小椋ムクさんのレビュー一覧

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

イケメンは顔じゃない

栗城先生初読みでした。

妖怪モノが読みたくて、先行くお姉さま方の評価を当てにして購入しました。

よかった・・・よかったです・・・。

障がい者であっても決して気弱ではなく、社会生活を普通に送ろうとしている姿勢の
主人公に好感がもてました。
最初は会社の人たちに冷たいなあ・・・でも現実ってこうなのかなあ・・・
と悲しくなりましたが、
途中から心強い若手wが現れてから、会社内で…

3

おススメの恋、お持ちしました。 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

お料理ネタありの暖かいお話

ムク先生の描かれた表紙に惚れて購入。表情がなんとも可愛らしいですが、その印象通りのお話でした。ノンケのイケメン料理人さんと、ゲイのリーマンさんの優しいお話、本編230P+あとがき。皆優しく嬉しかったので萌にしました。

なんかわからんが想定外の仕事がわんさかあって、くたくたに疲れた日の会社帰り。弁当は嫌だなと見まわして、ふと入ったお店で、イケメン料理人さんとめちゃくちゃ好みな料理に出会った祐季…

4

ナイショのシンメトリ 小説

佐々木禎子  小椋ムク 

優しい効き方の癒し薬

『姐さん』で「トンチキではなくコメディですが」と教えていただいた一冊。
可愛らしい。
世の中は大型連休で湧いているのに荒んだ生活をしなければならない状況が、大変癒されました。

しかし『初心い恋』というのは、どうしてこんなに可愛らしいのでしょう?
薹が起って穂田となってしまったこの身の中にも、初心な気持ちがどこかにあるからなのでしょうか?
不思議です。

双子とか、兄弟で『遅れて罹…

2

おススメの恋、お持ちしました。 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

地味だけど、とても優しい大人の恋

こちら、web連載(公開終了してます)されてた作品です。
甘くて優しくてほろ苦い、大人の恋と言ったお話になります。
私は、大人の恋って好きなんですよね。
世の中をそれなりに知り、これまで痛い経験も重ねて来たー。
だからこそ、とても慎重になっちゃうし、臆病にもなってしまう。
そんな揺れ動く主人公の心情が丁寧に綴られた、地味だけど優しい作品なんですよ。

ところで、このweb連載。
出…

14

不器用な恋のあらすじ 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

優しい二人を試す女のプライド!

小宮山ゆき先生の新刊が気になったので、デビュー作を読んでみました。コミックスには当てはまらないのですが、小説だと作家様のデビュー作で自分との相性がなんとなく測れるんですよね。結果とても好みでしたので、新刊を買ってみようと決めました。

丁寧な心理描写と淀みないエピソード展開にじわじわと掴まれてしまいました。視点が攻めと受けの交互になっていて、二人の心情が同時進行でわかります。交互視点だとコメデ…

2

「アンダーエール!」電子限定書き下ろしSS「隣のエール!」 グッズ

隣から聞こえてくる怪しげなアノ声について

本編では壁の薄い寮でやっちゃってて大丈夫なのかなぁ、この子たち……と思ってたんだけど、電子書き下ろしSSのテーマはまさにそれ。

桝木の部屋の右隣に住む彼、井上君が壁の向こうから聞こえてきちゃった「女の啜り泣きのような声」についてあれこれ思い巡らせちゃってます。
絶世の美人・折川が、桝木の部屋を出入りするようになった事に気付いた井上くん。

特に共通項のなさそうな二人の友人関係に奇妙なも…

6

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

青春だわ

硬派な剣道男子と、二度見どころか三度見、四度見されちゃうほどのイケメンくんとの何とも不器用な青春ストーリー。

攻めの剣道男子の佇まいがまるで武士(もののふ)のようなので、読み始めて早々、勝手に「もののふ君」と命名しちゃいました。

受けは、母親が勝手に出した「ダイヤモンドボーイコンテスト」(ジュノンボーイみたいなもん)でグランプリ候補になっちゃうほどの容姿の持ち主で、それなりに女の子とも…

3

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

究極のすれ違い

コミカライズされたということでこちらも同時に購入してみました。
背景描写がとても丁寧で、物語に飛び込むことができます。

コミカライズよりも甘さを感じて、幸せな気分になりました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

読んでいるこちらは登場人物の脳内が読めるので、それぞれの想いがすれ違いまくっているところは面白いと感じました。
でもすれ違いが発覚してそれぞれに距離を置いた…

1

何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

再会愛に再読レビュー!

タイトル通り、久しぶりに再読してみました。
実は、安西さん作品の中では印象が薄く、表紙とタイトルだけでは全体を思い出せなかったです。まるで初めて読むように読んでしまいました…。自分の記憶力衰退にショック。

相変わらず読みやすくサクサクとページが進みます。他の方のレビューにある好きな点も苦手な点も、両方うんうん、とうなずけるような感想を自分は持ちます。

若いころのどうにもならない事で道…

3

アイズオンリー 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

眼が見えるようになったら終わり、その気持ちが痛々しい。

一穂ミチさん5作品目
「ふったら~」「ハートの~」「さみしさの~」「ぼくのスター」
今まで読んで全部ハズレなし。鉄板作家さん認定しちゃう!
凄いですね。どの作品も全部キャラクターが生きてる。
BLの決まったオチに向かって似たようなキャラクターが似たような出来事を経ていく。
別にそれはそれでOKですが、一穂先生のキャラクター…というか人物設定なのかな?どれも具体的でリアルで個性がある。

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