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ジョシュ・ラニヨン 門野葉一
ミナミウミ
ネタバレ
46歳のFBIプロファイラー サム(攻)と34歳の美術犯罪科FBl捜査官 ジェイソン(受)のM/Mシリーズ4作目です。 ミステリーとしてのネタバレは無しで、二人の関係について。 前回が凄い終わり方だったので、今作でジェイソンがまた酷い目にあうのではないかとハラハラしながら読みました。 ある意味ハラハラが裏切られるラブラブ展開から始まります。あまりに二人が遠距離恋愛を前向きに続けて…
ジョシュ・ラニヨン 門野葉一 冬斗亜紀
匠の技
ジェイソンは子犬のような元気一杯のFBIですが、 対するサムはオオカミのような寡黙さで、この二人の関係はなんともかわいらしい。 読んでてサムの行動をじっくり観察していくと、愛情あふれる様にニヤニヤが止まりませんでした。 ものすごく骨太な作品で、読みごたえもばっちり! 実は図書館で借りたので、読んだことない方、また試しに読んでみたい方には図書館利用がおすすめ。 このかわいい子犬ジェイソ…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
渋茶
2014年刊。 途中でやっと気付いたのだが、このシリーズの各巻の表紙ってジェイクとアドリアンの立ち位置で二人の距離感を示しているのだね。 てな訳でこの3巻目ではまさに表紙通りの展開、ですよ。 アドリアンは"クローゼットゲイと付き合うとこうなるぞ"と、どこかしら腹を括っていたのだろうか。 どうもね、内心深く落ち込んでいるのだろうが、乾いた笑い的な皮肉を飛ばして悲劇のヒ…
2013年刊。 アドリアン・イングリッシュシリーズ2巻目。 表向きは行き詰まった執筆活動の気分転換、本音は煮え切らないジェイクと距離を置きたくて、祖母から受け継いだ田舎の牧場へと赴いたアドリアン。 ところが、着いた途端に"有り得ない形"で委託管理人と遭遇。 更にその委託管理人に勝手に大麻園を作られているわ大学の発掘チームに敷地を掘り起こされているわで、早々に長年の監…
2013年刊。 まずこのシリーズの1巻は、主人公・アドリアンが経営する書店の元従業員(*親友とは言いたくないらしい)の殺人事件に巻き込まれた事から端を発する。 彼自身も、店を荒らされ何者かにストーキングされるといった被害を被っているのに、警察には犯人と疑われてろくな目に遇っていない。 殺されたロバートも金と性にだらしないイメージだし、友人・クロードのヒステリーやロバートの元妻・タラのご機嫌を…
あさだ2枚
モノクローム・ロマンス文庫の作品は、長編だけでなく短編も大変面白い。残念なのはあっという間に終わってしまうことだ。短編なんだからそりゃそうだ。 表紙真ん中の不敵な笑みの男がリッキー・バブアー。思いの外、年嵩のビジュアル。まぁね、刑務所に10年はいたから。 表紙下がスタッグ警部補。刑事ってなんでこうもセクシーなのか。 表紙上がこの作品の悩める主役、パーカー。一人称は僕。 作品に対して…
2020年刊、A'lls Fairシリーズ最終巻。 3冊とも話の密度が濃くて、最終数ページに近づくにつれても気が抜ける事なく読めた。 1巻の事件で犯人がまだゲームオーバーを諦めておらず、今回でやっと決着がついた。 タッカー危機一髪!!な状況でエリオットも精神的に追い詰められてしまう展開だったが、まさにギリギリのところで切り抜け、一気に畳み掛ける見事な展開だった。 エリオット…
2016年刊。 All's Fairシリーズ(というシリーズ名らしいぞ)2巻目、というよりも『フェア・ゲーム』の続編と言ったほうが分かり易いかもね。 今度はエリオットの実家が放火されるといったトラブルから新たな事件の幕開けとなる。 狙われているのは回顧録の出版を取り止めろと脅迫されている父・ローランドのはずなのに、彼には明らかに隠し事がある。 そうエリオットが勘づくも、当のロー…
2013年刊。 FBI捜査官時代に膝を撃ち抜かれた主人公・エリオットは、今は大学の歴史講師として暮らしている。 だが、父親が友人夫婦の息子の失踪についての相談を持ち込んだ事から事件だと直感し、もう一人の大学生の失踪との共通点を探るうちに自らが狙われるようになっていく。 途中、かつての同僚で元恋人でもあったタッカーとの再会は後味悪い別れ方だったせいもあってか、冷ややかなものだった。 最初…
renachi
シリーズ二冊目。相変わらず渋い! 作中時間は前作から八カ月後で、悩むケネディから関係を切られるところから始まる、切なさ・辛さがいっぱいの一冊。新たな登場人物、シプカがとても好きだった……。 なぜかケネディのいる現場に呼び出されるジェイソン。前作で語られた事件以来の再会で、その間ずっと電話だけの遠恋状態だったらしい。なんつう可愛いことを!と萌える間もなく、ケネディは関係の終わりを示してくる。…