佐田三季さんのレビュー一覧

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

No Title

前情報0で読んだので知らなかったのですが、10年以上前の作品なんですね。「ホモ」「きもい」というワードが乱舞していることにまずビビったのですが、道理で。最近だったらそういう言葉は、差別をテーマにした作品だったとしてもよう書けません。ここ十年で随分倫理観が変わったんだなぁとしみじみしました。

ともあれ。

内容なんですが、まるっと表題作ではなく、登場人物が共通する二つの物語が収録されていま…

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彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

攻めの執着度よ…

佐田先生の作品ははじめてです。タイトルでホラーなのかな?と思いましたが、心霊関係のホラー度は低かったです。そっちより攻めの激重感情ド執着っぷりが怖くて…!
こ、これは…ハピエンになる、のか…?と、ハピエン大好きな光の腐女子の身としましてはヒヤヒヤしながら読み進めました。ふたりがこれからも共に時を歩んでいきそうなラストに、それまでの苦悩を文章で追っていたわたしは、しあわせにねぇ!!!と涙しました。…

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あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

”執着攻め愛”への扉を開いてくれた作品

もう間違いなく、私の小説沼堕ち・執着攻めへの目覚めのきっかけになった作品と言えます。

BLといえば、漫画ばかり読み漁っていたのですが…ちるちるさんの掲示板でたまたまこちらの小説の紹介を見かけ、なんの気無しに読んでみたら、もう。。

読み進める手が止まらず、読んだ後もしばし放心していました。

受けの笠井と一緒に、最初は私自身も嫌悪感と恐怖を感じて攻めの遠藤を見ていたのですが、あら不思…

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彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

あ~もう面白すぎる攻めの執着すごすぎる

 
「あの日、校舎の階段で」が大好きなのですが今回もま~~攻めのド執着を受けが嫌う、嫌うわ…最高ですね!?

攻めの一途さ、受けがいないと死んでしまう。
そんな危うい執着を抱えて苦しくなる攻めが最高でした。

一方の受けも受けで、攻めの持っている才能に藻掻き、苦しみます。
たまに理由なき執着攻めとかいるじゃないですか。
それもそれで面白いのですが、佐田三季先生は受けが攻めを嫌う理由…

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あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

怖い、でも神だわ

これまた衝撃的な作品でした。
リアリティがありすぎて、ストーカーの枠からもはみ出る。読んだのは旧版なので書き下ろしは読めてません。

高校時代に笠井に告白した及川を気持ち悪いと陰湿にいじめた遠藤は実は自分も笠井に思いを寄せていたゲイだった…
そこから狂う歯車。10年経って再会してからの二人の関係が、いわゆる執着とかじゃないのに恐ろしくもあり、当事者笠井のの逃げきれない、切り離しきれない気持…

3

彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

最後には萌えられたので神評価

 どちらかというとオカルトが苦手なので、タイトルの「死者」という言葉から長年敬遠していましたが、読んでみると深い人間ドラマが描かれていて、BL以外の部分が素晴らしかったです。佐田作品のオハコの「偏執的な執着BL」に今回も引き気味でしたが、最後の最後に二人にも萌えられたので神評価にしました。

 才能がある者に対する崇拝、羨望、葛藤、、。そういった複雑な人間感情が描かれている物語は描き古されてい…

2

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

渡部と環の性格の差が良い

 攻め視点。
 友人・佐々木が、ゲイの環(受)に対して、道を踏み外しただの、気持ち悪いだの、矯正するとか言って、女と会わせたり風俗連れていこうとするから、ちょっとストレスを感じます。(このあと受けとして出てくるキャラなのに)
 攻めの母親デリカシーない系です。口を開けば結婚、子供、と昭和脳ですね。
 渡部が少し押しが弱いのに対し、環は強気な態度だから、渡部が振り回される感じなのが好き。

0

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

王道幼馴染みラブのはずなのにやはりストーカー

佐田三季さんの小説、やはり読み応えがあって面白いです。2カップル出てくる二本立ての小説ですが、2つの話はリンクしており、アラサーの主人公達4人は幼馴染みのような関係です。これはストーカーものではないけど、2作目の従兄弟同士の話は攻めの執着が相当強く、レイプして受けの体を奪ってるのでかなりヤバい人です。

表題作「ボーダー」は元高校同級生同士のノンケ×ゲイの恋。高校時代に片想いしていたのは受けの…

1

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弱い

「まばたきを三回」の番外編読みたくて入手。どうにもこうにもこのタイプのお話には弱くって泣いてしまったので2と合わせて評価を神にしました。以下読んだもののみコメント。

1.夏の残響 凪良ゆう先生 「まばたきを三回」番外編
  一佳と一緒に暮らし始めて3年。村で絵を描いていた令が、学生帽に
  白い開襟シャツを着た不思議な印象の青年に出会います。
  青年は市川史郎と名乗りましたが、どうや…

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あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

再会した攻めの執着がヤバいことになってた


2010年版と本文は一緒です。
ですが、2013年発売のこちらには番外編の「プラネタリウム」「週末は甘い病気」が収録されてます。
購入するならこちらを強くオススメします!!

こっそりアレを嗅いじゃうとか…。
私のド性癖が詰め込まれていたので、これがなかったら私は神評価にしていないかもしれません。


内容は学生時代、親友だったのに喧嘩別れしてしまって疎遠になり、社会人になって…

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