笠井あゆみさんのレビュー一覧

囚われのオメガ王子と恋の奴隷 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

いわゆる「トチ狂った攻め」が最高!

前作の「深窓のオメガ王子と奴隷の王」で、脇役ながら濃ゆいバカップルぶりを見せつけてくれていたお二人の馴れ初め話ということで楽しみにしていました。

私はいわゆる「トチ狂ってる攻め(受けを好きすぎておかしなことになってる・なってしまった攻め)」っていうのが大好物で、小林典雅さんの作品はその出現率が高いと思っているのですが、今回も期待を裏切りませんでした!

アラリック、あんたは相当おかしい!…

9

愛に耽る鷹 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

ハラハラドキドキ

所々にうまいこと言うな!とクスッとしました。それに真斗の心の叫び声も面白かったです。

騙し合いの駆け引きの腹の探り合いな愛人契約。といいつつも実はほとんど最初から…。

サフィールの莫迦王子から国の発展を願う姿までギャップが大きすぎて、恋に落ちちゃった真斗。でも何十億で盗品買って金庫に仕舞ってるんだよ!わかってる?

揺れる真斗と何を考えてるのかわからないサフィール。本当に愛してくれ…

2

甘淫 ~蜜雨に打たれて~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

官能小説読んだな〜〜〜って読後感

西野さんの小説ってすぐベッドシーンがあってエロエロなのに、食傷させずどんどん読み進められる読みやすさが癒されます。
義理親子ものの今作もめちゃ良かった…
母と再婚した晴文とのベッドシーンを見てしまった子供の志貴が、興奮してそれから父の事ばかり考えてしまうのも、志貴の自慰を見てしまった晴文が手を加えてしまうのも最高でした。大人の男性の筋肉の描写、魅力がめちゃ伝わります。
それから関係が続いてし…

0

アルファの執愛~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

恋はただの臆病な男にしてしまうもの

こじらせすぎ!

ロランが伊織を大好きだからとあれこれやらかすのですが、そのたびに「将来の側近だからな」みたいな苦し紛れな言い訳?をつけて、伊織を傷つけたり…。

ロランが伊織を愛するあまり臆病になって、伊織は自分のことをただの主としか思ってなかったら…と、こじらせ。伊織も伊織でロランの言動に彼の一番近くにいられる喜びもありつつ、将来の側近だからこの扱い?みたいに思っちゃって。

もう…

0

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

甘ったれ我儘王子の成長&奮闘劇

細かい内容は書きません。
ストーリーとキャラの設定をざっくりと、、

ファンタジーですが、魔法とか妖精とか出てくるようなポップなものでなく、腐敗した君主政を改革すべく知略策略をめぐらせ合う、割りとドロドロした王宮ものです。
ストーリーはこの政治的なあれこれが肉厚で、終盤まではBL的な要素は根底にはありつつも、前面に出てくることが少ないです。でも話がめちゃくちゃ面白くてそんなこと気にもならな…

3

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

こんな結末が待ってるなんて(≧∇≦*)

童話をモチーフにした短編連集。
短編ながら、物語に浸って読んだわ~感が高い。


「銅の足輪」から始まる『ヘンゼルとグレーテル』をモチーフにしたお話3話。

受け様は両親に男娼を強いられていたユリアス。
幼い弟のテオを連れて森の中を逃げている途中、青髭の悪魔が住むと言われる小屋へ辿り着く。
そこで出会ったのは悪魔ではなく、気のいい研究家の攻め様であるフェルナン。

男娼の証であ…

1

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

大好きな内政もの

とても面白かった。
傲慢で愚かな王太子受けの内政BL。
いつもイライラしていて使用人にも当たり散らすし、手の付けられない引きこもりニート王子が受け。そして攻めはそんな受けを可愛がって甘やかしてヨイショして出世街道を走る野心家。

序盤はろくでもない結末しか見えない酷い有り様なんですけど、そこからの立て直し劇がとても面白い。意図的に沢山の目隠しや妨害を受けて育ってきた受けが本来の聡明さを開花…

7

アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

どちらも応援したくなる二人

パブリックスクールでオメガバースで。
13歳で出会い18歳までを過ごして。
盛りだくさんです。

パブリックスクール独特な制度や習慣などがあり、さらに皆の姫こと美貌の由葵が学園の頂点キングを目指すと。

アシュレイがもうスパダリすぎて困る!
初対面で由葵を運命の番と気付き、まだバース性を覚醒してない由葵に知らせることなく、いつか覚醒するときに支えようと見守って。

仲良くなるため…

0

暴君竜の純情 暴君竜を飼いならせ 番外編 1 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

蛟ファン必見

番外編集なので既読ももちろんあったんですが、掲載雑誌を買ってなかったので人魚王を飼いならせと辻さんの話が読めて大興奮。

特に人魚王を飼いならせは、個人的に幸せになって欲しいキャラ筆頭の蛟がメインで、彼が幸せのスタートラインに立てて涙しました。本当に良かった……
同じように蛟ファンで未読の方は是非読んで欲しいです。

辻さんは飄々としている感じだけど色々と考えてたのが読み取れて、一層キャ…

2

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

ぶっ飛んでる攻めと受け


「誘春」         7割
「いつの日か、花の下で」 3割

【誘春】
同著者の「鬼畜」を読んでいる人は好きだと思います。
いわゆる”ぶっ飛んでる攻め”そして”ぶっ飛んでる受け”です。
共依存で、ガチ親子。
特に父親が溺愛する子供欲しさに結婚したり、小さい頃の息子に○○をしたりと行動はヤバいです。

でも私は好きです!!
やはりここまで振り切ってくれる作品もなかなかない…

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