川琴ゆい華さんのレビュー一覧

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

この両片思い的なのは萌

頭部を打つ怪我をして記憶喪失になった深尋。
直ぐに記憶は戻ったけれど、高校の同級生である准平が「実は恋人なんだ」という。
深尋は記憶喪失が戻っていることを隠して准平にしたがう。

この、二人の気持ちの動きや行動が中々面白い。特に深尋のネガティブな思考から准平に対する変な誤解がすれ違いの元なのに、それに気づかず、というか気づかないようにしているというか。臆病なんでしょうね。
そんな二人にも…

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今夜、きみと星につなごう 小説

川琴ゆい華  小鳩めばる 

健気不憫受けが好きだから…

最初、梗(受けが)同じ職場の大宮さん(攻め)に
コールボーイのふりをして~と言うところからお話が始まり
コールボーイ…?と動揺しつつ読んでいったのですがすっごく良かったです。

梗が大宮さんのことを好きで仕方ない気持ちが
これでもかと言うぐらい詰まったお話になっていて
梗が健気ですごく切なくなりました。

そんな梗の閉じ込めた気持ちを
大宮さんが引きずり出してくれてほんとによかっ…

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宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

切なさもきゅんも全部

挿絵目当てで購入しました。


記憶喪失×再会モノ。

深尋が記憶喪失になった時に、恋人でもない准平が
恋人だと言って同居することになるのですが
一切手を出さない准平に紳士さを感じていました。
※恋人じゃないのに同居するところには思う所もありましたが…。

深尋には深尋で、過去の話になんだかなぁ…と思っていたのですが
准平の深尋への想いを見た時にその気持ちは消化されました。

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好きも積もれば恋となる コミコミ特典SS小冊子 内緒の裏リスト グッズ

ほんわか~♪

本編終了後のお話。
内緒の裏リスト清史郎verと、継海verがそれぞれの視点から書かれています。

裏リストの詳細は出ていないのですが
どれから出すべきか…と悩んでいる清史郎が可愛くて笑えました。
どう駆け引きするか考えている清史郎に
両思いになっても欲と言うのは尽きないものなんだなぁとしみじみ思いました。

そしてまさかの継海まで裏リストがあるとは…!
なんか微笑ましい二人なん…

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好きも積もれば恋となる 小説

川琴ゆい華  秋吉しま 

素敵なお話

嘘から始まる恋のお話です。

上司にお見合いを勧められて、断る為にゲイだと告げた継海。
それでも引かない上司に、継海の後輩の清史郎が「僕と付き合っています」と告げ
そこから同棲するまでに話が広がってしまいー…。


きっかけが嘘なのですが、この二人が少しずつ心の距離を縮めていくのが読めて良かったです。
ちょっとずつちょっとずつ動く恋心なので、
ずっときゅんきゅんしっぱなしでした(…

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恋の花咲くラブホテル 小説

川琴ゆい華  コウキ。 

言葉の重み

高校で小説家デビューを果たした凌の次回作のための取材として担当編集者が知り合いのラブホテルオーナーを紹介する。紹介された相手は吉嵩といって、初対面から距離をグイグイ詰めてくるタイプ。

なんと初対面のその日のうちに飲みに行き、執筆のためにとホテルに泊まることに。そして執筆のためならとホテルの一室を格安で貸してくれると言う。

凌はラブホテルオーナーという肩書きや、遊んでそうというイメージで…

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恋の花咲くラブホテル コミコミ特典書き下ろし小冊子 グッズ

過去と今

吉嵩視点でのお話。

高校時代吉嵩が凌のことを、どんなふうに思っていたのかがこちらを読むとわかります。
淡くもあり切なくもあるお話で、高校時代から現在にお話は変わるのですが、
こちらを読むと、最初に読んだ高校時代の吉嵩の気持ちが救われたんだな…としみじみ思います。

あの頃抱いてた吉嵩の疑問が、長い年月を経て解けたのもよかったです。
官能小説じゃなかったけど、あの数々のパワーワードが…

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恋の花咲くラブホテル 小説

川琴ゆい華  コウキ。 

じれじれからの…

ラブホテルのオーナーと、小説家のお話です。
最初から吉嵩の言動に、ん?と思わされるところが
ちょこちょこあったのですが、その疑問は読みすすめると全部わかります。

凌があまりにも鈍感なので、吉嵩にかなり同情してしまいましたが
無事、自分の気持ちをわかってくれてよかった…!
初恋がまだな人間が初恋を自覚する難しさを
この作品で改めて感じることができました。


エッチなーシーンは…

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好きも積もれば恋となる 小説

川琴ゆい華  秋吉しま 

真摯な2人が素敵

上司の勧めるお見合いから逃れるために、ゲイだと嘘をつき、アシスタントの雨宮清史郎の付き合ってる設定に乗っかった継海。清史郎や周りに乗せられ、本当に同棲する事に〜というお話。

清史郎が策士で外堀の埋め方やToDoリストに感心するんだけど、根底に継海への熱い想いがあるので、その懸命な様子にきゅんとする。
対する継海も最初は罪悪感がありつつも清史郎といる心地良さや可愛さにときめいてく様子が可愛か…

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ペットと恋はできません 小説

川琴ゆい華  陵クミコ 

ほわほわ時折むずむず

シーモアのあらすじのほうがわかりやすいので、載せます。

「人づきあいに臆病な周史の家に、ある事情から転がり込んできたのは旅行中の高哉。周史はひっそり生きたかったのに、泊めた翌朝早々に最悪のところを見られ、高哉にゲイだとバレてしまう。だが高哉からやさしく「俺と、してみる?」と誘われ、一度だけ寝ることに。その後、高哉はここに滞在中は周史のペットになると言い出した。もうえっちはしないという約束で、…

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