プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念ANNIVERSARY BOX

platinum bunko 10shuunen & cannacomics3shuunenkinen anniversary box

プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念ANNIVERSARY BOX
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
20%

商品説明

プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念の応募者サービス小冊子。
商業誌番外編集です。

レビュー投稿数3

30人の先生の番外編

30人の先生方が小説、コミック書いてくださってますうち、凪良先生と宮緒先生の番外編読みたさに入手。期待通りの面白さでしたので神にしました。はっちゃけ番外編もしんみり番外編も大好きです! 以下その2編についてのみコメント。

1.蟹の宿 凪良ゆう先生 「お菓子の家・・」番外編
  二人で旅行に行くお話。ほんとそれだけなんですけど、そこにエロおやじ
  丸出しの阿木と、不愛想で暗くて顔がこわい弘明と、魂の双子であるクロが
  関わってくると、もう可笑しくって可愛くって愛おしくって笑い転げ。
  アンプチニで蟹の形をしたカニパンが売られるようになり、里央がご機嫌さん
  だったそうです!幸せ感満点です!

2.プレゼント志願 宮緒葵先生 「愛犬志願」番外編
  まもなく旭の誕生日ということで、ありとあらゆるものから情報収集し
  「プレゼントは俺だ」という結論にいたった安綱のお話。既に可笑しい。
  変態変人丸出しの超絶イケメンが超力ある犬神なんですから
  ロクなことにならないです。こっちもめっちゃ面白かったでした!

0

30作品の番外編を収録

小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。

コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。

小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。

凪良ゆう「蟹の宿」
「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、二人の初旅行の話です。阿木曰く、チンピラみたいななりなのにウブで可愛い弘明の魅力全開でした。

夏乃穂足「サマー・サプライズ」
「脱いだら凄い嶋崎さん」番外編。嶋崎から水泳を教えようと言われて向かった先は…という話。を自分が先に好きになった、と主張する有紀が可愛かったです。甘い二人の後日談に満足でした。

真名あきら「いつも共に」
「転げ落ちた先に」番外編。もう少し一緒にいて欲しいと望む渥美の気持ちを知った鈴木の行動が、本編同様の上から目線で面白かったです。

2

「従者にあらず」・「くろねこ屋歳時記」番外編

プラチナ文庫&CannaComics応募者サービス小冊子「ANNIVERSARY BOX」です。小説11編、漫画19編を収録。そのうち、本編既読の『従者にあらず』と『くろねこ屋歳時記』の番外編を読みました。

【小説】『従者にあらず』番外編「魔法使いと小さな呪い」椹野道流
疫病の流行から半年後。パン屋のホルガ―と魔法使いのロテールは毎日のように夕食を共にしています。しかし今日のロテールの様子はなんだかおかしい。もともと小食のロテールですが、今夜はいつにも増して食が進んでいないようなのです。その日から3日間、ロテールはあまり食事を摂らなくなりました。とうとう堪りかねたホルガ―はロテールを問い詰めると…。

ロテールとホルガ―の後日談。ロテールの魔法使いの仕事に真摯に取り組んでいる姿勢がよく分かるエピソードです。魔法使いの責務の重さに悩むロテール。そして彼を支えるホルガ―。二人は真面目ですし、他者を思いやる優しさも持っています。椹野作品全般に言える点ですが、主人公たちはBL小説の登場人物としての攻め受け以前に人間として優れていて好印象でした。
またこの掌編で描かれているように魔法使いは光も影も担う存在という設定が、このシリーズをふわふわとした甘いファンタジーから深みを持つシリアスな作品に変えていて、良い効果を出していると思いました。


けれど応募者全員サービスの締め切り後に『従者にあらず』は発売されたんですよね。この小冊子を応募した時はそもそも本編が発売されていなかったので、まさか『従者にあらず』の番外編を読むことになるとは思ってもいませんでした。『くろねこ屋歳時記』かカリノ製薬シリーズ(『きみのハートに効くサプリ』・『きみのハートに刻印を』)の番外編が収録されると思っていたのでがっかりしました。この掌編自体は面白かったんですけどね…。


【漫画】『くろねこ屋歳時記』番外編 くも(原作・椹野道流)
日比暦神社宮司・宮島鹿郎×酒屋・地御前大介カップルのお話。
12月のある夜。鹿郎は大介に明日自分が誕生日を迎えると告げるのですが…。

相変わらず大介を手の平で転がす鹿郎。二人の関係性はこのまま変わらないで続いていくんだろうなと思いました。鹿郎の腹黒だけど憎めないキャラクター性が良いです。
くも先生の作画は味があって素敵ですね。

3

この作品が収納されている本棚