ハッピー・オブ・ジ・エンド

happy of the end

ハッピー・オブ・ジ・エンド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神433
  • 萌×288
  • 萌47
  • 中立15
  • しゅみじゃない17

82

レビュー数
74
得点
2673
評価数
600
平均
4.5 / 5
神率
72.2%
著者
おげれつたなか 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
ハッピー・オブ・ジ・エンド
発売日
電子発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784801973404

あらすじ

「おめでとう、生きてる」
昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。

空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーで
ド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。
まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで
突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。

全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て
今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。
ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかると
あっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。


謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男
クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音

表題作ハッピー・オブ・ジ・エンド

ケイト
柏木千紘,23歳

その他の収録作品

  • favorite of(描き下ろし)
  • キャラクター設定(カバー下)

レビュー投稿数74

なんかもうつらい

全員読んで!!……とは言いづらいなんともセンシティブな内容が続きます。でもそれがいい!それを含めて心がえぐられる!それが好きすぎてつらい。読み終わって1週間たったのにまだ引き摺ってます。多分だけどここ半年で1番自分の感情が大きく動いたし泣きました。ハオレン、ほんまに幸せになってくれ。最後の1ページ以外いつ何が起こるか分からないドキドキで最早息も出来なかった。
個人的に、あのおもちゃのネックレスの描写が好みすぎて今レビュー書きながらまたうるうる始まりました。貧乏BL好きにはたまらん。ほんとにすきはぁ。

0

トラウマ級

ひどく荒んだ環境で育ったふたりの究極の愛の形。知識も経験もない若い2人が愛し合いながら答えを探る姿がとても胸が痛い。

1

余韻が終わらない

3巻を読む前にあらためて1,2巻読み返してそのままの勢いで3巻読みました

絶望と悲しみと痛みと光が
絶妙のバランスで物語のあちらこちらに散りばめられていて幸せそうであればあるほど読み進める手が重く感情のジェットコースターがヤバかったです

特に千紘の実家に行ったシーンの描き方は
ここ数年で衝撃的に感情を揺さぶられました
痛いなんてもんじゃ無い
こんな描き方出来るおげれつ先生神様です

重暗い話の中、浩然の千紘に対する
ムラムラスイッチがほんとツボでした
可愛い
加治さんも癒しアニキで
危うい2人の守護神ポジで
ほっこりしました

最後のシーン、どんな顔してたか
そしてこの先2人はどう過ごすのか
たくさんの普通を存分に謳歌して欲しい
しばらく妄想と余韻が続きそうです

素晴らしい作品に逢えて
感謝です

0

自己責任で

これは本当に好みが分かれると思います。

「BLはやっぱりハピエンでしょう!」という人には向かないかも。メリバも闇もバイオレンスもどんと来い。絵がキレイなら許せちゃうぜ!!な人には超絶オススメ。

0

3巻まで読んだ後、その余韻が1日治りませんでした

最初の流れからの心の動きすべてが自然で、納得で、素敵で、初めてBL漫画で泣いた作品です。元々の画力が素晴らしいことも相まって、現実を忘れました。

1

美しい最後

真逆の立場から同居人となり恋人になっていく。そんなことある?つか、話繋がる?と思うけど、自然に繋がるし、その心情の変化や表情の繊細さで、読み手の心を抉ったり鷲掴みしたりされます。
ダーク(底辺)な世界だけど、下に行けば行くほど、上に上がるしかなくなるから、どん底からの幸せは些細なことでも宝石のように大切なものになる。
最後の浩然は千紘にどんな顔をしていたんだろう?
千紘はやっと会えた浩然とどんな話をするんだろう。
ラストの想像も含めて作品にする、おげれつたなか先生の見事な大作だと思います。

0

絶望の描き方が美しい作品

完結を機に読んでみようかなと軽い気持ちで手に取ったのですが、なんだろうこの読み応えは…もっと早く手に取れば良かったと後悔しています。
引きの画の使い方が本当に上手く、思わず目を奪われます。
トンネルの暗闇の中をひた走るジェットコースターのような1冊でした。

「おめでとう、生きてる」
出会いは最悪と言っても良いもの。そんな出会い方をした、いわゆる一般的ではない生い立ちの男2人が狭いボロアパートで一緒に暮らしている。ただそれだけなんです。
でも、狭いアパートと"一般的には"褒められたものではない生活の中で描かれる、手のひらに収まりそうなくらい小さくて、特別でもなんでもないけれど大切なものがとても素敵。

ゴミかと思ったら、あと1枚撮影可能なだけでゴミではなくなるインスタントカメラ。お菓子のおまけのチープなアクセサリー。
誰かがいる部屋に帰って、ものすごくおいしいわけではない手料理を2人で食べて、本当の名前を呼んでくれる人がいて、ちょっとしたことで笑顔になれる。
千紘と同居するようになってから、いかにもワケアリなケイトの心が少しずつ解かれていくんですよね。
ただ、それだけでは終わらないのが上手いです。
まだまだ奥行きのある人物なのが仄めかされていて、明かされていないケイトの謎の部分が気になります。

希望のあるシーンはもちろんなのですが、絶望の描き方が美しくて好きでした。特に千紘の実家のシーン。
絶望や失望が綺麗ってなかなかないと思うんです。
ケイトの本当の母親かどうかも分からない母親。でも、笑い方が同じだったりとさり気ない描写に唸ります。
読み終えてから2度3度と読み返したくなる作品でした。

冒頭で「おめでとう、生きてる」と千紘を祝福したケイトが死にたいと言う皮肉。けれど、それが千紘と共に生きてみたいに変わっていく。
傷だらけの心を持った2人の今後がどうなるのかを静かに見守りながら、彼らなりの幸せをどうにか掴んでほしくなる。
引き続き2巻も追いかけたいです。

1

名作は全てここから始まった

3巻で完結を迎えた作品です。完結巻の評価は言わずもがな……現時点での評価がエグいことになっています。
1巻から3巻まで一気読みしたので、改めて1巻のレビューをしたいと思います(^ ^)


普通完結まで読むと、完結巻の方が評価が高くなると思いますが、わたし個人としてはこの1巻が一番好きです。
浩然と千紘の出会いこそ最悪でしたが、ひょんなことから同居することになり、次第に心を通わせていく2人の関係がすごく自然体でキュンとくる場面が多かったからです。

千紘の元カレの裏切りや家族との絶縁、浩然の母親との関係……お互いに暗い過去を背負い、そして現在進行形でその重荷に苦しみもがく姿は切なくて悲しくてあまり楽しいシーンではありません。
その苦しい現実を受け止めながら、2人の何気ない同居生活がお互いの安らぎであり拠り所になっていく時間の流れがすごく素敵でした。
千紘の作る料理に舌鼓を打ち、浩然があげたオモチャのペンダントを大事にし、千紘が元カレとコンタクトとるのを聞いて嫉妬心丸出しにしたりと、2人の間に流れる空気が徐々に甘みを帯びていていくんですよね。

2人ともほっぺたが赤くなって照れ顔になるのがめっっっちゃ可愛いんです……
最初のギスギスどこいった?って思うくらい、お互いに意識し合ってるのが堪らんです。
千紘は割と表情豊かですが、浩然の方はクールで表情が読み取りにくいところが多々あり。そんな彼が表情を崩して千紘にテレッとなる不意打ちキュンに萌えが止まりませんっっ…!


自分ひとりのままならどうにでもできたことが、そうは出来なくなってしまう程に大事な存在になっていったことがこの1巻の最大の見せ場でしょう。
千紘にとっても浩然にとっても、お互いが唯一無二の相手。それを主張するこの1巻にどれだけの幸福が詰まっているのか…言葉ではうまく言い表せませんが、めっっっっちゃです(笑)


画力の高さやストーリー性が規格外で、すっかり魅了されてしまいました。2巻は2人を巻き込むきな臭い動きに翻弄される展開へと進むため心臓に悪いですが、見応えありな内容なのでしっかり見届け欲しいと思います。

0

目が離せない

正直、男二人の腐った日常をただただ追っていくこの作品を読んでいて、途中まで少し退屈でした。
いつまでもどん底にいる千紘と謎だらけのケイトがプロットをいろんな方向に引っ張っちゃうので、なんかこう「で?ここからどこに行きたいの、この話?」ってなりました。

しかし、中盤からケイトの過去が明かされたり、千紘も少し成長できて、小さな光がやっと見えた感じがします。

英語で「It's like a car crash - you can't look away.」ということわざがあります。

もうまさにその通りで、他人の不幸はどうしても気になってしまう。
できれば二人に幸せになって欲しいです。

1

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