umeair
完結おめでとうございます! 毎巻読み応えがあり、歌舞伎の舞台の魅力も役作りの大変さも、そしてもちろん恋愛要素もすべてがバランス良く詰まっていて、大好きなシリーズとなりました。当初は祖父たちの代の話は広げるつもりがなかったということですが、結果的に当時の葛藤があったからこそ、菊右衛門の今の見守り方に繋がっているわけで、読者としても今の源惣コンビに芸も愛も極めてほしいとより思い入れが強くなり良かった…
あ〜、惣五郎演じる弁天小僧最高でした!! まるで本当に客席で舞台を観ているかのように引き込まれました。こざっぱりとした粋な江戸っ子を、女装から本来の男の姿へ戻る様も見事に自分のものにしていましたね。やっぱり綺麗な顔立ちをしているなぁと見惚れることもしばしば。歌舞伎の魅力がたっぷり詰まった9巻でした。
源介との関係は週刊誌に仲良し俳優仲間として撮られ、また、2人で共演する機会を与えられたこ…
蔦丸、武市、菊右衛門とそれなりの人が2人の関係を知ることになりましたが、この3人はひとまず源介と惣五郎が真面目に稽古や舞台に取り組んで、人前では一切仄めかさない限り、反対はしないというスタンスでほっと一安心。本人たちもその線引きは曖昧にではなくきっちり守っているし、もちろん歌舞伎への情熱は変わらないし、咎められる謂れもないでしょう。ただ、将来も視野に入れると後継ぎ問題は避けて通れず、大谷屋も玉乃…