野原滋さんのレビュー一覧

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

健気でかわいい

そらがひたすら健気でかわいい。
高虎も暴君ではなく、始終優しく紳士な大人の対応をしていたので安心して読めた。
そらを女の子みたいと言う感想もちらほら見かけるが、それほど女の子っぽいとは思わなかった。
見た目以上に芯がしっかりしていて、少年らしさが垣間見える場面が多々あったからかもしれない。
凛々しく、健気でかわいくて、高虎が惹かれるのも納得できる。
どちらも精神的にしっかりしているためか…

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犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

No Title

推し先生のひとり、野原滋先生。

ストーカーの紺とストーカー撃退に雇われたテツロー。
出会った初日からふたりのおもしろ攻防が見られます。
紺がね、明らかにちょっとズレてる感。
味覚が鈍かったり考えることを放棄していたり
過去に何かあったのかなと。
な~~んてのほほんと読んでいたら……!
やられました…
両親を亡くした火事、背中の火傷の意味、
姉の死因、先生との遺恨。
お隣の笹…

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野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

最後まで強気な受けがいい

初読み作家さんでした!文章が読みやすく、特に会話のテンポが良くてスルスル読めました。

金持ち喧嘩せずと言いますが、攻めは御曹司の次男坊で大らかでリーダーシップがあり茶目っけのある年上社長。一方受けは美人なツンツン強気秘書。ということで大変美味しい組み合わせでした。
受けが絆されつつも、最後の最後まで強気なのが良かったですね。攻めとの会話が面白く、手綱を引いている感じがして良いパワーバランス…

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泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

意地悪な包容力

野原滋先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました

個人的、各項目5段階で
意地悪 4
包容力 3
しんみり 2
エロ 2
な感じだと思います。

諒一さん×翠くんのカプです。

美大生の翠くんは、姉の結婚相手の兄である諒一さんと親族顔合わせの時に口論になってしまう。翌日、翠くんに謝りに家を訪ねて来た諒一さんに泣き腫らした顔を見られてしまうが…。

物…

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天色の瞳は千年の恋を抱く 小説

野原滋  八千代ハル 

なぜこれが電子限定おまけなんだ(悔)

千年の時を超えたラブストーリー。途中までめちゃくちゃ神!と思いながら読んでいて、最高に盛り上がった熱いところで失速、その後一番読みたかったエピソードに泣いてしまったら、これがなんと“電子限定おまけ”だった。なぜ。

葵は山神の生贄にされた不幸な身の上の子。死にたくないと乞う気持ちがさっぱり分からないほど酷い日々を送ってきてるのに、ギャン泣きして騒ぐ様子は新鮮だった。

シンは呪われた身体で…

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天色の瞳は千年の恋を抱く 小説

野原滋  八千代ハル 

シンが切ない

もうタイトル通りの読後感。
ハッピーエンドです、ハッピーエンドなんです、でも心を占める2割くらいの切なさ。
記憶が無くなっていく系にはもれなくついてくるこの感情。
ただ死を待つのみだったシンが少しずつ葵に心を寄せていく様、でも痣の侵食と共に、葵との記憶すら忘れていってしまう切なさ。
人間だった頃のシンの明るさが現在のシンと対象的で、ちょっとした嘘をつくところはヨキとリンクしていて。
本編…

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そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

ラブラブでほっこり♡

今作では空良の双子の姉、梅乃が登場。もう存在を知った時点で嫌な予感が…高虎も同じ気持ちだったんじゃないかな〜空良が傷つかないか心配で仕方ない。
最初こそ会う事を恐れていた空良だけど、初めての肉親との触れ合いに喜ぶ様子は微笑ましいけど不安は拭えなくて。高虎の心情を思うと、何とも言えない気持ちでした。極めつけは空良の言葉、あれは辛かったです。
ただあそこから少し空良の気持ちが梅乃から逸れたし菊七も…

2

砂漠の王子と忍びの恋 小説

野原滋  カワイチハル 

あったかちょいエロ系

野原先生のクスっと笑わせる文体、トラブルと言えば嫉妬、カワイチハル先生のとにかくキュートな王子と、童貞だが異様にキスがうまい忍者。
精神的圧迫のない、楽しく読めるBLです

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そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

血の繋がりがうむ情とすれ違い

本シリーズは三雲の鬼神とよばれる勇猛果敢な武将と
姉の身代わりで嫁いだ男嫁のお話です。

受様の双子の姉が小間物屋の夫と共に日向崎を訪れる顛末と
姉夫婦が再び日向埼を訪れる続編短編を収録。

受様は隼瀬浦の領主の妾子腹の攻様との縁談を嫌がった
双子の姉の身代わりで攻様に嫁いぎますが
三雲の鬼神と呼ばれる攻様は今や日向崎の主となり
多忙な日々を送っています。

受様は優しくまっ…

3

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

笑って笑って…ちょっとほろり

エロは少なめ、体感10%といったところです。
が!ストーリーがおもしろくてスイスイ読めちゃいます。
淫魔と間違って魔王を召喚、弱っちいかと思えば実はすごい力を持っていてその魔王を無意識に呪縛、マオと名付け、手懐け?、一緒に暮らし始めるサトシ(本来は漢字。最後までこの名前が読めずに苦戦しましたw)
ン千年ぶりの人間界で巻き起こすマオの珍道中とサトシとの掛け合いにかなり笑いましたwww
純粋に…

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