笠井あゆみさんのレビュー一覧

コンプリートセオリー 小説

谷崎泉  笠井あゆみ 

1歩前進!

前半は久嶋の言動に音喜多が気の毒で。久嶋だから仕方ないけど、人間は欲張りだから。
そんな中音喜多の初恋の人の事件の犯人が動き始めた事で、音喜多と久嶋の過去が浮かんできます。同時にギクシャクし始めた2人が心配でした。
過去が明らかになるにつれ、2人の苦しみが伝わってしんどかった。特に音喜多は改めて久嶋と向かい合う事で迷いが大きかったと思う。覚悟を決めて一緒にいる事を選択してくれて良かった。久嶋は…

1

転生オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

幕末の「南虎藩お家騒動」の決着

冒頭を読んだら、覚えがある内容。「叢雲に惹かれていく菊夜叉」
・・・登場人物の名前ですぐ気づけば良かったのに、わからなかった。
重複購入したかも?と落胆したけど、そうじゃなくて、そういう構成の続編だった。

今作は、電子版のみの短編「幕末オメガバース」が前半にマルっと掲載、その後に、現代に転生した物語が続いています。
★前作の「幕末オメガバース」は、今作を買うなら、重複するので買う必要が…

1

暴君竜の純情 暴君竜を飼いならせ 番外編 1 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

2人の愛の軌跡

大好きな暴君竜シリーズの番外編!読めていないSSもあったので嬉しかった!
出会った頃の2人のお話もあって、潤と可畏の愛の軌跡を辿っている気分でした。こうして読むと可畏の心情の変化が大きくて、潤の存在がどんどん大きくなってるのが伝わり感動します。印象的だったのは辻さん目線のSS、そして可畏も辻さんも態度には出さなくても潤に魅了されていたのが解って納得。今を考えても中々酷いし、潤の懐の深さやポジティ…

6

深窓のオメガ王子と奴隷の王 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

何回も読んでしまう(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎

まさかレビューしてなかったなんて!
凄く素敵なオメガバースの物語です。

『宮廷』『王国』『王』『王子』はぁ、それだけでも萌ゆるのに、オメガバースが入った日にゃぁ、心底蕩けますなぁ~~~(ღ♡‿♡ღ)

『受け』
『深窓』とある通り、宮廷内でも美しすぎるオメガの王子なので、城の奥深くに匿われ、誰の目にも触れないように育てられてきたのだが、自国が攻め込まれ父王や民を救う為に下界へ出て来た…

3

深窓のオメガ王子と奴隷の王 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

ツンからの溺愛♡

スピンオフを先に読んだので、順番通りに読むのとは感覚違うと思う。
とりあえず隔離はされても大事に大事に育てられたキリル、ある日兄を殺されその仇の伴侶になるって青天の霹靂だと思う。更にロラン!言葉が足りない上に口下手、更に好きだから意地悪するっ小学生やんって思わずツッコんでしまった。
運命な番で感じるものはあっても、キリルにはしんどかったと思う。
長い道程だったけど、危ない目にあったけど距離が…

2

存在証明 夜間飛行2 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

今後に期待

前作で、脇坂が警察を辞めたわけではなく、野上警視の策で公安に所属していると分かり、深瀬もSPから公安へと引き抜かれます。

この作品はその後、脇坂サポートサービスを隠れ蓑に二人が事件を追うところから始まります。エロ的には特筆するところは無いですが、相変わらず笠井あゆみさんの絵はエロい(笑)

今回は、深瀬おぼっちゃまの幼少の頃に出会った少年(芦名)との再会が軸になっています。事件解決は進ん…

1

夜間飛行 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

関連作は読んでなくても大丈夫

警察モノは大好物なので、疵と蜜を読みたかったんですが、その前にこちらが入手できたのでこちらから読みました。
関連と言ってもふんわりで、説明もあるので問題なく読み進められました。

いきなり恋人が目の前から消える、、、、
納得できなくて探して見つけても、もう終わったことだとあっさり返される。
でも嫌われているわけでもないことが窺える。そこから始まる事件と復縁ラブストーリーです。

笠井…

1

暴君竜の純情 暴君竜を飼いならせ 番外編 1 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

二つ出る番外編

番外編が続けて二つ公開されるらしくて、ちょっと驚いた。
「暴君竜の純情 」は、小説
「暴君竜の純愛 」は、コミカライズ。5月27日公開予定。

番外編1は、表紙絵と挿絵、13の短編は以前出したSS集。
私にとっては、実が詰まったお買い得だったけど、特典SSを都度得ていた人は、重複があるかも。

犬飼先生はネタバレを嫌うので、目次だけメモします。
舞台背景の時期は、潤が編入して1か月…

8

囚われのオメガ王子と恋の奴隷 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

健気な不憫受け

片青眼は不吉という言い伝えだけで虐げられてきたリンツェットが不憫。全面的に守ってくれた母が亡くなり、2人の側仕えも不当に外され、扱いの酷さに腹が立つ。やっと父王が会いに来たと思ったら、人質になれってふざけてる。けど、ここが転換期でした。優遇されてきた弟に襲われそうな所を助けてくれたのが運命の番。小さないざこざはあっても、溺愛してくれるアラリックと上手くいって良かった。これもリンツェットを賢く育てた…

5

淫雨に溺れて 小説

つばき深玲  笠井あゆみ 

旧題「雨恋い」

デビュー前に新人賞を受賞した「雨恋い」に、加筆修正、タイトルを変えた再編もの。
編集さんが付けたタイトルが、淫雨。意味は「 降り続く雨。長雨。霖雨。」
笠井あゆみ画伯の表紙が淫靡で凄いけど、中身はそうでもない。
湊が雨を降らせる雲を見つめて呟く「あとから痛み出す心の傷。」の場面は、印象深かった。

若手書道家で人気の伊織と善。
善は、自分の技量だけでのし上がってきた派手な美形の一匹狼。…

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