英田サキさんのレビュー一覧

最果ての空 小説

英田サキ  奈良千春 

これが読みたかった

結ばれない男同士の話を読みたい私としては、これやろがい!でした。 エスシリーズに最初から登場の影の主役、篠塚義兄さん…この人の生き様を見せつけられて痺れました。この人の魂には触れられない、それは相手云々でなくて彼自身の生き方なのだ。孤高のエリート、本物の大人だからこそちゃんと線を引く。静かで心の奥の炎の温度さえ誰にも見せない、強がっているのではなく、真に強い人にだけある湖のような静けさ。美しかった…

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デコイ-囮鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

本物のエンターテイメント

あまりに素晴らしくこのエスのシリーズから戻って来れない!めちゃくちゃ面白い!特にこのデコイ二冊に関してはまじでクッソ面白かった!こんな面白い話読んだらもう他に読めるBL作品どこにある?レベルで面白かったです。
心理描写が複雑だけどわざとらしくなくて、愛と憎しみをここまで融合させて見事に描けるのか!それもBL感たっぷりに!と舌を巻きました。登場人物の絡み方も単純じゃなくて、何度もえ?え?え?!!!…

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遠い岸辺 小説

英田サキ  ZAKK 

これぞ本物の男と男の愛の話

小説ってめちゃくちゃいいな…というか英田サキ先生すごい!本作ほんとに面白かった、「男が男に惚れる」とはこういうことだ!真のBL…
日夏さんの毒のような魅力にやられっぱなしでした…受けて攻めて女も抱く!最高!こういう人を待っていた!女性が出てくることによって男の色気が引き立つ!

とんでも設定のような気がするのにのめり込める〜!いつもは「ノンケが男に欲情するかよ?」って心の中の自分がツッコミん…

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AGAIN DEADLOCK番外編 3 小説

英田サキ  高階佑 

もはや「番外編」ではない

宝箱の様な短編集です。
表紙も美しいですねー。
冒頭から重要なシーンで、泣いてしまいました。
本編で書かれていないけど「ここどうだったのかなー」と気になっていたエピソードが万歳です。
今までの番外編集は、気軽な感じで彼らのイチャイチャを楽しんでいましたが、本作は彼らの核になるお話がほとんどでした。
ユウティの日々もたくさん知ることができて、大満足です。
個人的には最新作にやっと追いつけ…

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ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ダブルバインド4

完結です。
事件も無事に解決。
この事件自体はとてもしんどかった。
事件を起こそうとした発端がつらすぎる。
個人的には、原因があるからこんなことになるんやと、やったことへの報いやろ、と思ったり。
まあ、考えさせられました。
4人の被害者に関しては同情は無いけれど、ザマァと思ってしまう、自分の狭量さも気付いたりでした。
そして、2組のカプがおさまるところにおさまったなと。
葉鳥も幸せ…

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ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ダブルバインド3

かなり、真相に近づいてきました。
引き続き、ハラハラドキドキです。
まだ、謎は残されていますし、葉鳥はどうなるの⁈と続きが気になり仕方がない。
3巻は翔のこともどないなっとるんや?
何があるんや?何があったんや?と気を揉みまくり、どしっと重厚感のあるお話でしたが。
その中で上條の10点満点後ろ回りと、俺はホモになる!この場面には吹き出して笑いました。
シリアスからのギャグ?の振り幅に眼…

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ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ダブルバインド2

上條と瀬名、新藤と葉鳥、それぞれの関係が変化していって。
新藤がほんの少しだけ、甘くなっているような。
葉鳥はすごく複雑な人なんだと…切ない。
事件に関しては少しずつひもがほどけるのかとおもえば、また、新たな絡みが出てきて、先が気になり、妄想が止まらず。
いや、わしの妄想よりもすごいことになるのだろうと思いながらも、考える事が止められない。
夢中です。
上條と瀬名はとりあえず、期間限定…

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ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ダブルバインド

ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、ロマンス、コメディ、BLといろんな要素が盛りだくさんでした。
大味にならず、ぐっと引き込まれながら、夢中で読みました。
出てくる人物、一人一人がすごく興味深くて魅力的です。
バラバラの性格の人たちなのにお話としてまとまっていて、かなりの読み応えです。
主人公の上條と瀬名、上條の刑事としては鼻が効くのに瀬名に対しての若干のポンコツさは、笑みが止まらず、…

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遠い岸辺 小説

英田サキ  ZAKK 

遠い岸辺

元マル暴の射場、ヤクザとも深い繋がりのある日夏。
過去の因縁がある2人がどうなっていくのかと。
この因縁がうそやろっ!っていうような。
最初の頃の射場は可愛げないし、仕方なしで日夏といる感じがするけれど、少しずつ軟化していって。
だんだんと大型犬に見えて、頑張れって感じた。
2人と、狛が心配でどうなるんや?気をつけろ!とドキドキハラハラしながら。
最後までノンストップで読みました。

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欺かれた男 小説

英田サキ  乃一ミクロ 

アッサリ

キャリアの槙野とノンキャリアの沢渡。事件を追いかけながら進む刑事ものの恋愛小説です。
本編は『欺かれた男』、『エゴイストの憂鬱』の二本立て。

前半の『欺かれた男』では、二人が出会って付き合い始めるまで。押せ押せの槙野と流されまくりの沢渡でかなりトントン拍子に進む恋模様でした。
事件も絡みますが、そちらもアッサリ解決。沢渡が事件に拘る理由が王道で良かったです。

後半の『エゴイストの憂…

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