松基羊さんのレビュー一覧

呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

人権無視のいとし子という存在



全く尊重されてないのに「いとし子」と呼ばれ祓い師をさせられている愁(受け)が、その異常に気が付かない異様さを民俗学の調査にきた乾(攻め)に指摘され助けられるまでとその顛末。

あらすじとかはほかの方が詳しく書いてくださっているので感想だけを


とにかく気分の悪い話でした。
不運な攻めを不遇な受けが助け、逃れられない状況の受けを攻めが助ける話なのですが、2人の状況(特に愁)の境…

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うらおもての恋煩い コミック

松基羊 

失恋から始まる

やっぱり作者さん、絵がお上手ですね。イケメンがちゃんとイケメン。

体の関係だけの二人。でも、エリート銀行員の良は、包容力が高くて優しい旭さんに恋をしている。
思い切って告白したら、恋人は作らないと振られてしまって。。

最後まで読んでみると、旭が恋人を作らなかった理由が何となく解せない感じはありますが、別れた2人がお仕事で再会、気まずいながらも一から関係を築いていく過程が良かったです。…

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ひとりで夜は越えられない コミック

松基羊 

ふたりなら超えられる

ジムと出会い流れに身を任せるようにただ生きていた征四郎の顔つきが明るくなり、魅力が増していき美しいです。
2人の筋肉の描き方が違い体格差が艶っぽかったです。
単話の表記がNight.1 となっていて作品のキーワードは「夜」なのかな?
ひとりでは超えられない夜もふたりならきっと大丈夫。

最後、征四郎がこれからの2人のことを決断する経緯がうーん、説明不足?大事なシーンなのにサラッと終わっ…

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ひとりで夜は越えられない コミック

松基羊 

もっと覚悟を見せて

 戦後間もない日本が舞台の物語。この時代の雰囲気はとても好きなので、貧しさや米兵との関係性、日本人の米兵に対する様々な感情などがリアルに描かれていた所はとても良かったです。一方、2人の恋愛関係の進展は結構トントン拍子。一度は征四郎の家族によって引き離されますが、お互いの気持ちがすれ違うことはなく、最後は2人で渡米する。若いしさほど長い期間の話でもないでしょうから勢いに乗っているということは理解でき…

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うらおもての恋煩い コミック

松基羊 

ハートフル

セ〇レ関係から意を決して特大告白をしたのに玉砕!!
その自信はどこから!なわけだけど、そんなキャラも可愛い。

大玉砕なのに仕事で再会。
染物業を活性化させるために奮闘して、情けないとこも、
もっとカッコイイとこも間近で見て惚れ直していくのが読み応えありました!
スパダリと思ってた旭さんのヘタレな部分、がつがつした部分のギャップが端らない!!!

お仕事への取り組み方の真面目さや熱…

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Pretty Wimps コミック

松基羊 

2つの話が入っています

「Pretty Wimps」前編、後編。
「Little by Little」

の2つのお話が入ってます。

表紙のお話が「Pretty〜」です。

「かわいい物が大好き!!」な高校教師のアベちゃん。

それをオープンにすること、恋愛的な幸せは諦めていたところに教え子の雪平が猪のように真っ直ぐ向かって行くのがとっても良かったーーーー!!

もうひとつの作品「Lit…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

可もなく不可もなく不可もなく

作家買い。
「萌」評価です。

可もなく不可もなく。
悪くはないけど、期待値が高かっただけに、
少し、中途半端。
いうならば、序章といった印象。

もっと、怖くても良かった。
もっと、攻めと受けのLoveがあっても良かった。
もっと、当て馬とのあれこれがあっても良かった。
もっと、先祖との確執があっても良かった。
もっと、エロがあっても良かった。
もっと、受けの生い立ちに…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

”呪い”ってそういうものなのか〜の不思議系

先生買いです。
BLというか、ちょいオカルト系読みものとしてとてもおもしろかったです。
攻め受けに対しての萌というより小説の面白さのほうが上回ったので萌度は低いのですが、BL好きで不思議なお話が好きな方にオススメしたいです!(オカルト、だとは思うんですがそんなに怖くはなくて、”ホラー”っていうより”不思議”という感じ。)
松基先生のイラストがとーてもいいです。

”呪い”っていうものを情…

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うらおもての恋煩い コミック

松基羊 

お仕事BL

染物屋の旭と銀行員の良のお仕事BLです。

セフレとして付き合っていたのに良のプロポーズを旭が断って破局。でも、良がいる銀行に旭が融資の相談に来て再会することになります。

お仕事も恋愛もどちらも楽しめました!
最後も綺麗にまとまっていて読後感が良かったです。

当て馬として良の上司である岩崎が出てきます。
良に裸になれと言ったり襲おうとしたり顧客を嗾けたりとやり過ぎな言動が目に余…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

夏の終わりにぴったりな1冊

オカルト・ホラー・謎解きエッセンスがそれぞれ少しずつ入った、夏の終わりに良さそうな1冊でした。
呪いや、人ではないなにかが登場したりもするけれど、栗城先生の文章が読みやすいので混乱せずにするっと入って来やすいかな?と思います。

人々にかけられた強い呪いを、人ではないなにかを介して解呪することが出来る「いとし子」と呼ばれる存在である愁。
神社の宮司を務める叔父から声をかけられた時にのみ解呪…

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