ハヤカワノジコさんのレビュー一覧

夜空のすみっこで、 コミック

ハヤカワノジコ 

攻めの言動に共感できず

 ストーリー展開はそれなりに練られていたとは思いますが、攻めの須藤の魅力を理解しきることができなかったので、中立評価に落ち着きました。高校時代、後輩だった星野から好意を向けられていることに気付いて自分も彼が気になりつつも、同性であることをすんなり受け入れられず、身勝手に突き放してしまった須藤。当時の彼の戸惑いは当然だと思うし、その衝動的な拒絶を責めたいわけではありません。

 でも、大人にな…

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

迎える夜明け

上巻で動き出した2人の物語が、ちらばったものを1つずつ回収して形になります。
もう少し甘い2人が読みたかったな~と思わないでもないですが、ついこの間まで別の人を想っていたのに急に相手が変わったからってラブラブになったら、それはそれで現実感がないので、この距離感で収まって良かったのかな~と思っています。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

ちらばっていたものを回収していく下巻。…

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夜明けにふる、(上) コミック

ハヤカワノジコ 

こじらせた初恋

【夜空のすみっこで、】のスピンオフ。当時は子どもだった子たちの恋模様です。
夜空で主要人物だった、須藤と星野もでてきます。
当時こじれにこじれた関係を年月を経て、ほどきながら進めていきます。

ハヤカワノジコ先生の、空間を表現する独特の描き方はとても素敵でした。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

夜空では小学生だった、大樹と翔太。夜明けでは高校生になっています。

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

夜空から夜明けに

主体の二人の高校生らしい男の子らしさというか、すれ違い加減にきゅんときます。

上巻を読む事は勿論、既刊の夜空のすみっこでを読んでいないと、複雑な感じは空回りするので是非読んでください。回り道を沢山してゆっくり世界が動きます。
上下ともすごいボリュームがあるのですが、恋の進退はひとまず第一歩といったところでしょうか?絶対この巻以降もひと悶着ありそうなカップリングです。

夜空の中で感じる…

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

がんばれ大樹

さてと、上巻の最後で翔太に衝動的に告白してしまった大樹ですが、翔太のことで雁字搦めになってしまった自分の心を動かすためにと衝動的に星野に会いに行くのですが…。
翔太も大樹も、子ども達は、初恋というものの理不尽さに翻弄されて、色々とジタバタと行動を起こしてくれるからいいのですが、やっぱり問題は大人たち、昭弘と星野の方で、この二人が何かを曖昧にしたまま、家族のような、そうでないような、中途半端な形で…

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夜明けにふる、(上) コミック

ハヤカワノジコ 

初恋は実るか、実らないのか

ブルーを基調としたカバーイラストの、この色合いもタッチも、すごく心惹かれるものがあるので、スピン元の「夜空の~」をしゅみじゃない評価にしていたこともすっかり忘れて購入。
とりあえず、これだけ読んでもそれほど問題なく読了。
子どもには、やっぱり同じ年の子どもどうしでちゃんと恋した方がいいよねっていう事を上下2巻にわたってじっくりと描いたお話なんだけど、上巻は翔太の幼馴染だった大樹が、翔太に思いを…

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夜明けにふる、(下) コミック

ハヤカワノジコ 

恋が動き出す

上巻はずっと変わらないままの時間の描写が多かったですが
下巻は色んなコトが動き出し変わっていく時間になっています。

高校生が恋にもがき苦しむ姿や、現実と向き合って前へ進もうとする姿。
親子関係の進展など涙腺が緩むシーンがありとても良かったです。

ただ…まぁなんとなくうっすら想像出来てたけれどやはり「未満」なんですね(;´v`)
ゆっくり丁寧な描写は良いけれど2冊もあるのだからもう…

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夜明けにふる、(上) コミック

ハヤカワノジコ 

長く続く一方通行の気持ち

「夜空のすみっこで、」スピンオフ。
当時小学5年生だった子ども達の5年後を描いた作品です。

前作でメインだった父・昭弘や星野先生がストーリーに絡んできますし、
今作の全ての始まりが「夜空のー」に詰まってるので合わせ読み推奨します(^^)


さて、上巻の感想です。

あれから5年経ち、子ども達は高校生になりました。
昔と変わらず星野先生への片想いを続ける翔太。
昔より距離は…

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くらやみにストロボ コミック

ハヤカワノジコ 

正太郎の想いに新はもっと浮かれてほしい

新が悲観的で辛い。
長年の片想いや正太郎が告白され女の子がフラれてきたのを見続けてきたり、昔ホモだといじめられる生徒を見たりして怖がるのはわかるのですが。

せっかく両想いがわかったのに、正太郎が新をすっごく好きなのに、なんか悶々色々考えちゃって。
もっと、わーいとなってほしかったなあ。

関係もなかなか進まず。正太郎はまっすぐに向かってきてくれるのに。
でもキスの練習に付き合うって…

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えんどうくんの観察日記 コミック

ハヤカワノジコ 

独特な雰囲気がとても良い作品です

他人と会話をせず、一人でいつもいる遠藤くん。彼の後ろの席になった津田くん。そしてその友だち神崎は遠藤くんの髪が気に入り、切らせてくれアピールをするも挫折。
そんな関係から、ゆっくりと友だちになっていく遠藤くんと津田くん。
でも、遠藤くんを見ていると、不思議な気持ちになる津田くん。鈍感だから気づかないのですが。

もの凄くスローペースで話が進みます。それが心地いいのです。
遠藤くんの目が髪…

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