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おげれつたなか
かいわれだいこん
ネタバレ
ついに最終巻。 千紘とずっとこのまま一緒に過ごしていきたい、ただそれだけがハオレンの願いだったのに。 大切な千紘を傷つけられて、ハオレンがとってしまった行動はその願いを遠ざけてしまうものでした。 でも、ハオレンが思い描く普通に千紘と過ごす夢をみて罪を償う決意をするシーンは何度読んでも胸が苦しい。このシーンでこんなにいい顔のハオレンがみれるなんて、苦しすぎる。最後の再会の仕方もとても好きです。…
かりんていん
購入した日にこの3巻を読んで、後日シリーズを通して読み直した。 誤解を恐れずに言うと千紘は普通の人で浩然はそうじゃない、最初から底辺にいる人間だ。 千紘の恋愛対象が同性であるにしろ、彼は普通の家庭で育った。 でもドロップアウトしてしまい落ちた先で浩然と出会う。 浩然は千紘と落ちたままの生活を続けそれは彼にとってごくナチュラルだったはずだ、マヤがすぐそこに迫ってくるまでは。 マヤを刺したの…
みざき
普通を求め、絶望の中で手を伸ばした1巻。日常にある小さな幸せに付き纏う不穏さにひやりとした2巻。そして、締めとなる3巻。 これだけ魅力的な表情を描く作家さんの作品だというのに、ハッピー・オブ・ジ・エンドを読んでいて不思議と心を奪われるのは、いつも登場人物たちの顔が見えない後ろ姿や引きの画でした。 セリフのないコマでこれほどまでに魅せてくれるのかと毎巻驚いてばかりでしたが、最終巻となる3巻では思…
とても正直なことを言えば、1巻のダークさと仄暗さに惹かれすぎてしまったのか、1巻を読み終えてすぐに2巻を開いたのもあって、序盤から幸せいっぱいの2人にちょっとだけ温度差を感じてしまったのです。 でもですね、なんでもない幸せな光景の中に絶妙な不穏さが付き纏うんですよ。 2人が幸せであれば幸せであるほど怖いというか、幸せな2人を見ている首元に刃物をチラつかされているような感覚になるというか…おげれ…
完結を機に読んでみようかなと軽い気持ちで手に取ったのですが、なんだろうこの読み応えは…もっと早く手に取れば良かったと後悔しています。 引きの画の使い方が本当に上手く、思わず目を奪われます。 トンネルの暗闇の中をひた走るジェットコースターのような1冊でした。 「おめでとう、生きてる」 出会いは最悪と言っても良いもの。そんな出会い方をした、いわゆる一般的ではない生い立ちの男2人が狭いボロア…
おぶもいもい
2巻はものすごくハラハラするところで終わっていたので、きっと激しい展開が待っているのだろうなとある程度覚悟して読み始めたけれど… 常識というモノが全く通じないマヤの読めない言動が続く数ページは想像を上回る怖さと胸糞っぷり。 すごく幸せに笑いあっていたのにマヤによってその日々は壊されて、絶望と苦しみがやってきてしまったことがすごく悔しかったです。 浩然も千絋も多くを望んでいるわけではなかっ…
ちろこ
うーーーー……怖いぃぃ 怖いけど読む手が止まんない〜…… なんて心臓に悪い展開なんだろう。 浩然とマヤの関係が明らかになって、非常に胸糞悪くなりました。そのマヤが浩然に接触してきて、浩然と千紘の周辺が落ち着かなくなりハラハラヒヤヒヤしっぱなしです。 マヤから逃げるために住み替えを繰り返す環境の中でも、2人の結びつきは却ってどんどん強くなっていくことが嬉しいのに切ない…。普通に生活するこ…
えすむら
発売してからそんなに時間がたっていないのに、気づいたらすでにランク上位に入っていて、流石としかいいようがないんですが、それも納得の内容でした。前情報なかったので、「え?最終巻なの?」がまず第一印象でしたw あまりに純愛メロドラマな内容で正直びっくり!そして、ストレートに感動! 前半がとてもしんどかったので、より一層後半が美しく純度の高いものに見えたような気がします。二人が愛し合えば愛し合う…
3巻で完結を迎えた作品です。完結巻の評価は言わずもがな……現時点での評価がエグいことになっています。 1巻から3巻まで一気読みしたので、改めて1巻のレビューをしたいと思います(^ ^) 普通完結まで読むと、完結巻の方が評価が高くなると思いますが、わたし個人としてはこの1巻が一番好きです。 浩然と千紘の出会いこそ最悪でしたが、ひょんなことから同居することになり、次第に心を通わせていく2…
この作品の存在は知っていましたが、完結してないのが引っ掛かり読めずにチキッてました。 この度完結を迎えたとのことで、どえらーい数のレビューと高評価の嵐に読む勇気を貰いました。 この作品のファンのみなさんにとっては感動もひとしおでしょう。にわかファンの私ですが、映画のような映像美と濃厚なストーリーに、BLというカテゴリーを抜きにしても非常に素晴らしい作品だなと思いました。 私は1巻から…