宮緒葵さんのレビュー一覧

つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

超絶不運な男が異世界召喚される


天涯孤独な青年が異世界召喚され溺愛される話。


「やっと死ねる」
迫りくる列車に、常に不運に見舞われ生きる気力をなくしていた光希(受け)が安堵したその時、「やっと見つけた」と声がして、気が付いたときには豪奢なベッドの上で人間離れした美貌の男に組み敷かれていました。
黄金竜の子孫だという竜人ラヴィアダリス(攻め)は光希が自分のつがいであり、今までずっと不幸に見舞われてきたのは光希のい…

1

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

素晴らしい犬っぷり。

 宮緒先生の書かれる執着攻め様、大好物なのですが、今回は犬っぷりが清々しい攻め様でした。
わんこなんてかわいいものじゃない、猟犬猛犬な攻め様。
主のためなら何でもするし、主のためにしか動かない。

 中華風のファンタジー設定のこちら。
受け様は、蒼龍皇国の皇帝の弟の息子である公子、瓏蘭。
攻め様は、戦闘特化民族である犲一族の長であり、皇国の将軍凱焔。
跋鬼という異形の化け物の誅滅を掲…

3

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

犬攻めの集大成では?しかし犬度が高すぎて…。

はじめのうちは、デビュー作の【堕つればもろとも】を連想しました。

しかしスケールの大きさ、登場人物の多様さ、主人公の清らかさ賢さすべてが深みがあり萌えだけではない読み応えがありました。

中華はロマンがありますね。大陸、大平原、蒼穹、貿易などなど。

物語は国の成り立ちと真相、皇族に課せられた使命などもりだくさんでした。

宮緒さんの犬攻めです。犬度も上がり狂犬ぶりが堪能できます…

2

ラスト 小説

宮緒葵  乃一ミクロ 

誰が一番こわいか

中立より萌。
ストーリーは凝ったつくり。
最終章での独白っぽいかんじで一気にネタバラシされるのが少々残念。

空閑は少々ぶっ飛んでるけど宮尾先生にしてはエロ抑え目か。
でも無駄金使いすぎ、仕掛けが大掛かりすぎて、
そこが面白いところなんだろうけれども、ちょっと非現実すぎかなあ。

でも一番引っかかったのは、真人キャラ。
ちょっと出来過ぎ、天使すぎ、順風満帆すぎ。
ある意味チート…

0

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

はい神ー

止まらないブックマーク!ハイライト!重複する購入!

いいもの見させていただきました。ワンコで褐色肌、規格外のわがままボディを持った凱焰が瓏蘭を好きすぎるところがたまりません。そして瓏蘭は美人、貴族、童貞という欲張りセット。くぅ〜!

凱焰がみずからの命を投げ打ってでも瓏蘭を欲しがったところ、死地へ赴く前に愛する瓏蘭と出来る限り交わろうとするところに、「凱焰は生きたがっている」という実感を…

5

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

凱焔 は何回「瓏蘭様」と叫んだか?

時代背景が面白くて、楽しく読むことが出来ました。好きな作品が増えてしまった。

▶あとがきによると、「時代背景は唐あたり、で曖昧」
・・とあとがきに有ったけれど、読んだ所、唐じゃなくて、秦が出来る前辺りじゃないのかな?
---
★万里の長城:
春秋時代から建造が始まり、続く戦国時代には、隣国に対する防御壁として各国がここに城壁を築いた。それ以前につくられた長城の遺構も合わせると、総延長…

1

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

記憶をなくしてもう一回読みたい作品


執着攻めばかりを探して読み漁っている日々です。

そんな中でこの本に出会いました。
そしてきっと宮緒葵さんでしか書けないお話です。

こういった設定はなんとなしに書けるとしても、ヤンデレ具合を出しつつ、ちゃんとした一作品として書ける人はいないと思います。

そして2~3年に一度くらい、内容が薄まった頃合いを見計らい、もう一度読んでも初めて読んだ時ようにビックリします。

あの…

4

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

この犬、狂犬につき

わんこ攻めという言葉がありますが、宮緒作品に登場する攻めは、わんこではなく本当に犬攻めという感じがする。
猛犬ならぬ盲目な盲犬かな…狂犬かも。徹底的に犬でした。
両視点で描かれているのですが、攻め視点の脳内をぜひ読んでほしい。
普通のわんこ攻めに物足りなさを感じている方、飼い主以外に懐く気がないやばめのわんこも試してみませんか?

中華風ファンタジーのような雰囲気のある、ちょっと不思議な…

4

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

わんこ攻め

変態、そしてわんこ攻めです。

1

鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

囚われたのは・・・


友人でありたかった男と人生をかけて守りたかった男

表題作と書き下ろし「鳥籠の扉は開いた」の2編。

表題作は、子供時代に横暴な兄たちから庇ってもらって以来、一生守ろうと決めたの樋代組組長の妾腹の3男・帷(攻め)が家族の輪からはじき出されている同級生・雪加(受け)を守るため力をつけ、雪加を守るために大きな鳥籠の中に閉じ込めてしまうまで。
書き下ろしは、その後雪加が帷の真意を知った上で…

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