安西リカさんのレビュー一覧

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

穏やかに甘く。

年の差CP(21歳差)ですが、年齢差を感じさせない2人です。

攻めの春樹は芸歴35年ながら、傲慢なところもないのほほんとした穏やかな人。
受けの友理はがしっかり者で頑張り屋。
この2人が一時的な同居を機に恋愛に発展する話なんですが、2人が恋に落ちるのも納得してしまうような相性の良さ。
同性・年齢のせいでお互い葛藤はあるんですが、その両片思いっぷりは何だか微笑ましかったです。

書き…

1

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

甘さに悶絶( 〃▽〃)

同級生や年下攻めといった印象の強い作家さんなので、「21才年の差もの」に期待半分、不安半分でしたが!想像以上に良かったです。

とにかく甘いのですよ~!
攻め受け両視点で書かれていますが、互いへの思いが砂を吐きそうに甘いのです!
急いで帰ってきた受けを見て「めちゃくちゃ可愛い」とにやけ、ニッコリ笑った受けの笑顔を見て、またまた「本当に可愛い」と脂下がる攻め。
そして受けは寝起きで無精髭の…

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聖、あなどるなかれ

A4サイズの紙で、本編終了後ある日の聖目線でのお話です。

春樹が聖に用事があったついでに、アメリカに仕事で行った時に撮った写真を見せ雑談をします。
アメリカには有理も付き人として同行したようで、聖は内心冷やかします。
有理が付き人となった際、聖にもその旨紹介されたんですが、その時の有理が以前の有理と違う(=春樹とデキた)事を察したと!
で、聖は潜んでいるっぽいカメラマン(パパラッチ?)…

4

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

甘々年の差カップル

39歳の人気俳優攻めと、18歳の役者志望の東大生受けの21歳差カップルのお話です。
視点入れ替わり方式で、それぞれの立場から距離が縮まっていく過程が描かれています。

芸歴35年・年齢39歳の割には、素朴で可愛げのある攻め。息をするように自然に役柄に入り込める、天性の役者さんです。
そんな彼が、昔ひょんなことから映画のDVDを貸してあげ、その感想を聞いていた高校生がいました。マネージャーで…

4

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

うーんいいわー と思わず唸る 渋めおっさん俳優×ぴちぴち東大生

いやーいいっすよー と思わず唸る 相変わらず私的には相性最高な
安西先生の文章。
21歳差 ってどうよ と思ったんですが、おっさんが可愛くて、
ぴちぴち大学生も理性的で もうきゅんきゅん。
出だし10Pもいかないところで、すでにがっつり入れ込んで、
電車を降りるので中断せざるを得なかったのが、もどかしいほど。
出し惜しみしようかなと思ったけど やっぱ神。いいわー。

ディアプラスに…

8

ビューティフル・ガーデン 小説

安西リカ  夏乃あゆみ 

認めあって理解しあって。

安西先生作品で一番のお気に入りです。
ゲイとしてオープンにしてきた受けの倫と、性癖を認めずに生きてきた攻めの高広。
徐々に距離が縮まるにつれ、2人の価値観の違いによる葛藤の様子が切なくてとても良かったです。

この作品は2人のキャラがとても良いんです。
特に倫!
サバサバしていて可愛くて仕事が出来てでも片付けがちょっと苦手で(笑)
自分本位じゃなく相手の事情を分かってあげられる大人で…

3

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

むきたまご

久しぶりに読んだ女装モノ。面白かったです。読んでいくと「人魚姫のハイヒール」というタイトルが秀逸だなと思いました。

本編は瀬戸視点、後日談は加賀谷視点で描かれています。この後日談で、加賀谷が瀬戸のことを「ゆでたてのむきたまごにささっと筆でかいたような顔(が愛しくてたまらない)」と表現していてすごく面白かったのですが、その印象とイラストがマッチしていない点がちょっと残念といえば残念だったかな……

2

恋の傷あと 小説

安西リカ  高久尚子 

二人が惹かれあっていく自然な流れに萌え!!

安西先生の「恋みたいな、愛みたいな」を読んで、その勢いで作家買いしました。

元ヤンで決して裕福とは言えない環境で育った、ゲイの未知也と、恋愛結婚をしてごく平凡な夫婦生活を送っていたはずのノンケの橋口が、傍から見ると最低極まりない未知也の元恋人の失踪をきっかけにして知り合い、協力しながら彼を探してく過程で少しずつ二人の距離を縮めていきます。

出てくる登場人物が、皆どこか足らないところがあ…

1

恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

素敵な二人だけの世界

これと言って大きな展開はありませんが、二人が人生を共に歩いていく姿がとても素敵です。同棲生活もそんなに簡単に上手く行くわけではないですし、子供の問題も二人にはずっとつきまとってきます。しかし、そんな中でも、志方と穂木がお互いを好きな気持ちが揺らぐことは一切なくそこが読んでいてとても気持ちいいです。

長年一緒にいてもすれ違いは勿論あり、それでもお互いのことを尊重し、一緒にいたいから一緒にいる努…

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恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

家族みたいな

久しぶりに『好きで、好きで』を読み返して、こちらの続編を読んで、やっぱりこの二人好きだな~と思いました。

迷いのない一本気な志方と、好き過ぎるが故に迷い過ぎてしまう穂木。二人とも口下手で愛情表現が苦手なとこも、それが原因で時々すれ違ったりもするとこも相変わらずでした。

甥っ子を預かったことで、BLカプ定番の「結婚して父親になる幸せを自分が奪ってるんじゃないか」という引け目から悩みすぎて…

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