小中大豆さんのレビュー一覧

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

正統派ファンタジー

作家様がTwitterでシリアスなファンタジーと宣伝されていたので購入。着衣の笠井先生カバーなのも期待感を高めます。分厚っ!…いのですが例によって読みやすく想像しやすい文章なのでスイスイ読み進められました。

今作は攻めザマァっぽい流れで、攻めが立身出世のために主人公のわがまま王子を利用しまくってきたツケが自分に返ってきてヤキモキするという、設定的には美味しい展開でしたね〜。オズワルドが性格悪…

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秘密のオメガとアルファの貴公子——契りの一夜 小説

小中大豆  兼守美行 

求めてたオメガバース!

小中さんの作品を片っ端から読んでいる最中です。両片想いや攻めザマァ好きにたまらないですね!
どの作品も「どうやってくっつくの!!」と最後まで焦らされ楽しませてもらっています。
残りページが少なくなると無性に寂しくなる、そんな作品に出会えて本当にうれしいです。
わたしは小中さんの作品をレビューするのは(多分)はじめてなんですが、これはちょっとおすすめしたいぞ!と思ったので書き残してみます。

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

一気読み必至

小中先生と笠井先生のタッグに惹かれて購入。400頁を超えるボリュームですが、サクサク読めます。他のレビュアー様が絶賛されている通り一気読み必至です。

冒頭ふわっとおとぎ話然とした印象で、攻も受もポンコツすぎて若干不安をおぼえました。が!ポンコツだった主人公が自分の果たすべき責任と役割に気づいて、どうにかせにゃーと、今まで休眠していた頭を使って行動を起こしはじめるところからは俄然面白くなって、…

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

願うのは貴方の幸せな未来

今回は七侯の末席メルシア家の三男と
正妃を母に持ち薔薇の印をもつ王太子のお話です。 

我儘に育った受様が覗いた不幸な未来を変えるために、
生き方を変え、攻様とともに国を変える王となるまで。

受様はルスキニア国王の第三子にして
七侯家の筆頭ゴドウィン公爵家出の正妃が産んだ
唯一の子でもあります。

この国では政治の決議は国と七つの公爵家による
「円卓会議」で決しますが、七侯…

9

溺愛王子、無垢なる神子を娶る 小説

小中大豆  石田惠美 

無類の女好きが恋(一目惚れ)するお話

宗教的な理由で結婚をすることになった紅玉国のヴィハーンと、蒼玉国のシャウーリャ。シャウーリャは銀髪碧眼で白い肌をもつ、数年に一度しか現れないという「白き神の子」。(シャウーリャはアルビノなのかな?)

神子を娶ることで神の加護を得られるという理由から、ヴィハーンの元へ嫁ぐことになりますが、レビュータイトルに付けたように攻めのヴィハーンは無類の女好きで、流した浮名は数知れず。そのうえ昔の風習や宗…

3

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

絶対に読むべき作品です!

小中大豆先生の作品は、最近他レーベルの「旦那様と甘やか子守り浪漫譚」を読んだばかりでした。
あちらも面白かったですが、こちらの作品の方が断然面白かったです。

なんと言っても本の厚さに驚きました。でも、面白くて厚さはむしろご褒美とさえ思えてしまいました。読み終わりたくないという気持ちと、早く結末が知りたいと思うジレンマに陥ってしまいました。

小中大豆先生があとがきに書いていらっしゃる通…

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

大作!オズワルドにはもう少しお灸を欲しいところ。

(努力+友情+勝利)×BL
本の厚さと序盤の王子エセルや、オズワルドとのやり取りに、最後まで読めるかしら…と心配でしたが一気読みでした!

すごいです!主人公たちと共にこちらまで国を立て直した気持ちになります。
もう読んでてエセルに泣けて泣けて。

詳しくは他のレビューに書いてあると思うので、自分の思ったことなど…。

エセルが霊廟の銅鏡を覗くところからは、もう本から離れられず、涙…

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旦那様と甘やか子守り浪漫譚 小説

小中大豆  六芦かえで 

『なんちゃって』にしたところに

小中さんのキャラクターへの愛を感じたんですよね。
『本当の大正時代だと、それ以降が暗い時代になってしまうので』という様な事があとがきにありまして、作中人物をも大切にしていくんだなぁ、と激しく好感を持っちゃいました。

恋愛と言うよりは、家族愛に近いもののお話なのだと思います。
主要登場人物の4人すべてが両親を亡くしています。
子ども組(龍郎と凛太、珠希)は周りの大人にも恵まれない。
大…

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

真実を受け入れ強くなる

伝説の王の生まれ変わりの証といわれる薔薇の聖痕を持つダメ王太子・エセル。
そんなダメ王太子が、国と自分自身を起死回生させる物語。

起死回生するという主軸のお話がめちゃくちゃ面白かったですし、エセルとオズワルドの恋も、すれ違いながら進展するところも同時に描かれています。

正直、最初ダメ王太子エセルの狼藉っぷりに引き気味でした、、、。
え、この主人公を私は好きになれるの?
この感じで…

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狐宝 授かりました 小説

小中大豆   

民話調BL

家族愛が溢れていて、良かった。

冒頭から、寂しい
・・両親の事故死、祖父母の死、あっけなく天涯孤独になった主人公の和喜。
そんな主人公和喜に、恋人ができる。恋人は、実は妖狐。

一度の交渉で妊娠した和喜。
男原から生まれる妖狐の力は絶大で、母体の気を消耗しながら育つ。
出産を無事終える為には、条件がある、それについて悩む二人。
そして無事生まれてきた、3人の子狐たちが物凄く可愛…

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