カワイチハルさんのレビュー一覧

兄から先に進めない 小説

渡海奈穂  カワイチハル 

バッチコーンな義兄弟ラブ

敬史郎×充哉


充哉が10歳の時に出会った
年上の義兄、敬史郎にに夢中になってしまう。
大人になった今でもその恋心が尽きない。
しかし、敬史郎は超人気者で、
充哉を弟扱いすることしかない。
充哉はずっと敬史郎に見てほしいと願っているが、
なかなか叶わない・・・。
そんな先に進めない、
義兄との年の差ラブ。

充哉の一途で純粋な恋心が胸キュンポイント。
彼の心の中には敬…

3

兄から先に進めない 小説

渡海奈穂  カワイチハル 

陰と陽。陽と陰。

現代もので義兄弟もの。大好物です♪

タイトルから何となく予想出来るストーリーでしたけど、予想外だったのは拗れ具合。
あー…あー…。なるほど、これはなかなかのすれ違い。うまく伝わってないし、もどかしいし、焦ったい。…少しだけしょっぱい恋の物語です。

あらすじを読むと、"弟"の充哉が"兄"の敬史郎を大好きだけど、兄は人気者で…とのこと。充哉はコミュ障で人見知りで人付き合いが超苦手なのに対…

3

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

痣(紅痕)を持つ孤児

不憫受が、優しい人と出会って幸せになるファンタジーだけど、
この作品の主人公も王子も、気の毒すぎる設定。
「醜いアヒルの子」が土台。


昔仔猫を助けた異形の奴隷少年は、転売されてサーカスの雑用係になっていた。
少年は、顔に痣を持つ孤児
名前もないまま使役され、火傷や傷だらけ。
動物たちと会話ができても、人間との会話は下手。

或る日、一座の移動中に発熱して、厄介払いされる。

2

氷の軍神と陽だまりの最愛 小説

貫井ひつじ  カワイチハル 

氷を溶かす陽だまり

やっと読めた……めっちゃいいぃぃぃ〜…

読み終わったのはゴールデンウィーク最終日。疲弊した身体に染み渡る感動にブラボーの拍手を捧げたいです。


なんちゅう素敵な話なんだろう…
独自の世界観ではあるものの、イメージ的には明治〜大正時代を想起させる舞台です。私はこの時代が好きで好みドンピシャ。寡黙で"氷の軍神"との異名を持つ軍人・雫石と、幼い頃から波瀾万丈に巻き込まれた伊織の心温まる恋…

1

「黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚」出版社特典ぺーパー『ぎりぎりの男しかいません』 グッズ

ぎりぎりでしかないからな( ー̀ωー́ )

リシェルの事が可愛くて大事でたまらない兄上たちのお話。
いいねぇ、こんな兄バカ丸出しの会話。

リシェルの結婚相手として、クライブの事を事細かに調べていた第二王子のレザックが、その報告を第一王子で王太子のセインにしている様子です。

文句なしじゃーんと思うんだけど、リシェル大事な兄上方から見たら、ぎりぎり及第点でしかない。

本編でも、雑誌の短編でも、クライブとセインとの間には見えな…

0

黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚 小説

ゆりの菜櫻  カワイチハル 

攻め様ターンににまにま( ◜◝ )

大好きなカワイチハル先生の麗しい表紙♡
買うっきゃない。
口絵も素敵だし、扉絵は可愛いし(≧∇≦)

受け様は第三王子のリシェル。
覚醒まで時間がかかる能力の強いオメガで、『黄金のオメガ』と呼ばれる国の宝的な扱いの存在となる。

攻め様はリシェルの学友で、魔法力の強い魔法騎士のクライブ。

素晴らしくすれ違ってしまった両片思いの2人。
特に、クライブ視点がめっちゃきゅん( *´…

2

「氷の軍神と陽だまりの最愛」電子書籍特典 グッズ

家族のように



2人が籍を入れてから少しして、今日は飯屋の夫婦と雫石を交えて披露宴で着る伊織の衣装選びです。
既に飯屋の主人と伊織は遠い目をしていますが、女将と雫石は上機嫌で選んでいます。どれが着たいかと聞かれてももうわからなくなった伊織は雫石が見たいという衣装を着たいと丸投げして雫石を喜ばせます。

実は、披露宴については考えてなかったのですが、雫石の上司の中将より(雫石は大尉)発起人をするから全…

0

氷の軍神と陽だまりの最愛 小説

貫井ひつじ  カワイチハル 

「いってらっしゃい」と「おかえり」はセットでないと


天涯孤独な軍人と天涯孤独な印持ちの少年


裕福な商家の息子であった伊織(受け)は両親が船の事故でなくなると、後見人となった叔父に全てを取られ、遊廓に売られてしまいます。
なんとか逃げ出し途方に暮れていた伊織を救ってくれたのは、飯屋の夫婦。
以来、彼らに世話になっています。
しばらくした頃、同じように途方に暮れている軍人・雫石(攻め)を見つけた伊織は自分がしてもらったように、飯屋に…

1

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

こういうお話好きです

読み始めてから暫くして、実に華藤えれな先生らしい作品だと思いました。先生の実体験に基づく景色や街並みの描写や美味しそうな食べ物、そしてこちらの作品でも献身的な愛を捧げる受けのエミルがとてもいじらしかったです。

お話は受けと攻めの両視点があるので、ルドヴィクが本当はエミルをどう思っているのか、彼がどうして他者と距離を取り心を通わせない努力をしているのかが分かるんです。エミルの過去も悲惨でしたが…

6

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

甘々を想像していただけに…

不憫な受けのエミルと帝国の皇子のルドヴィクとのお話。

エミルという名前は、ルドヴィクが名付けました。
元々エミルはサーカスにいたのですが、その時には酷い名前で呼ばれてて胸が痛くなりました。
17歳くらいの子が「死にたい」って思う環境って…。

ルドヴィクと出会ったことによって
幸せになっていくんだろうなぁって思ったんですけど
なかなかそういう展開にはならないし
なんなら辛い展開…

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