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3/7(合計:67件)
まりぱか
おぶもいもい
ネタバレ
昌典と実、ふたりを繋ぐものは"慎太郎の死"という重たいものなので切ない雰囲気が漂っていて… でも悲しみだけではなくそれが無ければ感じられなかった温かさも確かに存在しているような深いお話でした。 実の正体がはっきりするまでは、複雑な理由がありそうだし親切すぎるのが逆に怪しくもあって。 枕元に残された土の謎や慎太郎の母の意味深発言もあったので、何者かを知るのが怖くもありま…
ゆきのみち
あくまで個人的感想として、はっきり言います。 これは号泣する話でもないし、ミステリーでもない。 1人の自死に直面した人達の話です。 残念ながら私には、萌も全く感じませんでした。 なので、初めて中立にしました。 まりぱか先生が初読みだったので、こういう感想になったのかもしれません。他の作品を知っていたら、もっと先生の意図が汲み取れたのかもしれませんが…、ただただこの2人が、今後も一緒に…
aaaaaがログインしました
まりぱか先生の話を読むのは「エンドランド」以来2作目です。 エンドランドでかなり泣かされてしまったので、帯の号泣必至‼︎の文に警戒しながら読んだのですが、号泣する程ではなかったです。 親友が自殺という方法で亡くなってしまった昌典と、その親友の友人という実。 謎に包まれた実を家に泊める事にした昌典ですが、寂しさを埋め合わせるように体を重ねてしまいます。 実については最初何も分から…
ワスレナグサ
幼馴染みの慎太郎を亡くした、地元の役場で働いている明るく優しい昌典(攻め)と、慎太郎の葬儀に突然現れた、自称東京での慎太郎の友人の謎多き青年・実(受け)の、大事な人を失って迷った者同士が手探りながら手をとってやがて道を見つけ出す、シリアスラブストーリーでした。参考までに書くと、表紙の顔が見える彼は受けの実です。死ネタあり、というかむしろ主題です。ネタバレ気味になりますが、感想を書こうと思います。 …
mi★
とてもテーマの深い作品でした。 BLというよりも、後悔、懺悔、想い残しに苛まれるときにそばにいてくれたのが男性だったという捉え方の方が自然な気がします。 その流れからラブに発展したという流れでしょうか。 BLというくくりにせず、是非色んな方に食わず嫌いせず読んでほしいなぁと思いました。 『死』ましてや『自殺』、、、人って本当にいきなり目の前から消えてしまうんですよね。慎太郎が何故自…
アンジー
『ハニカム』に続いて読んだ まりぱか先生の作品です。 町役場勤務 昌典と無職 渋谷 実のお話。 ――東京で暮していた親友が死んだ。 小学校からの幼馴染みで、面白くて賑やかで真面目な慎太郎。 山奥の田舎で執り行われた家族葬に一人の青年が訪ねてきた。 その青年は、東京で慎太郎に世話になったと言うけれど…。 裏山にある「みのりの森」 嘘つきは道に迷って元の世界には戻れない。 …
yuuri3737
すごく良かったです。号泣はしなかったけどすごく心に残る作品でした。 キャラの心情が丁寧に描かれてて、でも重すぎず表情豊かに描かれているので読んでても辛くなりすぎませんでした、でも最後残るものがある。 人の気持ちはその人にしかわからないし、それを全部説明しなかったところに私はすごく誠実さを感じました。 理由はたぶんつけようと思えばいくらでも納得いく形でつけられると思うんですが、それをさ…
大吉さわ子
大きな打撃を受けた後、自分はどうするのか?死なない限り生き続けます。生死のチョイスと生を選んだ場合又は死を選べなかった場合の生き方。そんなお話だと思いました。 評価がバラつく理由は恐らく最後まではっきりスッキリしない点があるからかな、と思いますが、私はそこが良かったと評価しました。やっぱり「死人に口無し」で不明瞭なケースが多そうな気がしましたし、そのモヤモヤ感の為にみんな気持ちの切り替えし辛…
コタカ
うーん、帯の〝大号泣〟は、煽り過ぎじゃないかと… まりばかさんの作品は『エンドランド』が好きでして、謎や伏線が一点に集約していく構成が素晴らしかったんですよね。 今作も同じ雰囲気を感じて期待しながら読んだのですが、ページ数の割には真実が見えてこなかったなという印象でした。 親友の死、葬儀に現れた謎の青年・実、意味深な「みのりの森(正直の森)」…謎と嘘が幾重にも重なり、物語を複雑に、ド…
ポッチ
作家買い。 まりぱかさんはシリアスなものからコミカルなものまで描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はシリアス寄りのお話。「死」にまつわるお話なので苦手な方は注意が必要かもです。 ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 昌典は田舎の町役場に努める青年。 彼の幼馴染で親友の慎太郎が亡くなった。悲しみに暮れる時間もないまま葬儀の手伝いに駆り出された昌典だったが…