英田サキさんのレビュー一覧

神さまには誓わない 小説

英田サキ  円陣闇丸 

飛び道具、バンッ!

前作が執着の輪廻転生ファンタジーだったので、そのスピンオフのこの本も、ちょっと恐る恐るだったのですが、杞憂でした。
前作のおじゃま虫、人間なんて退屈しのぎに過ぎないっていっていたアシュトレトが、アモン達の生活に影響されたのか、ある事故の時、とっさに人間の身体に入って、そして真実の愛を知る物語。
子どもにペットに死にネタと、大天使ミカエルまで登場して、ちょっと強引な感じもあるけど、これでもかって…

3

デコイ-迷鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

絡み合う

先に“最果ての空”を読んでしまっていて、そちらで泰原(安見)がどうなったのか数行語られていたので読んでいて切なかったです。
潜入捜査も、火野に気持ちを寄せてしまったことも、とった行動もすべて自ら選んだことといえ、泰原が悲しい。あまりにも悲しすぎます。
喫茶デコイのマスターは最初から何かありそうで、火野の最終的なブローカーかと思っていましたが違う人物でした。
そして篠塚兄さんはどうあっても孤独…

2

DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

焦らされるロブw

ロブ・・・。いい男なのに、頭も顔も性格もいいのに、なぜにこんなに報われないのかwユーモアもあって温かくて、駆け引きも上手なのに。
ユウトに振られてもやっぱりいいヤツで、やっとロブが幸せになれる!とわくわくして読み始めたらこれでもかと焦らされていて、これはすでに一つのプレイなんだろうか?と思いながら読んでいました。
しかもまた、キスだけしておあずけ(笑)英田さんはつくづくロブに厳しいな、と。

5

DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

コルブス~(泣)

ついに完結となりました。
2巻までは海外ドラマっぽーいなんて思ってたら、3巻クライマックスではなんかダイハードっぽくなってました。(主にコルブスが)
同じテロリストものだからかな~?そう思うと、2巻の博物館での爆発物処理も、DCでのカーチェイスもダイハードっぽく思えてきました。

コルブスについて明らかになるにつれ、この落とし前をどうつけるんだ!?とハラハラしました。結果は・・・。そうきた…

2

ファラウェイ 小説

英田サキ  円陣闇丸 

覚悟済みでしたが

私の読書歴は、BLよりファンタジー、SFの方がむしろ長いのですが、
だからこそ、BLに登場するSFやファンタジーに対しての見方が厳しめになる事が多いのですが、、、
えーっと、
ある程度覚悟はして読みましたが、
なんで、この設定?

いや、設定のせいじゃないな、
神も悪魔もその時々の人間の勝手な呼び名で、その本質たる永遠の存在は変わりがない
って基本理念自体は充分アリ。
永遠の存在…

2

DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

海外ドラマっぽくなってきた

前回どっちつかず?と思われた展開でしたが、ユウトの立ち位置も物語の芯もここではっきりしてきて、面白くなってまいりました。
やっぱりシリーズものは、全部読んでこそ面白いですね。

檻の外に出たユウトはディックとのつながりを求めてFBIに就職し、コルブスを追うことになります。敵は全米で爆破テロ起こしている相手ですしFBIですからユウトもあちこち飛び回ることに。ここからの展開が海外ドラマのFBIも…

3

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

ミステリなのかBLなのか半端

あとがきで「刑務所モノに駄作なし」とありましたがまさにその通りで、様々な要素が最初からいやおうなく含まれる面白さがありました。

惜しむらくはこれがBL作品だったことで、そもそもの面白さの追求が中途半端になってしまったこと。同性のみの環境でゲイでなくともセックスをするというBLにもってこいの設定であるにもかかわらず、逆にBLと非常に相性が悪いというのが驚きでした。これが日本の刑務所だと違ってく…

4

愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

難しい二人

「たかが恋だろ」のスピンオフ作品。
前作で登場した鏑木が主役のお話です。
せつなさやシリアスさなんかが前作よりも増しています。

個人的には鏑木のオヤジ受けも読みたかったなぁなんて思ったりもしていたのですが、これはこれで・・・。
彼の魅力が十分に発揮されていると思います。

作中では2人が刑務所で過ごしていた場面が描かれていますが、刑務所のお話ってほとんど読んだことがないのでなんとい…

1

たかが恋だろ コミック

英田サキ  山田ユギ 

大人の恋

英田サキ先生と山田ユギ先生のコラボ作品。

個人的には泉巳の性格が好きですね。
一生懸命子育てしてる姿が素敵です。

高津戸はなんだか分かりにくいというか・・・面倒くさい男だなぁとおもいました。

鏑木がこの物語にアクセントをつけてくれているような気がします。
アクセントというか、スパイス?
このお話の登場人物の中で鏑木が一番好きだというひとも多いのではないでしょうか?

あ…

1

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

やっぱり椹木がかっこよすぎる

脳内で山田ユギさんの絵で再生されてました。
「愛想尽かし」のその後のお話です。

椹木の愛し方がすごい。若造にはできないオヤジならではの包容力ですね。オヤジの良さに開眼しました。でも、こういうことができるのは椹木ならではでしょう。いい男はオヤジになったらもっといい男になるってことかな?
無口であまり表に出さないのに、椹木の愛情が濃くて甘くて、ほんっと大人。そっけないんじゃなく、ちょっとし…

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