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1/3(合計:23件)
キム・フィールディング Dite 冬斗亜紀
renachi
ネタバレ
犬が!可愛い!衰弱しているところを拾われて、自分のように相手を幸せにしようと使命感を持つアンナ。ショーンとオースティンの出会いからその先までが、全てアンナの導きによるもの。奇跡のような不思議な物語だった。 犬のアンナ視点から始まる作品。アンナの中で名付けは人間を従えた証拠で、ショーンは自分のもの。幸せをもらい、自分と同じくらい幸せにしてあげようと頑張っている。 ショーンは元彼と別れて独…
ふばば
モノクロームロマンスの電子短編小説。 「犬」を中心とした視点での冒頭が翻訳小説らしい。 一度は可愛がられ、その後厳しい環境に置かれた一頭の雌犬。 「彼女」が逃げ出して、ひとりの男性の車に轢かれそうになって…という冒頭。 結局彼(ショーン・大学教授・ゲイ)が彼女を引き取って、アンナと名付けて飼うことになります。 アンナとの生活。つまりお散歩とか色々? インドア的生活が変化していくショ…
umeair
はー……くさくさしていた心に染み渡った。。 わんこ(リアルな方です!)大好きな自分には嬉しい、犬が結んでくれたご縁の物語。 アメリカが舞台のM/M、クリスマスのお話です。 捨て犬となり街をさまよっていた犬・アンナ視点から物語が始まり、彼女を拾って くれた40男・ショーンの恋が描かれます。 このアンナちゃんの活躍がもーー、本当に素晴らしい!!! 散歩中にショーンを文字どおり引きず…
Dite
御影
『十七夏』 夢があって進路を決めた行生とまだ何もやりたいことが見つからず、だらだらしている智晴のお話です。数ページですが、進学のために地元を離れようとしている行生に感じる智晴の寂しさ、進路が決まっていないことの焦燥感、変わりたくない、変わりたいで揺れ動く智晴が切なかったです。 『コトノハヒラヒラ』 家族旅行で海外のような場所に来た広海は、同年代の少年と仲良くなり、毎日楽しく遊んでいる…
ベッカ・シーモア Dite 冬斗亜紀
短編の良さが最大限に発揮された作品だと思った。とある一瞬を迎えるために、モヤを一つ一つ晴らして進んでいくような、丁寧な描写に引き込まれる。 現在軸で見ればほんの短い間のことで、失恋相手に再会してくっつく話、と一言で終わってしまう内容。だがその瞬間を感動的にしてくれる構成で、そこに辿り着いたときには、到達感に似た感覚があった。 八年ぶりの再会を果たしたショーンとミッチ。現在と過去のさまざまな…
まぎぃ
設定は面白いけど、攻めがすきになれなかった。 同級生だった二人。小説家を志していた左右介は、その夢を叶えて、町売れっ子というわけではないが仕事を続けている。 そんな左右介に再開した礼人。バンドマンの夢をあきらめ、今はサラリーマンをしている。仕事もできてモテる礼人。けれどなんかいろんな人に対して偉そうで上から目線。そんなキャラに今ひとつ好感が持てなかった。 オマエ、オレのこと好きだろと左右…
ってまた言ってしまった。 モノクロームロマンスの電子短編小説。 8年ぶりに2週間の休暇で故郷のオーストラリアに帰郷したNASA勤務の地質学研究者・ショーン。 故郷で再会するのはずっとずっと恋している相手・幼馴染のミッチだ… さて、この作品の空気感はやはり日本の小説群とは大きく違いますね。 ショーンの家族は全員、両親姉弟甥っこに至るまで全員が、ショーンがゲイでミッチが好きなことも知…
両親の墓参りで故郷に帰った左右介は、幼なじみの礼人に再会します。 左右介は、東京で小説家として伸び悩んでいるところで、礼人は、サラリーマンとバンドマンの両立をしていますが、バンドマンとして伸び悩んでいるところでの再会でした。 左右介は礼人の家で同居しながら、新作の小説を書くことになります。ほかのバンドメンバー曰く、礼人は潔癖でメンヘラホイホイなのだとか。確かに、幼なじみでも簡単に同居しよ…
おぶもいもい
両親のお墓参りのため地元に立ち寄った左右介。 10年ぶりに幼なじみの礼人と再会し、小説家としてなかなか芽が出ず生活に困っていることを打ち明けると、礼人が「面倒を見てやる」と提案してくるところから始まる幼なじみ同士のお話でした。 その後左右介は礼人のもとへ引っ越しをして、10年ぶりに会うのに?ろくにお互いの近況もわからないのに?という疑問を感じつつ、同居生活が始まるという急展開。 冒頭で左…
華藤えれな Dite
フランク
前半部分、雑誌で既読だったけど、ほとんど覚えておらず。 華藤えれなさんにしては、そんなに辛い展開ではなかったと思ってポチったけど、いやいやいや途中で受けが味わった気分は、お約束とはいえ辛いものだったわ。 でも辛いのはそこだけ。 人狼は負の感情を一切持たないとされているというところが、新鮮だった。 最後たった一人の生き残りである人狼の沙智。 純粋な愛すべきバカとまで言われてしまうほど、…