せーらん
8巻という長い連載、とうとう完結しました。
正直甘々好きなので、最初手に取ってしまった時は、とんでもない本を買ってしまったとビビりました。
カースト制という理不尽な中でもがいている高校生達。
いい思いをする子も酷い目にあう子も居て、人間ドラマの縮図を見るようで、苦手な内容ながら引き込まれました。
BLとして見るとかなり苦手なのですが、ストーリーに引き込まれて読み続けられました。…
クールで真面目な烏童×奔放でチャラい三城
思いつきで遊びみたいに付き合った2人の男子高校生のお話。
緒川さんの描く受けって、カーストヘヴンでも思いましたけど、"雌"みたいな男の子が多いですよね…。
私はちゃんと、身も心も"男"な受けが好きなので、雌感強めな受けは苦手なんですが…
そこでなんか好きにさせてしまうのが、緒川さんの上手さというか…
やはり私は烏童のネガティヴさが少し苦手なのだけど(弟カップルが好きなのでシリーズを追ってます。三城がもう少し初期のアンニュイ感を保ってくれていたら嬉しいんだけどなぁと思いつつ(笑))。それをカバーするように清竹を守ろうと必死になる気持ちは分からなくもないです。同性同士の恋愛に文句を言わせないように、他のあらゆるところを完璧にしたい。烏童の性格を考えれば、その思いは非常に強くなっていったでしょう。…