宮緒葵さんのレビュー一覧

幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

幕末混乱期のΩ拉致物語

評判の麗人、菊夜叉は父を知らない。
菊夜叉が3才の頃に亡くなった母は、今世で言うシングルマザー。
生前に「お前は父上そっくり」と語っていた生母、
父親がどういう人なのか語られないで謎のまま。
その菊夜叉の謎の父が、この物語のキーパーソン。

意外な展開が面白かった。
バッドエンドに入ると思う。終りが耽美的。
もうちょっと幸せを感じる円満な終わり方にできなかったのか、
会話が無い、…

0

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

美麗なトーヤマのキンさんだった

BL版娯楽時代物
江戸町奉行・遠山金四郎景元/北町奉行遠山の金さんと、暴れん坊将軍のパロディだから、面白くない訳ない、
物凄く面白かった。
時代物が嫌いじゃ無ければ、是非読んでみてください。面白いから。

BL版のキンさんは、紅梅の精のように美しくて、華奢で可愛らしい。
統山鷹文の一人息子・好文は、父に溺愛され、実母が早世したあと、母代わり(メンズ母性)の美麗な剣客・実醇(サネアツ)に…

1

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

読み物としては面白い

個人的にはわんこ攻のイメージが強い作家さんなのですが
今回はわんこというよりも狂気的な部分が強かった。
作品としては面白いのだが、やはり根本的に女性思考的な部分が
精神面で大きいのもあり、BLとして好きかといわれると。。むーん

お話。
夢でうなされる受。いつもきまって女性に首を絞められ死んでしまう。
そのため、女性に対しての恐怖心が現実にも付きまとっている。
仕事でも、距離をとる…

1

蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

受けに自己投影できれば楽しそう

表紙がカッコ良すぎて惹かれた一冊。文章は読みやすく、単語一つ一つのチョイスが徹底しており、独特の世界観を上手く作り上げているようで良かった。醸し出す雰囲気がとても官能的。

受けのナギは女性にした方がしっくりくる。物を知らず思考力も弱く、それでいて男を手玉に取る方法だけは本能的に知っているタイプ。後半、覚醒し始めてから上から目線になるところは好きになれなかった。性格の歪んだ悪女のよう。
シナ…

1

つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

超絶不運な男が異世界召喚される


天涯孤独な青年が異世界召喚され溺愛される話。


「やっと死ねる」
迫りくる列車に、常に不運に見舞われ生きる気力をなくしていた光希(受け)が安堵したその時、「やっと見つけた」と声がして、気が付いたときには豪奢なベッドの上で人間離れした美貌の男に組み敷かれていました。
黄金竜の子孫だという竜人ラヴィアダリス(攻め)は光希が自分のつがいであり、今までずっと不幸に見舞われてきたのは光希のい…

1

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

素晴らしい犬っぷり。

 宮緒先生の書かれる執着攻め様、大好物なのですが、今回は犬っぷりが清々しい攻め様でした。
わんこなんてかわいいものじゃない、猟犬猛犬な攻め様。
主のためなら何でもするし、主のためにしか動かない。

 中華風のファンタジー設定のこちら。
受け様は、蒼龍皇国の皇帝の弟の息子である公子、瓏蘭。
攻め様は、戦闘特化民族である犲一族の長であり、皇国の将軍凱焔。
跋鬼という異形の化け物の誅滅を掲…

3

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

犬攻めの集大成では?しかし犬度が高すぎて…。

はじめのうちは、デビュー作の【堕つればもろとも】を連想しました。

しかしスケールの大きさ、登場人物の多様さ、主人公の清らかさ賢さすべてが深みがあり萌えだけではない読み応えがありました。

中華はロマンがありますね。大陸、大平原、蒼穹、貿易などなど。

物語は国の成り立ちと真相、皇族に課せられた使命などもりだくさんでした。

宮緒さんの犬攻めです。犬度も上がり狂犬ぶりが堪能できます…

2

ラスト 小説

宮緒葵  乃一ミクロ 

誰が一番こわいか

中立より萌。
ストーリーは凝ったつくり。
最終章での独白っぽいかんじで一気にネタバラシされるのが少々残念。

空閑は少々ぶっ飛んでるけど宮尾先生にしてはエロ抑え目か。
でも無駄金使いすぎ、仕掛けが大掛かりすぎて、
そこが面白いところなんだろうけれども、ちょっと非現実すぎかなあ。

でも一番引っかかったのは、真人キャラ。
ちょっと出来過ぎ、天使すぎ、順風満帆すぎ。
ある意味チート…

0

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

はい神ー

止まらないブックマーク!ハイライト!重複する購入!

いいもの見させていただきました。ワンコで褐色肌、規格外のわがままボディを持った凱焰が瓏蘭を好きすぎるところがたまりません。そして瓏蘭は美人、貴族、童貞という欲張りセット。くぅ〜!

凱焰がみずからの命を投げ打ってでも瓏蘭を欲しがったところ、死地へ赴く前に愛する瓏蘭と出来る限り交わろうとするところに、「凱焰は生きたがっている」という実感を…

5

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

凱焔 は何回「瓏蘭様」と叫んだか?

時代背景が面白くて、楽しく読むことが出来ました。好きな作品が増えてしまった。

▶あとがきによると、「時代背景は唐あたり、で曖昧」
・・とあとがきに有ったけれど、読んだ所、唐じゃなくて、秦が出来る前辺りじゃないのかな?
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★万里の長城:
春秋時代から建造が始まり、続く戦国時代には、隣国に対する防御壁として各国がここに城壁を築いた。それ以前につくられた長城の遺構も合わせると、総延長…

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