榎田尤利さんのレビュー一覧

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

「普通」とは何かを考えさせられた

いやー、面白かった。
すごいボリュームなのに全然飽きずに読めました。
男同士であることの苦悩はもちろんのこと、付き合いだした後のごちゃごちゃがリアル。
誤解からのすれ違いは焦ったいのですが、恋人同士って綺麗なばっかりじゃないじゃないですか。
ハッピーエンドのその先をしっかり描き切っているのが良かったです。

それにしても、的場はちょっと子どもですよね。
花島への優しさが空回りしていた…

4

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

心に刺さりました

「ちるちる不朽の名作BL小説100選ときめく恋」に選ばれた1冊。志水ゆき先生も大好きなので挿絵でもドキドキした。
ユキ視点で進むから轡田が何を考えてるのか分からず、ユキと一緒に不安だった。
最後まで読んでようやく深く激しく愛していたんだなとわかりました。
轡田の犬になることで、今まで受けたことのない愛情を感じたシーン。すごく心に刺さったな。
恋人になった後の2人の話も読みたいな。

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

感情ジェットコースターです

さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので、犬を飼うことにした。


扉ページに書かれている攻め轡田(くつわだ)の独白です。
読了後、もう一度ここを読み返してみました。
日本語って素晴らしい!”さみしい”がひらがな表記なことで、一見隙のない完璧人間にも見える轡田の根底にある幼さや人間臭さを表している...と勝手に解釈してます笑(ヲタクあるある深読み癖)

そ し て!2021年始まっ…

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交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

休暇中でも事件に巻き込まれる不幸体質芽吹

相変わらずの兵頭と芽吹。喧嘩も多くて、せっかく沖縄なのにそんなことくらいで喧嘩しなくても、と思ってしまう。
あと旅行中なのに仕事しなくても、と。
一見簡単そうな依頼でも大変になっちゃうのは芽吹が引き寄せちゃうのかな?
芽吹はもう少し素直になって兵頭に甘えたり甘えさせたりしてくれてもいいんだよー。
今回は七五三野が所々で笑わせてくれて楽しかったです。

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交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭と鵜沢、高校時代はつるんでたよね。

鵜沢組、行く末心配してたけど、やっぱりこうなりましたか。
高校時代、兵頭と鵜沢はつるんでいて(仲良くはなかったかもしれないけど)同じ人を抱きたいと思ってたくらい似たところがある2人だったのに、いつからこんなに向かう先が大きく離れたんだろう。

マリオの中に良心があると信じたい。

終盤、兵頭が芽吹をかばった時、芽吹が腹立たしかったし兵頭の愛の強さに涙出そうになった。
こんなに真っ直ぐに…

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スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

智紀が大人になる話。

1巻で見た時は生意気な子供で周りにいる舎弟みたいな高校生とは何かトラブルあればすぐに関係が切れるような薄いモンなんだろうな。と思ってた。

この巻まで進むまでに智紀は良い奴になったなと思ってたけど、ボディガードしてるツルとカメがすごく良い!大好き。
トモとツルとカメ、この3人の絆を舐めてたなぁ。
無口なキヨの事がいろいろ明らかになったけど、私は智紀がすごく成長したところが1番魅力的だったな…

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交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

1番辛かったのは兵頭じゃないのかな?

信じてたけど!信じてたけど良かった!
ハピエンバンザイ。
でも兵頭も兵頭の舎弟さん達も辛い毎日だったと思う。
兵頭は好きでもない、それどころかイライラさせる環の言うことを聞かなきゃいけなかったんだから、本当に辛かったと思う。
周防興産事務所の皆、姐さん(?)帰ってきて良かったね。

今回の「嵌められる」「諦めない」で、私は兵頭ファンだということがわかりました。
最後の大型わんこ(狼)…

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交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

芽吹を嫌いになりそうな話でした

どうしよう涙出そう。
生きてる兵頭と死んだ親友どっちが大切か。
兵頭を選んで欲しい。でもそうならないのが芽吹なんだろうな。
兵頭の辛い気持ちが伝わって、本当にしんどい。
もう芽吹のこと嫌いになりそう。
・゚・(。>д<。)・゚・

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交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

お前は俺を信じられるか?

「振り返る」タイトルの付け方素晴らしいなと毎回思う。
今回は芽吹が過去担当した男が絡んでくる話でした。担当した男の事件だけじゃなく、家族のこと、そして何かの事件?色々な過去が芽吹の心を乱す。

兵頭が芽吹に心底惚れてるのが伝わってきて、伯田さんみたいに兵頭見守り隊になりたいと思ってしまった。芽吹の知らない所でいろいろ助けてくれてるんだろうな。
芽吹の「お前は俺を信じるか?」という風な質問に…

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ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  小椋ムク 

まあ、幸せなんだから

仕事にプライドを持つ売れっ子美容師の由比と、親の七光りで適当に店長をこなしているハンサム、の二人。
後者の攻めにあまり魅力がないのが難点ですが、文章力で最後まで読ませました。

攻め、真壁の成長物語ともいえるでしょうか。美人の姉に彼女を取られてきた真壁は恋愛にトラウマがあるようで、適当に遊んでばかりいる。仕事もまじめじゃない。この辺が今一つで、ハンサム以外に取り柄がない。

一方由比は、…

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