尾上与一さんのレビュー一覧

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

数年後が見てみたい

作者さま買いです。
内容については他の方が書いているので省きます。
ゆっくりと始まった二人の数年後が見たいです。
仕事になれたであろう慧がどんな成長をしていくのか。
見守っていきたいと思いました。

3

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

作家の特性にあった本を読みたい…

 辛口意見になります。
こちらの出版社から出された本を何冊か読み、この作家さんは現代日常ものに向かれていないのでは…と思ってしまいました。Hollyノベルズ時代の頃の良さが全く感じられなくて、別人のように思えます。
あの世界観だからこそ力が発揮されていたのでしょうか。。

 文章もストーリーも単調でキャラメイキングも微妙で入り込めませんでした。
ストーリーが地味でもキャラが立っていれば楽…

6

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

泣けた…

実はこの作品「小説Chara vol.44 2021年 7月号」に掲載された時に泣かされたお話でした。
発売まで時間が開いたのでその作品だとは知らずに購入したのですが、読んでて途中で気が付きました。

何回読んでも桂路の兄の麒一郎の手帳の文章に泣いてしまうんですよ。
彼は意図していなかったかもしれませんが、彼の大事な家族を結び付けることには成功したと思うし、目的を達成出来てあの世でにこにこ…

6

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

芽吹いたものを見守りたい。

なんというか、物静かでしんみりな雰囲気の中で、ところどころふふっとなるとこもあり。

受け様の慧は、秘書見習いの慧。
攻め様は駆け出しの画家、桂路。

お金持ちのぼんぼんだった桂路は、家を飛び出してその日暮らしをしながら、絵を書いてきた。
そんな時、唯一応援してくれていた兄の麒一郎が亡くなり、その遺産として、秘書見習いの慧を譲られることに。
慧に普通の生活を教えて欲しい、と兄の遺言に…

6

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

寄り添っていく二人が愛おしい

とっても好き。
登場人物それぞれが抱える生きづらさに寄り添い共に並んで歩いて行く彼らが愛おしい。
慧のここまでを思うと心痛むけれどそれでも諦めず成長しこの先を二人で過ごす時間を思い嬉しさと安堵でいっぱいになった。
読者の私も慧の個性を丸ごと愛したい。

3

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

大いなる遺産

最近めっきり希少な現代モノで尾上先生と草間先生のタッグ…と聞いて
これはもう買うしかないでしょ!
というわけで、端正な美しい文章で綴られていたのは再生をテーマにした”寓話”という印象で、”萌”で括れない作品だなと思いました。(でも、喪服とか敬語とか男秘書とかに地味に萌え…)

正直なところ、やはりBたちがLする生々しい関係性やモダモダが好きなので、”あぁ~なんて清らかなんだ~!”とちょっと…

3

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

見守られる

先生買い。雑誌掲載時もいいなあと思っていましたが、描きおろし部分も良かったです。見守ってくれる他者の愛、攻めの絵に向き合う心、受けの小気味よい仕事ぶりなどが好きでしたので、神よりの萌2にしました。温かい愛情(性愛抜き)も大好きよ!という方でしたらおススメしたいです。私はやっぱりお兄ちゃんが大好き。

企業の次期代表取締役だった兄が亡くなったと連絡を受けた桂路(けいじ)。絵を描きたいと21歳の時…

5

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

うん、愛だな、愛

ファンタジーではなく、現代日本男子達のお話。なんだかホッとします。リアリティがあるかないかでいえば、まあないんだけど、こういうちょっと現代のおとぎ話のような感じも好きです。

挿絵が草間さかえさんだと特に読んでみたくなる不思議。画家を目指して金持ちの家を飛び出した青年26歳×可哀想な過去を負った訳ありのアンニュイな謎めいた青年22歳のお話。20代の若者同士です。

プロローグから見ると、訳…

4

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

映画を観ているような感覚

尾上与一先生の作品はこの作品がハジメマシテです。

評価値が高い作品が多いのも知っていましたが、なかなか読む機会がなく…本日が私の尾上作品デビューの日。
まだまだBL小説修行中の身で、色んな作家さんの作品を色々と拝読させて貰っている途中です。まだ読んだことのない作家さんの作品を読むこのファーストタイムが一番ドキドキするし楽しみな瞬間です。
今日、尾上先生の作品を手に取ることが出来て嬉しく思…

8

セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

何から何までパーフェクトな神作品。

作家買い。 
しかも草間さんが挿絵を描かれているということで発売日を心待ちにしていました。
尾上作品はほぼほぼ読んでいますが、毎回泣かされます。けれど、今作品ほど温かな涙が流れたのは初めてかも。切なく、けれど温かく優しいお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は駆け出しの画家・桂路。
実家は大企業を営む富豪だが、両親の敷いたレールに乗ることを拒…

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