甘さや温かさを根底に感じる、そんな彼の存在が愛おしい。レオのような良くも悪くも直情型の人間に好かれて、本当に満たされているんだなぁと分かります。今回は親のことですれ違ってしまう2人でしたが。相手のことを真剣に考えているからこそ親に会わせたいとも思うし、会いたくない、会わせたくないとも思…
この本編の終わり方はきっと続編ありますよね??
読み終えて速攻で続編が見たくなりました。しかも先生の作品において本編でえろがないって、いや、これ、絶対続編あるやつじゃーん(願望)
ムショ上がりの受けが姉の息子、甥と絆を深めていき最終的に甥を受け入れちゃうっていう。
再犯しないとムショ上がりに思うもやっぱりどうにもそういう繋がりは途絶えておらず。危ない展開になったところで、外に出ることが怖…