あさだ2枚
今回もはちゃめちゃなお話でした
キャラクターがたくさんいるのに、個性が強くて描かれ方も本当にキレイで読みやすい
ストーリーや設定は2巻も圧巻
展開が早いのに、ちゃんと気持ちが読めるのがすごいなぁと感動です
個人的には、2巻でもうお腹いっぱいかな
まとまってないし、これからも気にはなるのですが、読むのにエネルギーが要る
それぞれの気持ちが交錯してるのか、してないのかそのあたり…
うーん。同時収録の「薊」が苦しくて無理。
「錆びた夜でも恋は囁く」で、暴力彼氏かんちゃんが「怪物」になるまでがつぶさに描かれていて。苦しいやら恐ろしいやらで、胸が締め付けられてしまう。かんちゃんはただ仕事のストレスを弓にぶつけていたわけでは無い。父が出て行った家で母を助け、妹を希望の大学へ行かせる為にブラック企業で我慢をする。自分だけが我慢さえすれば。そんな一生懸命さがかんちゃんを追い詰めてしま…
恋は本当の自分を知らされる。受け入れたく無かった自分を詳らかにされる。
だから怖い。
一念発起にしては激しすぎる。陰キャを卒業してリア充然としたヒロの前に突如現れる忌まわしい黒歴史を知る男、夏生。しかし夏生はヒロに気付かない。どころか一目惚れしたと言い、2人は付き合う事になる。ヒロの望みはただひとつ。付き合うフリして夏生を捨てること。何故、そうしたかったのか。
「カッコ悪い自分を受け入れ…
「はだける怪物」下巻で完結したシリーズをおさらい読みしています。
タイトル違いのこの物語がそもそもの発端です。
今読み返すと、最新巻と本作とでは弓の印象が大分違う事に驚かされます。そりゃ数年経っていますしね。この頃の弓は、高校から付き合っているかんちゃんと卒業後も惰性で付き合ってて。ブラック企業に勤めているかんちゃんのストレスを暴力という最悪のカタチで受け止めている。「ははっ、痛てぇよ、かんち…
夜は終わって朝になり、やがてあたりは明るくなって行く。そう、明けない夜は無いのだ。
これは閉じられ燻っていたかんちゃんの心の救済の物語。
一読した際は、「ええーっ。(長らく)待ってたのに。これだけ⁈ これで終わり⁈」という肩すかし感があったものの。何度か読み返してみるとやはり涙。頬を伝う涙に驚かされてしまうのだ。
林田さんの、恋人に暴力を振るっていたという過去は消えない。それは懺悔したと…