笠井あゆみさんのレビュー一覧

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

罪の共有とトロイメライ

変革の時を迎えた明治大正という時代と家に翻弄され、罪を共有して生きるしかすべがなかった少年たちの激動の物語。
激しくも狂おしい2人に寄り添うのは、飴色をした小さな木箱が奏でる素朴なトロイメライ。

愛して、焦がれてやまないけれど絶対に許されない。
朗らかに笑い、同じ夢を見たあの頃には戻れない。
港に押し寄せる荒波のように苛烈な彼らの人生と、儚さと懐かしさを感じさせるトロイメライの曲調の対…

4

『王様と王様の初恋 隣国王家の年の差求愛譚』コミコミスタジオ限定SS小冊子 グッズ

リスク管理

本編後日談。リスク管理とは、というものを誰か説いた方がよいのではと思う、可愛い国王のお話でした。憎めないんですよね、天然国王ったら。

++

ヴェステルルンド王国にとどまることにはなったものの、決まった役どころはなく、国軍兵士と訓練なんかをして過ごしているアルマンド。ある日視線を感じて探してみたら、なんとキラキラ国王が物陰からアルマンドを見ていて・・・というお話。

護衛には内緒で来…

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王様と王様の初恋 隣国王家の年の差求愛譚 小説

名倉和希  笠井あゆみ 

わぁ大きい♡

名倉先生買い。25周年とのこと、おめでとうございます!安心安定のキャラ、お話で、とても楽しかったですが、覚えている自信がちょっと無いかもと思ったので、萌にしました。本編250Pほど+あとがき。表紙右の王様が愛らしくて大好き。そして笠井先生の挿絵がより一層楽しませてくださっています。一番好きなのは73Pの菩薩状態の受けと、鼻の下のびのびの攻めの挿絵です!楽しい!

半月前に祖父を亡くし、国王の座…

5

狐の巣ごもり -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

読者のみなたま、新婚もどきの2人を堪能するでありマッスル

シリーズ8作目。
もう8作目なのか、まだ8作目なのか…いずれにしても、この作品の奥深さとストーリーの広がりには毎度舌を巻かれます。
どんどんどんどんどんどんどん面白くなっていくの何でって感じ。いや、それってすごく良いことなんですけど、1巻からずっと右肩上がりに面白いってバケモノ級だと思うんですよ。
イマイチな巻がないし、マンネリ感もない。発刊の度、心躍る展開に突き進むワクワク感。すっかりこの…

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狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

やっぱり私はアッチ派かなぁ

夜光花先生では珍しい、攻め→←←←←受けの作品でした。

また、こちらは「眷愛隷属」のスピンオフです。
後半に収録されている主要カプの話が全体の2割ほどあるので、私は本編を読んでからの方がオススメです。

とにかく受けが攻め大好き、崇拝!という感じ受け。
執着攻めが大好きな私は逆でも楽しめたなぁ~というのが正直な感想です。

紆余曲折ありどうにか両想いになりましたが、最後は好きだけ…

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狐の巣ごもり -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

徹夜してまで読んでしまう

シリーズ8冊目。
夜光先生の作品の中で、今のところ一番好きなシリーズ。

なんといっても有生がいい!
家族にさえも興味がない有生が、慶次にだけめちゃくちゃ甘いのですよ。
で、何だかんだいつも慶次を守って甘やかす有生が、今回はめちゃくちゃ甘えるわけ。
もうねー、萌えツボ連打でノックアウトされました。

珍しく調子を崩す有生。
弱って慶次に甘える姿が可愛すぎ。
看病イベント最高!

21

狐の巣ごもり -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

今巻も最高。

「眷愛隷属」の8冊目。
タイトルの『狐の巣ごもり』、とは、はて。
狐が巣ごもりするの?有生が巣ごもり???と、頭の中に?マークが飛び交いつつ手に取りました。


前巻で慶次を守るために一緒に住むことになった有生と慶次ですが、同居なのか同棲なのか微妙なところ。甘い理由で一緒に住むことになったわけではないからでして。でも、いつでも慶ちゃんに触れることができて(というかセックスできて)、しかも…

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狐の弱みは俺でした -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

面白すぎてどうにかなっちゃう

超絶面白すぎて素晴らしいー

毎回毎回、どうしたらこんなに読者を虜にするストーリーを考えられるのか、作者さんの引き出しの多さとセンスに脱帽です。第7作ですよね?こんなにもワクワクときめかせてくれる話を次々と作れるなんて信じられません。
中だるみがあったり、ちょっと今巻はイマイチ……みたいな回があってもおかしくないのに、どんどん面白く盛り上がっていく疾走感。作者たま、もう最高ですぅぅ〜…と待針…

2

狐の愛が重すぎます -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

狐の愛が最高すぎます

おんもしれぇぇ〜……!!
何から何まで最高の内容。
ハラハラしたり、心がズキンとなったり…かと思えば、ニヤニヤしたりウフフのグフフってなったり。待針がいなくなったときには涙も出ちゃったりもしたなぁ…とにかく色んな感情がグワァ〜ッと押し寄せながら、興奮の渦の中読み終えました。

中でもテンションMAXになったのは、2人のセックスシーン。
文字の世界でエロさもキュンも、これでもかーって最高潮…

1

快楽島 ~淫神の贄~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

陸の孤島エロ

(仕事で)疲れちゃって設定が細かい伏線だらけのガッツリシリアスノベルは無理ーーー!総受けがただただ気持ちよくなってる話を読みたい〜〜〜!!
という深夜目前の狂った私にベストヒットだったこの小説。
総受けの半陵辱かと思いきや、お気持ちが育つ相手やら主人公の背景なんかもあって楽しめました。

なんだかんだ受け様がね、イヤイヤ言いながらほだされてグズグズになってんの好きなんすよね……
あと攻め…

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