葛西リカコさんのレビュー一覧

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

パクリというより、リスペクト?

かわい先生を読むのは久しぶり。
BL小説を読み始めたころに何冊か読み、合わないと感じたので、それから避けてきましたが、萩尾望都が好きなら読んで、と友人から勧められて読了。
あとがきで、かわい先生も萩尾望都の「マージナル」をあげていましたが、そちらとはさほど・・・むしろ、クローンを題材にした「A-A'」? これはパクリというより、リスペクト? かわい先生も萩尾望都が好きなのね、と感じま…

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憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

オレサマ×俺様

美しい彼の続刊

フォトコンに落ちた平良の様子に驚きました。勝手に平良にはないと決めつけていた感情を、彼も持っているという表現に、ただのキャラクターではなく人間らしさを感じて、より作品に惹かれていきました。

ただその後の野口とのやりとりを読んでいて、そうだった、平良ってこんな奴だと気づく。清居との会話シーンばかりだったので麻痺してだけど、清居以外には存外雑な男だった笑

芸能界的なア…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

納得の面白さ

評判が大変良いこの作品、まんまとハマりました。
あとがきで仰っている凪良先生と同じく、気持ち悪い攻めが好きで、平良(虐められ 攻め)が清居(美しい彼)に盲目的に信仰心を抱くにつれどんどんこの作品が好きになりました。
イジメ描写があるものはあまり好きではないですが、平良が清居という精神的拠り所を見つけ強くなっていくのが良かったので、嫌悪感はあまりなく読めました。

この作品の二度美味しいとこ…

10

美しい彼 コミコミ特典リーフレット キングのお料理 グッズ

簡単な鍋を神鍋にするキング

本品はドラマCD『美しい彼』のコミコミ特典リーフレットです。

清居が平良のために料理に挑戦するお話です。

昨夜、平良はカメラサークルの飲み会に行き、遅くに帰宅します。部長の
アパートで各自持ち寄りの料理でという大学生とは思えない地味さですが
平良には気楽で楽しい集まりらしく、わざわざ飲み会の様子をデジタル
一眼レフで撮っていました。

意外とおいしそうな料理だったので、デリ…

8

美しい彼 ドラマCDブックレット内SS 素晴らしき世界 グッズ

平良のリフレッシュ方法

本品はドラマCD『美しい彼』の ブックレット掲載作のスペシャルSSです。

本編幕間、平良視点で清居が学校を休んだ日のお話になります。

今日、清居が珍しく学校を休み、平良にとって本当に嫌な日になりました。
昨日から少し咳をしていたので風邪なのかもしれないと、平良は午前の授業
中、ずっと手を組んで清居の治癒を祈っていました。

4時間目が終わると城田たちに使いを頼まれます。いつも…

3

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

キングもキモうざも前に進む

凪良ゆう先生×葛西リカコ先生という神タッグなのに、吃音というハンディあり&高校舞台ということで長らく手をだしてこなかった当シリーズ。charaさんの色んなフェア等で短編読んで面白くって、これなら読めるかも!と読み始めたら、やっぱり面白かった。皆さんの評価に誤りは無いよな、と改めて皆様に感謝です。そして先生にも感謝しかありません。面白く可愛くきゅうきゅう苦しいお話、深く御礼申し上げたいです。短編だけ…

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悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

彼に相応しくある為に

本シリーズは将来を有望視されるカメラマン(実態はキモウザ大学生)と
本格的な俳優業を目指す若手俳優(鬼メンタル大学生)のお話です。

受様は憧れの演出家の舞台での役つくりに試行錯誤し、攻様は師匠に
課せられた写真展のために四苦八苦する本編と幕間短編、後日談を収録。

受様はモデル出身の若手俳優です。TVを中心に活躍していますが、自他と
もに認める折り紙付きのイケメンですが、実態は鬼…

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悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

あの、平良が

あんなに気持ち悪かった平良が、ここまで成長しなんて!
清居の方も、演劇界の巨匠の舞台に出演が決まったはいいけど、稽古では一人だけついて行けず、で、壁をぶち破るために無茶を承知で、、、。
この作品、清居が本当に、強くて、弱くて、かわいくて、
自分の望む、平良の好きな、平良が好きな自分であるために、必要ならば何でも捨てることができる潔さとか、自分の中にある嫉妬心に負けそうになる弱さとか、あれも、…

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悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

お互いの存在があって、成長していく二人の姿に萌えが滾ります

『美しい彼』の3巻目。

順番としては『美しい彼』→『憎らしい彼 美しい彼 2』の続きになります。シリーズものなので未読だと理解できません。前作未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

シリーズものは、続きが出るとパワーダウンしていってしまう作品と、続編が出れば出るほど作品に魅力が出るものとに分かれてしまうと思いますが、この作品は文句なく、圧倒的に後者です。

新刊が出るたび…

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恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

じわじわときます

受けの心象風景として竜神や水の底に沈んでいくイメージが何度も登場するので、まるで揺らめく水の中を思わせるようななんとも不思議で幻想的な雰囲気が作品を包み込んでいます。

前半はオカン気質な攻め・蓮見視点。
後半は受け視点という二部構成ですが、後半が断然良かったです。

というのも、主人公である受け・和久井は一言でいうと不思議ちゃんで、思考回路が解りづらい!!
彼は魂を半分持っていく竜神…

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