テクノサマタさんのレビュー一覧

沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

その人にとって生きるために必要なもの

辛い描写が上巻の後半からあるんですがそれが痛くて、、それなのに読むことが居心地良く、BL小説というジャンルではあるけどそれを忘れるくらい一緒に生き過ごしている感覚で読んでいる不思議な作品でした。だから終わった後寂しくて勿論後日談を即購入。
瀬越は許せないけど、全ての非を負い、好意ある相手を傷つけるように働くというのが、高野との比であり創を描く上で必要悪だったのかなぁ。でも個人的には創が高野を思っ…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

辛いのに読んでいて心地よい

初めて読んだ中庭先生の作品のように、好きな人をただ思うだけで辛い時も過ごしていける、ほんの少しのやり取りだけで何度も反芻して幸せを噛み締めるささやかさがとても好きでした。しかも、好きな高野がいつも仕事で使う言葉を後輩の人から間接的に教えてもらい、今までのおまじない(のような言葉)よりももっと安心できるというのが素敵だった。感情が穏やかな大人はいいよね…
両方の父親に気を使う気持ちも理解出来て、主…

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戀のいろは 小説

御堂なな子  テクノサマタ 

お互いを上げまくる会話が可愛すぎる

「もうにがいのはいやです」
涙目で訴えるほたるの口を、冬吾は笑いながら人形焼で塞いだ。


不憫健気受けと溺愛する攻めが読みたいな〜と思いちるちるの詳細検索にて出てきたこちらを購入。どんなに読んでも好きだ。しかも痩せっぽちが沢山ご飯食べるシーンが沢山あって嬉しい。
ほたるは15〜16とありますが元服なら学はなくとももっとしっかりしてそうだけどなぁと思いつつ、平仮名の台詞で純粋に冬吾を心底…

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感情のなまえ 2 コミック

テクノサマタ 

しっとり、ゆっくり。作画と世界観は唯一無二。

※正直申しまして万人受けする作品ではないと思うのですが(すみません)
個人的に先生の大ファンなのでこの評価にさせていただいております。
先生が昔に出された二次創作作品で感銘をうけて以来、ずっと追い続けております。

どの作品もそうなのですが、
染みわたるようなピュアなキャラと世界観はまるで富士山の雪解け水のような…浄化作用がすごいです。
過激な商業BLに慣らされた身なので、定期的に摂取…

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感情のなまえ 2 コミック

テクノサマタ 

前提はわかった 次からだたぶん

1巻目が何度読んでもうまく飲み込めなかったんです
あの 雰囲気だけ読めばいいって話ではないと思うんですが 如何せん設定が複雑というか

滅びつつある人間の世界でケモノ返りが起きてるって認識でいいのか?
それとも もともと人と獣人が共存している世界なのか
ここがよくわからないお陰で 意地悪をされる理由や毛嫌いする理由がわからずじまい
そんなこんなで この巻を読めば何かわかるのかと

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感情のなまえ 2 コミック

テクノサマタ 

「感情のなまえ」を覚えよう。。

ケモ耳やツノありの世界観。
かつて兄と暮らした田舎へ戻り、年下のいとこ二鉄と泰に歓迎された羊。
その羊が、小学部の先生として働くことになりました。


かつて幼き頃、羊を食べた二鉄。
羊を食べた二鉄を許せない「兄さん」。
そのせいで、羊のあとを追って街の学校へ行けなかった二鉄。
「兄さん」を好きだったゆいだったが、泰のアプローチにより、「兄さん」よりも泰を好きになったゆい。
けれ…

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

恋に落ちる様子が丁寧だった

人に害を与えない、ただ花を食べるのが好きな竜なのに「竜」というだけで悪者だと誤解され578年もの間生きたまま、地面に突き刺され自由を奪われていた。
なのにこの竜に悲壮感ないんです。文句言っても仕方がない。現在の状況下でなるべく楽しく生きている様子から性格よいのが分かり親しみやすかったです。
竜に刺さっていた剣を抜いたシルヴィエルの旅に自由になった竜が同行したいと言い出し、ついてきます。
ファ…

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金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

金平糖

『沈まぬ夜の小舟』の番外編にあたる作品です。『沈まぬ夜の小舟』の後日談にあたるので、それを読んでから、こちらを読むといいとおもいます。

「年の差もの」が好きなこともあって、たのしくよむことができました。「受」が成長している様子もかんじることができるのが、よかったです。

「受」が、意外な行動をとるシーンがあり、すこし驚きましたが、そういう場面もふくめて、おもしろいとおもいました。

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旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

竜好きにはたまらない作品。竜×不遇の青年の旅路に心震えた

キャラ文庫さんのフェアで購入したこちら、350P超えと大ボリュームのお話。
そのボリュームにも納得!!の重厚壮大なファンタジーに、心震えました。

黒い霧に滅ぼされた王国の唯一の生き残りであるシルヴィエル(エル・受け)。
逃亡の末に師である神官と最後の王子を失い、敵討ちを誓って7年。
竜の村で勇者により570年前に剣で串刺しにされた竜(攻め)の伝説の剣を抜き、復讐を果たすために立ち去ろう…

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悩める秘書の夜のお仕事 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

攻めがアホで最高

若干の攻めザマァ感のある今作、大変楽しませて
いただきました。
今作の攻め、私が読んでみてきた作品の中でも1.2を争うアホな攻めで、彼を許せるかどうかが今作を楽しめるかのポイントなんじゃないかと思います笑

私はといえば、傲慢で俺様で、受けを傷つけ後悔し、執着するアホな攻めが大好物なので、最初から最後まで楽しむことができました笑

受けに関しても、よくよく見たら美形でうぶで童貞で経験な…

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