ジョシュ・ラニヨンさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

前作からの落差で辛さ倍増

シリーズ三冊目。
作中の時間は前作から一年弱らしい。原書の初版は2006年、ちょっと間が空いているせいか、続けて読むと作品に漂う空気感と細かな設定に微妙な違いを感じた。
アドリアンはジェイクに対してのみチョロくなっていて、今後の展開が心配に。健気受けのごとき繊細な切なさを出す方向にいかれると、読むのが辛そうだなあと警戒心が高まる。結果は撃沈……恋愛絡みのストーリーは非常に辛かった。

ジェ…

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アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ふいにくる甘さにハマりそう

シリーズ二冊目。
盛大な匂わせを残して終わった前作後に何やらあったらしく、アドリアンとジェイクは新たな関係性になった状態で始まっていた。そこ詳しく!と思っていたら、ちゃんと回想で語ってくれた。
意外なのはジェイクの方からだったということ。なのに体の関係を進めるのは拒んだり初心な反応を見せたりと、ギャップ萌えまであって良かった。

ジェイクから逃げるように休暇を取って田舎に飛ぶアドリアン。早…

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アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

これは長い道のりになりそう

ついに手を出してしまったなーと思いつつの、初ジョシュ・ラニヨンさん。まだロマンス未満のシリーズ一冊目、このページ数も長く感じず一気に読めた。

主人公のアドリアンはごく普通の青年っぽい。殺人事件に巻き込まれ、何かするたびに裏目に出て追い込まれていくお約束。それが決して愚かな行動の結果でないのが良い。ただ、展開的に次に悪いことが起こると分かりやすいため、そこに突っ込んでいく主人公を見るのはヒヤヒ…

4

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

特に終わりが好き

今さっき読み終わりましたが、久し振りにニヨニヨしてしまう終わり方の本でした。
あっ、すごく、いい、好き……(語彙力崩壊)であふれました。

この方の作品は純粋にストーリーも面白いんですよね。
真相が気になる事件と、男同士のロマンスが一緒に楽しめるなんて、とても贅沢。

男が男に惹かれている、っていうフィクションすぎない現実感?みたいなものも感じるんですよね。
何気ない仕草だとかそれと…

4

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

リバですが

リバですが、受けっぽいのはアダムかなと思います。タッカーの元彼だし。表記的にここでは攻めになっちゃいますが。それはさておき2015年とちょっと昔の作品なのに翻訳してくれてありがとうございます!と感謝の気持ちでいっぱいです。読めてよかった!フェアシリーズのスピンオフとも取れる作品です。フェアシリーズのタッカーはジョシュ作品で1番のお気に入りなのですが、もしこれを先に読んでいたらとちょっと印象が変わっ…

5

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ラニヨンファンには堪らない

都会っ子FBI捜査官アダムと、オレゴン州の深〜い山林の中の小さな街の保安官補ロブのラブストーリー。

アダムは同僚の元彼と別れてからは仕事関係者と深い関係になる事を避けています。さらに仕事上のトラブルを経て現在は汚名返上に燃えて仕事に没頭中。
他方ロブは都会の仕事重視の行き方より、趣味が楽しめる今の街での暮らしを愛しています。ただ田舎なので男遊びはちょっと遠くの街で、という感じ。
そんな二…

5

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

『フェア・ゲーム』が好きだった方は

この『ウィンター・キル』も好きなんじゃなかろうかと思いました。
名前だけですがあちらの登場人物も出て来ますし、事件と恋にメリハリがあります。

出版されてから結構時間が経つのですけれど、レビューがひとつ、評価が3つしか付いていなくてちょいと驚きました。わたくし的にはこのお話(2021年3月1日までの感想ですが)サム・ケネディが主人公の1人として登場するシリーズよりも好きと思ったものですから。…

6

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ゴールデンコンビの新作

ジョシュ・ラニヨンさんと草間さかえさんのイラストの事です。しーかーも!大好きなフェア・シリーズとマーダーズ・シリーズのキャラも出てくるといういわばFBIシリーズ。うんうんラニヨンさんと言えばFBIだよね。もう私は買う&読むという選択しかないわけで。

今回の主役FBIはアダム・ダーリング。セカンドネームの方を周りに茶化されウンザリしている金髪碧眼クールガイ。今回は攻めシーンが描かれてる…

10

マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

次巻も正座待機

前巻のアンビバレンツから一転、心のままにジェイソンを過保護するケネディに対して反発を覚えるジェイソン。私からみるとケネディ(にして)は出来得る限りジェイソンに配慮しているように思えるのですが…。ケネディはジェイソンが感じている予感についてどこまで気付いているんでしょうね。
母を守りたくて怒り狂う健気なケネディ少年のエピソードは胸が詰まった。そんな彼は今は正義の為に日々悪意に自身を晒している。

6

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

ジョシュ・ラニヨン先生の長いシリーズを読んだ後なので、薄めの一冊で寂しい。もっと甘い続きを…!と飢餓感を煽られます。

グリフィン視点があると嬉しかったなと思う。彼の相当かき乱されてる心を想像するだけで面白いのだけど、本編ジョシュ・ラニヨン先生の攻めの御多分に洩れず、タフさと甘さばかり見せつけてくるものだから…惚れてしまう。

一方この作品でピーターの魅力が伝わりにくいのは残念。もっとグリ…

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