市ヶ谷茅さんのレビュー一覧

スイもアマイも コミック

市ヶ谷茅 

生涯一緒に生きるということ

とても面白かった。
元消防士の清嗣と元三ツ星レストランのシェフの修志。幼馴染の二人が大人になって再会し、養子縁組をして30年の日常と過去の思い出話。

愛情に溢れる二人の日常の会話が良かった。30年記念にケーキとお酒で乾杯して記念写真も撮る、記念日や季節のイベントを二人で楽しんでいる様子も良かった。思い出が詰まった写真アルバムを耐火金庫で保管している清嗣の、元消防士だからこその視点も印象的だ…

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スイもアマイも コミック

市ヶ谷茅 

人生を感じる作品

「好きな人と恋人同士になってめでたし」のその後のその後が好きです。
ここまで来るのにいったいどんなことがあったのか。
どんな出会いで、どんなことを乗り越えて来たのか。
連れ添って30年になる2人の人生を感じる作品です。
こんな作品が読みたかったを叶えてくれる1冊でした。

まず、カバーイラストがすごく好みだったのです。
もう既に現役からは引退したいわゆるおじいちゃんな2人ですから、手…

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スイもアマイも コミック

市ヶ谷茅 

おぉ 無職かとおもってたが

とうせまたなんか勘違いして買ったんだろ? そう思われても致し方ない がッ!
2016年発売のセンセイ・コレクション あの中にあったんです【スイもアマイも】ってのが

でこっからが相変わらず失礼ブッこいちゃうんですが
作家さまのお名前覚えてなくって 同名タイトルってだけで飛びついてしまんです


センセイコレクションでは 三ツ星レストランの元シェフときーちゃん
結婚30周年を迎えて…

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スイもアマイも コミック

市ヶ谷茅 

きーちゃんと修志

2016年の「センセイ・コレクション」内の一編を膨らませた作品です。
しみじみとキましたねぇ…
絵柄からして本当に壮年〜老年男性だし、エロ描写など無いし、知人の病気(認知症)や自分の家族の死とか、非常に身につまされるというか…
主人公2人の間そのものにはまだ病も死も無くて、穏やかで優しい愛情と思いやりだけがあるのでそこは安心して読めます。
元々幼馴染、ゲイバーでの再会、友人付き合いからの恋…

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スイもアマイも コミック

市ヶ谷茅 

ほのぼので最高。

市ヶ谷先生の新刊は、先生らしい、といっていいでしょう。オジサマが主人公のお話。アンソロ「センセイ・コレクション」に収録されていた市ヶ谷先生作品と同じタイトルだなあ…、と思って手に取りましたが、そちらの作品が0話で、その後を描き下ろした1冊まるまる同じCPのお話です。

元消防士の清嗣と、元三ツ星レストランのシェフの修志のお話。



幼馴染の二人。
ぞれぞれ別の道を歩いていた二人がと…

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けむにまかれて コミック

市ヶ谷茅 

最+高

読みやすいながらも、色気があって、何回もどきどきしちゃいました。単に、「これぞ理想な恋愛」と思わせた一冊です。おじいちゃんが好きなら必見デス。

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花葬りて、夜 コミック

市ヶ谷茅 

人間臭い、華

◆花葬りて、夜(表題作)
 話の展開はすごく好みだったのですが、だからこそもっと深くこの作品に浸りたかったなというのが正直な感想。内容の重さに反して少し駆け足気味だった印象があります。確かにこのページ数の中では無駄もなく綺麗にまとまっていたけれど、せっかくなら読み終えた後にもっともやもやした気持ちを重く残して欲しかった。朔のこれまでの人生や、弓越との一筋縄ではいかない関係性などが本編でしっかり描…

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センセイ・コレクション コミック

市ヶ谷茅 

いくつだろうと、恋は潤い

◆つける薬がなくても
 こじんまりとした個人医院の先生と、サーフィンが趣味の患者という組み合わせがとっても素敵でした。ゲイをカミングアウトすることの是非は人それぞれ考えがあって当然だと思います。仁科のようにひた隠しにすることも、柚瀬のように敢えて最初に宣言することも、自分が傷付かないための知恵。どちらの生き方にも共感できました。それでも、今まで窮屈な人生を送ってきた仁科が、新しい考えに触れて、少…

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けむにまかれて コミック

市ヶ谷茅 

いいようにされたい、願望

 刃渡がかなり年季の入った作家なので、序盤ではストーリーが良かったとしても萌えられるかな?と少し不安に感じましたが、何ということもなく読み進められました。紫煙を部屋中に燻らせた中で行われる、刃渡と若尾のやりとりが何とも言えずもどかしく、ドキドキしましたね。刃渡がこんなに色っぽくても、ゲイの気質はまったくなく、中盤で若尾に迫られた時は「男は好きになれない」と無慈悲に一蹴するところも現実的で良かったで…

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センセイ・コレクション コミック

市ヶ谷茅 

いろんな先生を堪能

おじさん無理なのですが、読み進めるうちに新しい扉のノブを回しつつありました。
「先生」と呼ばれる職業に就くおじさんが5人登場します。

鶏料理専門店店長×医者
オープンゲイでサーファー、飲食店を営む30代っぽいちょっとワイルド系と、海辺で開業しているクローゼットゲイの40代医師。
オープンorクローゼットの選択、生き辛さという重めなテーマを扱いつつも、すんなり入り込める作品でした。お医者…

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