古澤エノさんのレビュー一覧

王様候補と愛しのオオカミ 小説

鏡コノエ  古澤エノ 

「狼だ」って思えなくて

『人狼』って私にとっては強いものというイメージなんです。
特に『白銀の毛を持つ人狼』なんて言っちゃったら、強いだけではなく賢いイメージも伴っちゃう。
ところがこのお話の主人公のエミルは全然そうじゃないんですよねぇ。
文章の中に『銀狼』って出てくる度に「えーっと、これはエミルのことです」と確認しなければならないほど私にとってはイメージ違いで、最後までこの違和感は消えませんでした。

いや、…

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王様候補と愛しのオオカミ コミコミ特典SS小冊子 アルビィルには逆らえない グッズ

午後のお茶会にて

本品は『王様候補と愛しのオオカミ』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、エミルとアルビィルのお茶会のお話です。

新王の愛人となったエミルは前王の愛人だった
アルビィルを教育係として様々なことを勉強中です。
2人は毎日午後になると授業をストップして
お茶会をしています。

風景庭園を見下ろす2階のテラスには
エミルとアルビィルの2人きりで
エミルは川で泳ぐ鴨を見ているうちに本…

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王様候補と愛しのオオカミ 小説

鏡コノエ  古澤エノ 

相いれないはずの2人の恋物語

今回は次期王候補の貴族の当主と銀の毛と瞳を持つ人狼のお話です。

銀狼の受様が三大貴族当主の1人である攻様に囲われた事から
巻き込まれる次期王選定の騒動の顛末を収録。

受様は人狼族の中でも殊更稀有な銀狼です。
人狼族は18才になると成人として認められるために
通過儀礼を行います。

受様が1人前に認められる条件とされたのは
現王に狩られた祖父の牙を取り戻す事でした。

こ…

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フローリストの厄介な純愛 ~ニオイスミレとローズマリー~ 小説

牧山とも  古澤エノ 

10年愛



天然で超鈍感なフローリストをずっと想い続ける後輩ハーバリスト


両親から受け継いだビルオーナーとして花屋とハーブカフェ、教室などを弟の実弦と一緒に切り盛りする奏真(受け)に片想いする、そのカフェのマネージャーとして奏真を手伝うハーバリストの蓮見(攻め)の話。

蓮見は出会って以来奏真のことを想っていましたが、奏真は出会った当初女性と付き合っていたので告白することもできず、仕事も…

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王様候補と愛しのオオカミ 小説

鏡コノエ  古澤エノ 

狼ちゃん

古澤エノ先生の挿絵目当てでget、鏡先生は初めましてでした。可愛い印象のファンタジーで、狼ちゃんが可愛かったけど、さらっと読んでしまったため萌にしました。(二段組ではない)本編250Pほど+あとがき。

人狼族のエミルは成人として認めてもらうべく「屈辱的な死を迎えた祖先の牙を取り戻す」という儀式にチャレンジ中。半年も城勤めをして、その牙のありかを突き止めたのに、いざ取り替えそうとした時に失敗し…

1

親友だけどキスしてみようか 小説

川琴ゆい華  古澤エノ 

脇役好きにはたまらない

脇を固めるサブキャラに魅力があると、そのお話がものすごく面白く感じませんか。

今回なんというか初々しい、どちらかというと子どもっぽい恋をしているメイン二人に対して、レオと拓海という脇キャラがスパイス代わりになってくれていたと思います。
特に拓海は常に攻めの清光と共にいたので、二人の関係を二人以上に良く見ていた人物として重要なポジションにいます。
また挿し絵で見る拓海(レオもですが)、もの…

4

親友だけどキスしてみようか 小説

川琴ゆい華  古澤エノ 

憧れに潜む恋心

今回は社会人サッカーチームのホペイロと
スポーツ傷害専門整形外科医院の理学療法士のお話です。

サッカーを通じての憧れが恋心となった受様の恋が実るまで。

受様はサッカー大好きな少年でしたが、そのサッカーでも勉強でも目立つ事
なく、可もなく不可もないという平凡な少年でした。

そんな受様が憧れた選手が同じ年の攻様です。受様が攻様を知ったのは小3
の時、彼の所属するサッカークラブチ…

3

親友だけどキスしてみようか 小説

川琴ゆい華  古澤エノ 

焦ったいのが良かった

受けの侑志の長い長い恋のお話でした。

一度は諦めようとして連絡手段を経ったのに、再会しても変わらない恋心に気が付いてしまうのです。

マネージャーを彼女と誤解してしまったりするのですが、侑志の意地でも関係を聞いたりしないという気持ちに共感してしまいました。

清光の侑志に対する執着に間違い無く好きだからだろうと思いつつ、恋愛の好きかハッキリと分からない事にとてもジレジレとして悶えまし…

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親友だけどキスしてみようか 小説

川琴ゆい華  古澤エノ 

友だちで仲間で…

今作はタイトルで即買いでした。親友ものが好きすぎて、素材の味付けや盛り付け方で作家様の解釈や親友萌えポイントを読み取ったりするのが楽しいです。しかも、二人の高校時代をしっかりと描いてくれている本作は、DK萌えにはたまりませんでした。

冒頭の一行で掴まれたのは久しぶり。高校生にしてはモノローグでチョイスされる抽象的な言葉が大人びていて、侑志がお勉強のできる子だという裏付けなのかな?しかも彼の聡…

5

親友だけどキスしてみようか 小説

川琴ゆい華  古澤エノ 

忘れられなかった

焦れ焦れするお話だろうなと思っていましたが、予想を超えてなかなかくっつきませんでした。焦れったいお話が大丈夫な方限定でおススメです。書き下ろしの本編290Pほど+あとがき。高校生から社会人までのながーいながーい恋物語。

小学3年の時に見知って以来憧れだった清光。同じ高校に入るべく必死に勉強し無事合格、めでたく一緒のサッカー部に入部しすっかり仲良くなれた侑志(ゆうし)。マネージャーとしてしっか…

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