カワイチハルさんのレビュー一覧

黄金のアルファと禁断の求愛結婚 小説

ゆりの菜櫻  カワイチハル 

ブラコンお兄ちゃんの秘めた恋心

『黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚』のリシェルのお兄ちゃん編。極度のブラコンで、極度のツンデレのクセ強キャラに翻弄されました。
ツンデレで自分の気持ちに素直になれない受けと、自分の気持ちを隠さずにいつでもどこでも四六時中求愛する攻め。対極にある2人のαの…しかも一国の王太子同士の恋のお話です。

好きなのに立場が邪魔をして、求愛を拒否るカミール王国王太子のセインの視点で話が進むせいか、やるせなさ…

2

当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ 小説

小中大豆  カワイチハル 

タイトルからして

お腹いっぱいで、ありきたりなやつでしょ!って、高を括っていたら、とんでもない。先生にしてヤラレタ…
いつラブがはじまるの?っていうくらい、焦らしじらされ苦行。苦行なんだけど、お話が面白いからぐいぐい引き込まれてしまった。
前世の記憶の感情と今世の気持ちがすれ違って、切なさ2倍なんだけど、すごく私好み。恋には悲観してても、明るい未来に向かって懸命に頑張るフィンを応援したくなる。
あと、作中出て…

3

砂漠の王子と忍びの恋 小説

野原滋  カワイチハル 

あったかちょいエロ系

野原先生のクスっと笑わせる文体、トラブルと言えば嫉妬、カワイチハル先生のとにかくキュートな王子と、童貞だが異様にキスがうまい忍者。
精神的圧迫のない、楽しく読めるBLです

0

人生はままならない 小説

伊達きよ  カワイチハル 

可愛いお話

「人生はままならない」第二性がある世界で自分はαだと信じて生きてきたフィディだけど、検査結果はΩ。それまでの生活にさよならして、元剣奴で従者のフレッドと領地の端の荒地で暮らす事に。
これだけ聞くと悲惨だしフィディの落胆が大きいのは当然。なんだけど、フィディの持ち前の明るさや前向きに頑張る姿は微笑ましいし、フレッドの献身には感心する。何より恋心を自覚してからが可愛くて、フレッドはある意味大変だなぁ…

1

黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚 小説

ゆりの菜櫻  カワイチハル 

一途で健気な良い攻め

あとがきによるとディアプラス文庫で書くのは初めてということですが、いつものゆりのさんって感じだったと思います。
でも攻めがかなり紳士というか忍耐強く、腹黒成分は皆無でした。
まぁオイルマネーをじゃぶじゃぶ産湯にして育ったアラビアンなあいつらと(注:あいつら呼ばわりですが嫌いではない)公爵家に養子として入ったクライヴ(攻め)とでは育ちも立場も全然違いますしね。

そのせいで長〜い両片思いが続…

1

黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚 小説

ゆりの菜櫻  カワイチハル 

良くも悪くも、あああ焦ったい…!

ゆりの先生による、身分差 × 両片想いの、ヨーロッパ風オメガバースストーリー。
魔法騎士団所属のα、クライヴ × Ωの王子、リシェルのカップリングです。

まずですね、表紙も豪華絢爛で美しいのですが、表紙の数ページ後の、カワイチハル先生のイラストの可愛いこと可愛いこと…!!

ちびサイズになったクライヴとリシェルがお忍びで夜のお祭りに出かけてるんですが、クライブが片手に薔薇を持ち、背中に…

1

氷の軍神と陽だまりの最愛 小説

貫井ひつじ  カワイチハル 

スパダリと薄幸美人

軍人×料理屋「ふく」の看板息子

全編受けの伊織視点ですが、攻めの雫石さんがどれほど伊織を大切に想っているか、最初から一目瞭然なんですよね。
今回の攻めは自制心の塊のような人でした。

好きな子を守るため同居する雫石さん。
不安で眠れない伊織を抱きしめたまま眠りにつき、抱きしめるだけで何もしない忍耐強い雫石さん。

でも、伊織は雫石さんの気持ちには気付いてないんですよね。「ふく」の…

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氷の軍神と陽だまりの最愛 小説

貫井ひつじ  カワイチハル 

とてもキュンときました!

氷の軍神という異名を持つ雫石と飯屋ふくに居候して働いている伊織が出会うところから始まります。

常連客と店員という関係から、ほのかな恋心が読み取れて、とてもキュンときました!
当事者以外は二人の気持ちに気付いた上で見守っているという構図も良かったです!

まだ恋を知らない初な伊織の反応が可愛く、雫石に伊織の特別を分かってもらおうと口付ける伊織の大胆さには萌えました…!!

伊織の叔父…

1

当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ 小説

小中大豆  カワイチハル 

執事最高!

あらすじなどは他の姐さま方が書かれているので、感想を。
転生ものは得意ではないのですが、小中先生は、さすがでした。地に足がついているというか、変にふわふわしていないというか。
カワイチハル先生のイラストも素敵でした。大人になってからのフィンも良いですが、父さまに肩を抱かれ、ユエンと手を握るフィンのかわいいこと!黒髪で、ちょっとつり目なところがたまらない!表紙も、カラーイラストも眼福です。

3

人生はままならない 小説

伊達きよ  カワイチハル 

攻めを無自覚に煽る受け

伊達きよ先生が初めてディアプラスから本を出すと知って楽しみにしていました!
ボリュームが嬉しい全332ページです。

α従者×Ω主のオメガバースものです。

まず、攻めと受けの容姿の描写が素晴らしい。
攻めはエメラルドグリーンの瞳、長年剣を使っているから手のひらが硬い、体中傷跡だらけ…という偉丈夫。
受けは栗色の髪、碧色の瞳、桜色の頬…と個人的に攻め受けともに理想の容姿でした。

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