安西リカさんのレビュー一覧

恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

志方のセリフに泣いた

突然ですが前作は「しゅみじゃない」です。それでも続編のこちらは神評価にするか迷うほど大好きな一冊になりました。
いまだに志方の背中を見ている穂木がちゃんと隣に並ぼうとするお話です。

穂木は前作より気持ちのコントロールができるようになっていて、成長が見られたのがよかったです。
志方は相変わらず寡黙で、だからこそ数少ないセリフの一つ一つにきゅんときます。すぱっと一言返しているだけなのに愛情を…

2

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

じんわり穏やかに萌え~

安西リカさんの最新作がよかったのでこちらを再読。
正直ストーリーがさっぱり思い出せなかったのですが、読了後もあまり大きな筋はなかった気がしています。簡単に言うと芸能界絡みのお話で、ちょっとすれ違ってハッピーエンドの歳の差モノ。それでも全然退屈せずに読めたのは、細かなエピソードの一つ一つに萌えが散りばめられているから。

直接出逢う前からふたりで何可愛いことやってんだ!と言いたくなるような行動…

2

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

もう少し人間の精神の複雑な描写があれば・・

この作家さんの本は初読です。文章は読みやすく、謎めいた展開で、続きは気になりさらっと読めました。この小説は、テーマにされている「多重人格」や「二重人格」のドラマや映画、小説、ゲームを過去にどれだけ見ているかで評価も変わるので無いかと感じました。

主人公の精神面でこいういう特殊な設定にされている以上、ラストであっと言う大きな仕掛けがあったり、印象的なモチーフがあるのかを期待したんですが、後…

1

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

タイトルに泣いた

安西さんは毎回導入からすっと物語の中に引き込んでくれる、好きな作家さんの一人です。記憶障害モノということで、苦手なお涙頂戴展開じゃなければいいなあと思いつつ読みましたが、なんというかそういう次元の話じゃなかった。
他の方のレビューから伝わる戸惑いを自分で実感しています。読後の自分の気持ちを言葉で表現できない感じ。失礼ながらBL小説でここまでの読み応えを覚えることはあまりないので、衝撃でした。なぜ…

3

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

評価できないんだけど…

初読み作家さん。
レビュー評価が高いので思い切って購入したのだけれど
読了後の感想は「うーーーーん……何とも言えねぇ…」
自分的には評価することが非常に困難な作品で
神評価にしてはいるものの正しくは神評価ではない。
萌えもなかった。
でも、しゅみじゃないという訳でもない。
単純に「この作品は○か?×か?」と問われれば「○」と即答する。

作品の雰囲気は全体的に明るくないし
一応…

5

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

全てが失われたわけではなく

本品は『バースデー』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
同居を始めた2人の後日談になります。

百合原は恋人の滝本と2人暮らしです。

百合原が朝刊配達を終えて帰宅すると
滝本はたいていキッチンにいます。

帰宅してキッチンに向かうと
ただいまという挨拶とともに
ハグされる事には未だに慣れませんが
恥ずかしいだけで嬉しさは否めません。

その後、百合…

8

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

こんなに評価が難しい作品だったとは……。

本編を読み終わってかなり悩みました。

物語は受け視点、攻め視点と交差して、早い時点で真相が明かされます。
切ない、そして大人の事情があるからか、さらりと書かれているけれど、透(受け)の過去はかなり重いです。幼児虐待に地雷がある方や深いネタバレを避けたい方は、この先は目を通さないことをお勧めします。


以下、かなりのネタバレを含むレビューです。

*****


透は過去に…

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バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

とにかく、読めば謎が解ける

安西先生の作品はデビュー作から読み続けていますが
今回は今までとはちょっと違ったストーリーでした。
BLでありながらどこか推理小説のような感覚でした。
安西先生の作品の魅力はなんといっても、読み手にその情景を手に取るように感じさせる文章。
先生の作品に何度泣かされたことか・・・
読んでいると自然と頭の中にその光景が浮かんでくるのです。
この作品はただの恋愛小説ではなく、主人公2人を取り巻く様々な事…

6

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

ほんわかとした優しい年の差ラブストーリー

子役から活躍しているベテラン俳優(40歳)と俳優志望の大学生(18歳)の年の差LOVE

ゲイでもないのに倍以上の年齢の大人に恋しちゃった男の子 友理が自覚した時あたふたしながらもしっかり見極めて告白しようと決心するんです。

春樹は仕事も順調なベテラン俳優で幼い頃から子役として活動していたせいで普通の生活を知りません。
生き生きと夢を語る若い子に惹かれそれが恋だと悟り告白したら僕も好き…

2

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

面白すぎる。

前作『あなたが教えてくれた色』で、安西さんの作風が若干変わった…?と思ってましたが、今作も今まで安西さんのイメージとは全く異なる毛色の作品だったように思います。

いつもレビューはネタバレ上等で書きますが、今回はネタバレは封印します。こんなにネタバレしたらアカン!と思う作品もそうそうない。ぜひとも予備知識なしで読んでほしいです。

とにかく面白い。萌えるとか萌えないとかをはるかに超越してる…

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