chikakumaco
作者が「二面採光のような関係性」を描きたくて挑戦してみました、と書いてある通り。
この下巻は、ヒロセの人となり、彼の正体が描かれて行きます。
ちょっと残念だったのは。上巻で「匂わせ」程度に終わっていたヒロセの「告発」は、やはり「斑鳩自動車」に関わるものだった、ということ。
期せずして、その斑鳩の息子・はじめと出逢い、逃避行した事はヒロセの予定外の事だったとは言え、ヒロセは告発の為にはじめを誘…
ワケあり風の男との逃避行。
はじめは、大手自動車会社の子息で、なに不自由無く育った。
仕事に忙しい父に顧みられる事も無く、家政婦の加藤さんと2人暮らし同然。
学業も優秀なのに、ムッツリと大人しく、他者を寄せ付けない雰囲気を自ら出しているので、友人は居ない。
だから。猫を追って訪れた廃屋で出逢った、ミステリアスな大人の男に惹かれて、アッサリと恋に堕ちてしまう。
ヒロセと名乗る男の正体は、上…
下巻は謎だったヒロセについてが一気に語られ、怒涛のような展開でした!
ご都合主義っぽい展開でもありますが、ハッピーエンドになってほっとしました。
逃避行中にしっかり愛を育んだ2人。再会後は甘々で破壊力抜群でした。
はじめが手を出して貰いたくて煽る煽る!
逃避行中のちょっと暗い雰囲気が吹っ飛ぶ、とっても甘々な展開で驚きました。
煽る時のはじめがエロ可愛くて、理性など粉微塵です。
…
作者買いしました。
大企業の息子で世間知らずっぽいはじめが、猫捜索の際に出会った怪しい男ヒロセと交流して、少しずつ惹かれていく話でした。
上下巻なので読み応えがあり、描写が丁寧で話に引き込まれました。そこそこ分厚い2冊ですが、あっという間に読み終わってしまいました。
上巻だけ買うと気になる所で終わってしまうので、上下巻セットで購入をお薦めします。
上巻ははじめの話が中心でした。…