一穂ミチさんのレビュー一覧

c/w 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

計を受け止められるのは、やっぱり潮だけ

竜起が一等を狙って参加した富久男選びの話「秘密と虹彩」を、計の視点で描いています。

竜起の個人的な思い付きが局の仕事に発展して、その中継をリポートすることになった計。
竜起に殺意を燃やし、なっちゃんにイラつき、二人と打ち解ける潮に腹を立て。毒舌全開のモノローグが、とにかく可笑しくて。本編と並べて読むと、竜起と全くかみ合っていないのが、さらに面白いです!

波乱の“富久男騒動”で、すっか…

2

メロウレイン~ふったらどしゃぶり~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

『ふったらどしゃぶり』の番外総集編

『ふったらどしゃぶり When it rains, it pours』の同人誌、ブログ掲載SS、特典、などをまとめて収録した「ふったらどしゃぶり」の番外総集編のような1冊です。

同人誌や特典は手に入れられなかったものもあるので、個人的にめっちゃ嬉しかった。

収録内容は、

・アフターレイン(『ふったらどしゃぶり When it rains, it pours』サイン会お土産小冊子)…

13

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

涙腺崩壊

二人のそれぞれの生活が切なくって、涙出てきました(笑)
不倫とかちょっとドロドロしてるけど
お2人がかわいいんで和みます


何なんでしょうね
TL,NLとか男女ものってなんかどろどろしてるけど
BLになるとすごくさらさらするというか、、、

とにかくきれいなお話です!

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

とても好きです


一穂ミチ先生の作品では「イエスかノーか半分か」のシリーズが好きすぎて、他作品へ手を伸ばすを躊躇っていましたが、
今回は結果的にあたりでした!

「天国でも、地獄でも、真夜中のサービスエリアでも。」の一文に、
「イエスかノーか半分か」の根本を見たり…!とひとりはしゃいでおりました。


教師と生徒ものに起こりうる問題に(他の生徒の電話は聞かせない、一緒に居る時に仕事をしないとか)、…

4

片想いと恋文 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

素敵なお話

手紙にまつわるお話。
小2の美夏ちゃん。
女の子特有の可愛いおませさんだけど、しーちゃんのことが大好きなのは変わらない。
志緒の決断も、志緒に寄り添ってくれる桂先生も素敵。
そして、先生が見せた未来への不安と自己嫌悪。
「それでも好き」と言い切る志緒。

可愛くて、切なくて、ほっこりするお話でした。

最後の「届かないで」で、自分でもびっくりするほど号泣。

読む機会がないこ…

1

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読了後の空模様は雨ー

「ふったらどしゃぶり」と同時購入したので読んでみましたが…

受けの柊が、いつ、どこで、なぜ、和章が好きになったのか?惹かれたと思われる要所要所が、強引に「好き」という感情に持っていかせた気がしてしまって残念な溜息…
 リアルさ、生々しさは「ふったらどしゃぶり」と違って、全くといっていいほどありませんでしたが、「ふったらどしゃぶり」よりは、少しはいいかな?的な感じでした。
 読了後、私の心…

3

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

捉え方は十人十色。

評価が高かったので読んでみましたが、全く好みに合わなくて残念でした。

 何が駄目なのか、何が共感できなかったのか… 一番の原因は攻め側の彼女「かおり」という存在だと思います。BL作品に於いて、女性の存在が出てくるのは自分にとっては「いらないキャラ」なのですが、その「いらないキャラ」がいい味を出してくれる作品も多々あるのも重々承知。
 でもこの作品に於いてサブキャラである「かおり」「かずあき…

5

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

タイトルが文学

「イエスかノーか」で一穂ミチ先生に嵌り、いろんな作品を読みましたが、なんとなくデビュー作である今作には、ずっと手を出せなかった。
楽しみは取っておきたいというか、これ読んじゃったら、楽しみがなくなるというか。

結論から言うと、もっと早く読めばよかったー!これがデビュー作って、凄すぎる。
確かに今ほどの一穂節みたいなものはないけど、言葉選びとか比喩とか、伏線の回収とか、やっぱり一穂ミチワー…

4

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

掛け合いが絶妙

初読み作家さんです

いやぁ、掛け合いがテンポよくて面白かったですー

受けの羊くんが、色々考えててすごい尊敬しちゃいました
私だってこんなん考えて生きてなかったよ、10代……
健気なとこが、またいいな……見せないようにしてて……

対する攻めの一色さん
オフがオラオラ系ですか、口悪いっすね!最高です!
この切り替えっぷりが良かったー

何だかんだいいつつ羊くんに惚れちゃっ…

4

星から降る金 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

潮から計へのラブソングに聞こえる

計の視点で描かれていた「イエスかノーか半分か」を読んだときは、なぜ潮が計とオワリ(変装した素の計)の両方に惹かれたのか、よく分からなかったのですが、潮視点の本作を読み、すごく納得しました。思わず本編の方を読み直してしまいました。

政治活動に忙しい父を支え続けて病死した母が口にしていた言葉「自分は宇宙人だって思えばいいのよ」。家にも学校にもなじみきれず、家を出た潮の中に、その言葉はいつまでも残…

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