コウキ。さんのレビュー一覧

ストロベリーペイン 果てしない闇に僕らは 小説

亜衣木絵子  コウキ。 

読後の評価に頭を抱えてしまう不憫ドラマ

2013年刊。
実はこれ、何年も前にマイページ内の『読みたい本』としてチェックしてあった一冊だった。
普段からピンときたものはどんどんチェックを付けて置くせいでそれが相当数溜まった状態になってしまっているが、ようやく通販にて取り寄せて読んだ次第だ。
確かにこれは読み終わった後に頭を抱えてしまうね…(苦笑)
でもまぁ自分の好みとは違っていても、”評価に困ってしまう”って話を読むのも結構面白か…

4

アヒルくんはソレを知らない コミック

コウキ。 

本当に「醜い」のはなにか

好きです、この作品。
表紙の可愛らしいイメージを良い意味で裏切るお話でした。


あらすじを読んだ印象では、ややネガティブで丸々と太った受けの蓮(アヒルくん)が、攻めで美容整形外科医の王子先生の協力の元、ダイエットに成功し、醜いアヒルの子から美しい白鳥へと生まれ変わるお話なのかな?と思っていました。
ところがこの作品はそれだけで終わる王道ストーリーではないんです。
人の美醜や美容整形な…

3

オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶- 小説

華藤えれな  コウキ。 

読みたいところが読めないもどかしさ

作家買いをして、買ったままで積んであったものを消化中。
この先生のオメガバは、オメガの受けが薄幸だったり、不憫だったり、健気だったり、うんめいにほんろうされ、それに耐えるタス出産、こどもをとられるというパターンばかりのようで、まとめて読むと、へきえきしてきました。どれも、おもしろそうにおもえる部分は数行で説明してしまい、読みたいところが読めないもどかしさも・・・・・脇キャラもご都合主義ばかりでざ…

4

恋の花咲くラブホテル 小説

川琴ゆい華  コウキ。 

甘々が長~い

さすが川琴さん激甘でした!表紙やあらすじからどうなんだろうと思ってましたが色々予想外でした。

感想を。
とにかく受けが攻めにデロデロに甘やかされて世話やかれて、性的なお世話もされてな日々が延々と続きます。正直飽きてきて読み終われるか自信を無くしそうでしたがあと少し頑張れと自分を叱咤しながら読みました。

二人の出会いから過去に何かあったのかな?と匂わせます。そして攻めは受けを好き好き攻…

1

アヒルくんはソレを知らない コミック

コウキ。 

王子様にも王子様が必要

救済と愛の物語なのかな?

ちょっと長くて休憩しながら読みました。
蓮くんがみにくいアヒルの子から白鳥になって。
王子様に見初められて幸せになるのかなと思いきや。

蓮はコンプレックスを忘れて生まれ変われた。卑屈さもみんな置いてこれた。これはきっと先生のお陰かな?それとも恵まれた環境で育ちひねくれずに育ったからかな?
逆に先生はコンプレックスを乗り越えたようで共存していて。親からも愛…

1

アヒルくんはソレを知らない コミック

コウキ。 

真実

現代日本でタブーとも言えるテーマに切り込んだ意欲的な一冊、某漫画に「醜いわ、人は見た目が全てです。その人の内面が全て外面に出ているのよ」という台詞があります。

当たり前ですがBLの登場人物(特に受け)は大抵非現実的なくらい可愛らしいです、なので良く言われる「読み手が受けに感情移入して攻めに愛され~」云々はすごく違和感があります。

アヒルから白鳥に変身するのが思いのほか早いですね、もう少…

1

アヒルくんはソレを知らない コミック

コウキ。 

アヒルは白鳥に

評価に悩む作品です。
1冊まるっと表題作なのですが、途中で違う作品になったかと思うような…

表紙と数ページで分かるように、アヒルくんである蓮が痩せて綺麗になる話が前半です。
まずつまずくのが、あまりにも容姿に関する話題が多いこと。確かに容姿がメインテーマなのですが、デブとかブスとか言い過ぎて少々げんなりしてしまいました。

中盤、晴れて蓮はダイエットに成功します。おめでとう!ここから…

1

クロスノベルス創刊15周年小冊子「クロほん」 グッズ

こういうスペシャル本、大好きだ

2017年で15周年となったクロスノベルスさんの記念本。みずかね先生の絵を拝んだ後、ずっと積んでたのをようやく読めました・・どのお話も10Pほど、2段組でしっかり小話です!
1と17が神!!!!!!!!あと、10と15も大好きでした!ので萌2にしました。

1.かわい有美子先生『透過性恋愛装置 』後日談
  冒頭読んだもののあまりの性格の悪さにまだ本編読み切れていません!
  なんだけど…

2

アポロンの略奪 オメガバース・契りの運命 小説

水樹ミア  コウキ。 

気を遣わないてすむ関係


「リュカオンの末裔」「アルテミスの揺籠」の続きになります。
「アルテミス」で白国への侵略を阻止された後の赤国の話。
今作だけでも読めると思いますが、前提である前2作を読んでいるほうが話の中に入っていきやすいと思います。
前2作ではアルファはオメガを得、オメガのために生きることが最上の喜びだという話でしたが、今作ではもっと切実な問題、自分が素を見せることができる唯一の存在という形であらわさ…

1

喰われたがりの仔羊くん コミック

コウキ。 

美味しそうな食べ物たち

受けの羊がすごく片思いを長引かせているけど、これって両片思いなんじゃない?と読んでいるこちらは早くから気がつくようなお話でした。

可愛いは可愛いんだけど、なぜ士狼が羊を受け入れないのか疑問でした。
ただ、一生懸命な羊にはとても好感がもてたし、思い詰めて一切の食べ物を受け付けなくなってしまうところは切なかったです。
士狼も羊もお互いが一番で、相手の気持ちを考えて謝ってしまうところは似た者同…

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