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22/55(合計:542件)
ARUKU
窓月
ネタバレ
ARUKU先生のファンタジー、大好きです。ファンタジーというより、ARUKUワールドそのもの。ARUKU先生にしか描けない世界観は本当にクセになります。 今回、無意識に目がいってしまったのは、登場人物の「眼(瞳)」や視覚(見る行為)と、言葉の力でした。 世界は終末。たった一人だけ生き残った羽繕(はづ)の目の前には、昨日死んでしまった護堂(ゴドー)の遺体が。仕立て屋に養子という名目で…
Sakura0904
ARUKU先生ワールドが炸裂した作品でした。私達の日常とさほどかけ離れていない設定でも心に残る作品を描かれる先生ですが、この作品の世界の終末のように、壮大なテーマだとより生き生きと描かれている気がします。ほとんどの人間が死に絶えた世界。けれど、不思議な生き物達や、悪魔に天使、ぽつぽつ生き残った人間も登場したりして、絶望感はあまり感じさせず、むしろ前向きな冒険色が強い雰囲気でした。片想いを最期まで…
アンジー
『嫌い、大嫌い、愛してる。』に続いて読んだARUKU先生の作品です。 軍強硬派のリーダーで国会参事 護堂と街の仕立て屋 羽繕のお話。 戦争と暴動の渦中に悪魔性のウィルスが解き放たれ、世界は終焉を迎えます。 生き残った仕立て屋の羽繕は、路地で瀕死の護堂を見つけ自宅で看病をしましたが死んでしまいました。 それでも、羽繕はコートを注文している「客」のために仕事場に向います。 素晴らしい…
みみみ。
1巻完結じゃないARUKU作品は久しぶりですね。 しかもこの1巻も250ページ超えと分厚めで、たっぷり3時間くらいかけて読みました。 人がほとんど死に絶えてしまった世界で想い人の「たましい」を探す旅。 心震えまくりの250ページでした。 ARUKUさんの作品は「凄い!」って思えば思うほど、感想がうまく言葉にまとまらなくてほとんどの作品をいまだレビュー出来ずにいるのですが、本作も全然…
ふばば
またしても想像と期待を上回るARUKU作品… 凄い凄いと息もつけない…なのにARUKU様はまだ先をゆく、まだ上をゆく。 本作はファンタジック、しかしながら死が常に隣にいるような薄闇も感じさせる。 そして、「キラキラセブン」「スクールナイト」「ビターxスイート」「cleaning」「シュミジエ」などの過去作の断片も見て取れるような気がする。つまりはARUKU様を構成する世界の様々なカケラが…
ぷれぱーる
ARUKU先生の奇才ぶりが、これでもかと発揮されたファンタジー作品です。 いや、ホントに素晴らしいです。 その世界観とストーリーには、他の誰にも描けない圧倒的な個性を感じます。 悪魔性のウイルスにより、人類の殆どが死滅した世界。 大切な人を看取った羽繕が手にしたのは、強い魔力を帯びた「魔法のミシン」。 そのミシンで羽繕が作ったのは、雑巾と猫と……魂の欠けた片想いの相手・護堂(ゴド…
碧雲
同情したくなる二組の夫、我慢しているのは夫。夫々に抱える悩みがある。二人の妻は、人の皮を被った悪魔のようなキャラ。 男性の番う対象は女だけと決めつけて胡坐をかいて居ちゃだめよ。 花岡の場合: 我儘な妻、妻に首を絞められる夢を見る。 もう妻の美点を思い起こせない。・・妻が嫌、逃げたい。 真壁の場合:性格は肉食恐竜 無精子症 上司の娘、3才年上。政略結婚に近い、浮気黙認の仲。子供…
日南乃子
人からおすすめされて(ハッピーエンド以外読みたくないのでハッピーエンド保証をしてもらいつつ)読みました。 絵は、どこ見てるの?相手の方見てないけど……上半身と下半身の向きがちょっと……急にアクロバットな体勢出てきたけど大丈夫!?と思って三度見してしまったりして途中で読むのを中断してしまう場面がある程度には正直とても苦手です。 ですが、そんなことは些細な問題だと思うほど話がしっかりしていました。…
ももよ
なんだこれは!!! 私なんかがレビューを書いていいのか悩むほどの壮大な作品。 一言でなんて言えないし、神という評価が正しいのかすら不安になる。 それくらい、驚愕しました。 aruku先生を絶賛されるレビューを読ませて頂き、こちらの作品を手に取りました。 戦い物?学園物?BLで合ってる? そんな疑問から読み始めましたが、その全てを網羅した内容でした。 そして、不思議さやコミカルさ…
ARUKU 雪居ゆき
ぴんか
まさしく『人魚姫』なお話。 受の道雄くんが不憫で不憫で……! その彼が、王子様な城之内に、 惹かれ、憧れ密かに想いを募らせていくのですが、 誤解やすれ違いに読者ははらはらヤキモキさせられるのです! 途中『人魚姫』の原作のように、泡と消える恋なのか、 BLの王道を貫くのか、心配になりますが、 その辺は柏原が救ってくれます。 不憫受が幸せになる展開は嫌いではないのですが、 …