サマミヤアカザさんのレビュー一覧

義弟の渇望 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

健気攻め

義兄弟、弟攻め。ビッチ受けです。

看護師だった受けの母親と、大総合病院を経営する攻めの父親が再婚して義兄弟になった二人。受けは連れ子な上、義父の意に沿わない進路を選んだため家族とは疎遠。しかし、理由はそれだけでなく、当時高校生だった義弟と冒した過ちにもあった…。

医師ものなのでお仕事描写もありますが、受けが被虐趣味のビッチなので、職場でヤッたり寝まくったりシモは乱れてます。しかも、珍し…

0

運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

心地よい執着

読んでいくうちに、徐々に表面をおおっている膜がとれていくような、ちょっと不思議な気分になる作品でした。

”美人のジャイアン”と揶揄されている受さんですが、傍若無人に見せていて実はいいヤツという愛されキャラで、概ね可愛いです。”30歳になっても独身だったら一緒に住もう”と誓った仲良しグループが、いつしか、独身は受と攻だけになってしまい、”約束したからね”とばかりに同居生活をはじめる、、という、…

1

そらの誓いは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

空良がますます成長。旦那様よりカッコイイ。

空良がどんどん成長している。
今回改めてシリーズの最初から読み返したけど、最初は名もなく不幸を不幸とも知らずに生きてきた「捨て」(最初は捨てという呼び名でした)。オドオドしていて食事もあまり食べない人でした。家臣たちは「騙された」と空良を処刑しようとしてましたよね。
次郎丸を助けたり、軍師として活躍したり。ここで、ただフレンドリーだと旦那様の伴侶としては足りないと気付きます。ここからの成長が著…

3

王室護衛官を拝命しました 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

王室護衛官シリーズ

架空の永世中立国「スペンサー王国」の王室護衛隊、通称「スカーレット」
王室護衛官シリーズは、今のところ3冊。

王室護衛官を拝命しました  2018/04/27
スカーレット・ナイン    2019/04/30
王室護衛官に欠かせない接待 2021/09/28

話題の2009年作の「スキャンダル」と比較したら、大人しい、
でもストーリー重視は、変わらない。

面白かった。

1

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原に吹く風はひとつじゃないのね

やっぱ好きだ、このシリーズ。
「ガーッ、萌えまくったっ!」という感じとはかけ離れているんだけれども。
でもって、読み始めは「うん、そろそろこの世界観にも慣れてきたかな?落ち着いて読めるじゃん」と思っているんだけれど。
でも読み終わるころには「ちょっと待って、やっぱりあたし、さらさらしてんじゃん。うう、またしても心が浄化されている」ってな感じになっています。
フィトンチッド感とでも言うか、前…

2

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

セルーンの側近アルトゥの物語

好きなシリーズの続編。
面白くないわけがない。今作も面白かった。
粗筋は、他の姐さんが仔細を投稿済みなので割愛。

夢乃先生は、大草原を背景にしたファンタジーが上手い。
読むと、大草原に行ってみたくなる描写。
・・日本なら、阿蘇か、初夏の北海道かな?
以下、私選「草原シリーズ」。ちょっとだけ、セルーンが登場したりする。

▶「草原の王は花嫁を征服する」2020年2月18日
 ソ…

7

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原

夢乃先生の草原もの?4作目。単独でも読めますが、シリーズで読んだ方が楽しめると思います。個人的にはモンゴルイメージなお話、本編280頁弱+後日談3頁+あとがき。ツン受けが好きな方、騎馬民族なんかがお好きな方でしたら、嬉しいのでは。

草原の民をまとめて国の形が整いつつある中、「王と馬を並べるもの」という称号をもつセルーンの最側近であるアルトゥは、日々誠心誠意セルーンに仕えています。ある日、王の…

3

僕だけの王子様 小説

成瀬かの  サマミヤアカザ 

攻め様の忍耐と溺愛ぶりがたまらなく好きヽ(=´▽`=)ノ

前作「空の王国」にて、結婚することになった受け様の瑠璃と攻め様の來。
半年後、瑠璃が來の国へ赴くところから始まってます。

慣例を無視して、自分の馬に瑠璃を同乗させている來の様子に、しょっぱなからにまにま。
瑠璃との再会を心待ちにし、浮かれているのが手に取るようで、私の萌も跳ね上がりです。


閨のことの知識を一切持たない純真無垢な瑠璃を前に、愕然としながら無理はさせたくないと忍耐忍…

0

アルファは月夜に愛を乞う~人狼オメガバース~ 小説

鈴木あみ  サマミヤアカザ 

ファンタジーどころか中途半端なごった煮

2019年刊。
かなり辛口の羅列になるが…
自分は今まで何冊かオメガバースものを読んできたが、この話は好きになれない。
伯爵アルファ・ジャレットとお目付け役オメガ・アデルには始終いい印象が湧かなかった。

そもそも子供の頃のアデルがジャレットに向ける感情ってのは、8歳の頃から同じ屋根の下で暮らしている兄弟のような情じゃないのかい?
それが実は好きという感情をひた隠しにしてるって状況には…

3

天使の溺愛ベビーシッター 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

良いちびっことスーパー金持ちパトロン攻め

不憫な咲人が天使の溺愛ベビーシッターになって前向きに生きていくところにぐっときました。

実家の不幸に家族の死。まだ若かった咲人は仕事にも仲間にも恵まれず、死ぬしかないような日々に突然天使が現れて…。

うーん、攻めがゴージャスですね!現実だとどこの財閥系になるのかな?と想像しながら、スケールの大きな名門の当主とお屋敷と環境に、ほぉ〜っとため息が出そうでした。

甘いのが読みたいな♡と…

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