ハスネサイコロジー

hasune psychology

ハスネサイコロジー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×229
  • 萌17
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
26
得点
384
評価数
97
平均
4.1 / 5
神率
43.3%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784592720478

あらすじ

ぬいぐるみ職人のハスネは中学の同級生・藤原と再会。完璧すぎる藤原への嫉妬心に再び悩むことになるが、なんと藤原から猛烈な求愛を受ける。本当の恋を知らないハスネの明日はどっちだ!? 

(出版社より)

表題作ハスネサイコロジー

藤原啓(弁護士)
蓮根 幹彦(キャラクターデザイナー)

その他の収録作品

  • 嫉妬という名のモンスター
  • 恋が怖いの
  • 疑心暗鬼 VS 情熱
  • 一人で生きていくためのココロ
  • フジワラサイコロジー
  • その後の旭さん

レビュー投稿数26

カウンセラーさん!

攻めが受けを溺愛していて、始終テンション高くて、甘くて物凄く萌えました!
そもそも、受け溺愛攻め、サブキャラクターが活躍する話が好みなので
この話は色々と萌えポイントを刺激されました。
いやあ、もう本当に素晴らしいです!読後感が、余韻が程好いのです!
ひたすら甘いのですが、毎回問題が浮上するので途中で飽きが来ることもなく
テンポも良いので、さっくり読めます。

攻めがハイスペックで、受けが手に職があるという設定です。

好きなシーンは沢山あるんですが、二つだけ紹介したいと思います。
一つ目は、家に引きこもった受けに、お届けものですと配達員を装って
攻めが「諦めるわけあるかあ!!と」家に押し掛けてくる場面です。
二つ目はハネムーンと称したお出掛けでのワンシーンです。
すこし口論になってしまい、受けが攻めに嫌いと言ったことに、
攻めがむっとして車を走らせて受けを放って
どっかに去っていったと思いきや、
すこし歩いた先で、車を停めて待っていてくれて
受けを甘い言葉でナンパするシーンが
なんやこのパカップル、もっとやれ!と微笑ましい気持ちにさせてくれました。
攻めがことあるごとに受けに触れようとするところが、
一途で一直線で良いですね。受け溺愛攻めもえです。

バス停で恋が始まり、本編もバス停で終わる。
この完結の仕方がとても綺麗で、素敵な終わりかただと思います。

カウンセラーの旭さんが好きです。
ただのキーキャラとして終わるのかと思いきや、まさかの展開でした。
この人には苦労してきた分、是非幸せになってほしいですね。
べっしーも良いキャラですよね。
あの受けと仕事ができるのは彼女しかいないでしょう。
受けに振り回されながら、仲良くしているところが好きです。

受け溺愛攻め、可愛いもの好きな受け、サブキャラクター萌え、
そんな萌え属性をお持ちの方にはおすすめの一冊です。
是非突っ込みながら読んでみましょう!幸せな気分になれますよ!

10

好きです!

ARUKU先生の中では、明るくて読みやすい作品です。
ずーっともてない人生だったハスネと、もてっぱなしの藤原。
ハスネは藤原に対して強い劣等感と同時に、強い憧れもあったのですね。

そんな藤原は、もてすぎるほどもてるのですが「好きな人からは一度も好かれていない』と言ってハスネを驚かします。
で、その好きな相手が自分だったりしててんぱります(笑)

恋愛に奥手で、ストレスがたまるとお菓子をドカ食いし、ひょんな事から言葉を交わすようになったカウンセラーの旭先生にすがりつき・・・。
ハスネ、超かわいい!!しかも恋を自覚してからは乙女っぷり炸裂です。
一方、藤原は思いを告げてから、押せ押せでアタックしてきます。ハスネが好きで好きでたまらんのですね。
何気にハスネに振り回されながらも、徐々に距離が縮まる二人がかわいいです。

藤原と何かあるたびに、ハスネに泣きつかれる旭先生もいい味だしてた!
ハスネの純真さに、旭先生もいつのまにか恋しちゃうんだけど、ハスネの出した決断にそっと背中を押してくれる大人の男性でした。
書き下ろしで、旭先生にも・・・?というのがあってホッ!(笑)

あと作品中、3名女性が出てくるのですが(ハスネのはじめてできた彼女。ハスネの同僚。ハスネと藤原の同級生で学年一かわいかった女性)どの女性も、みんなたくましくて笑えました。

ARUKU先生は、キリっと痛い作品も素敵ですが、こうゆう軽いタッチのお話しも上手な方なんだなーと思いました。

9

アルクさんなのに…

こんなに可愛いだけのお話で、かえって不安です(笑)

彼女とデート中に、中学時代イケメンで人気者だった藤原と再会する蓮根。
そうかタイトルのハスネってなんだろうって思ってたら主人公の名前なのですね。
彼女がストーカーに変身したり、勝ち組の藤原を嫉妬しているのにその藤原に告白されたり、のっけから展開が面白くてわわわーと一気に読んでしまいました。
しかし可愛いんだハスネが。
キャラクターデザイナーで可愛いものと甘いものが大好きなハスネですが、おまえがいちばん甘くて可愛いんだよ!と読みながらニマニマしておりました。
おバカだけど素直で幼くて純情で無垢。そりゃカウンセラーの旭さんもよろめくわ。
藤原くんも出木杉君的なキャラなのに、案外ムッツリだしハスネ以外には冷たいしで、思ったよりも人間味あふれる人でした。
お話の内容も然ることながら、ハスネのモノローグとセリフが名言だらけです。
バカっぽいくせに考えてることが真理。
その中でもいちばんの名言は「俺のフレンチクルーラー」
声出して笑っちゃいましたよ。今後ミ●ドで頼めない!!

7

攻めがカッコ良すぎる。

ARUKUさんの長編ストーリーの「受け大好き攻め」の中で、一番ブレない、最強の「受け大好き」な攻めの藤原がとにもかくにもステキです。
うけのハスネも、とにかく乙女でカワウィウィ~!
ライト感覚で、「ほんとは好きだ」や「明日屋商い繁盛」を読むには体力・気力がない時、とりあえず一日一ARUKU作品を読みたい時に読んでる漫画です。
強烈な、女子も複数出てきますが、男前な女子(べっしー)もいて、女性としてはそこも嬉しいですね。
他の方も言われてるように、頭身のバランスがおかしく感じられるところもありますが、藤原にはなくハスネに概ね見られる現象なので、「イケてない」感をそれで表現してるのかも。

5

とっても可愛らしいお話

表紙から受ける印象通り、とても可愛いお話です。ほのぼのしていて何回も読み返しました。

受けが乙女でかわいい。敵(?)の女性二人が事件が終わった後、良い意味で豹変していて面白い(笑)
ただ可愛いだけでなく、切なくて涙が出るようなことも終盤にあり、最後まで飽きません。ラストの終わり方や余韻もすばらしかったです。ラストの藤原の弁護士っぽいセリフも効いていました。

個人的に、カウンセラーが蓮根に告白したのが唐突に思えたし、余計なことのように思えましたが、それを差し引いても面白い作品でした。

4

乙女なハスネがカワイイ

初読みの作家さんですが。
いや・・・むちゃくちゃカワイイお話でした!本当に!

彼女のえりなとデート中に、中学の同級生の藤原と再会する蓮根。
でも、モテ男だった藤原は蓮根にとってねたみの対象でしかなかったんですが、
仕事でトラブルがあった蓮根は、やむを得ず弁護士の藤原を頼ります。
それをきっかけに、二人の友達付き合いが始まりますが・・・

急にえりなに振られ、それが藤原のせいだと誤解した蓮根。
「昔から大嫌いだったよ!!」と藤原に怒りをぶつけながらも、
本当は友達になりたかった自分を自覚します。
そして、藤原のストーカーと化したえりなに蓮根は襲われ負傷。
我慢できなくなった藤原は蓮根に積年の想いを告白します。

蓮根の、涙がうるっとなってる時の顔が、むちゃくちゃカワイくて好きです!
隣のカウンセラーの旭に縋って泣きついてる時の蓮根もカワイイ・・・
蓮根、本当に素直で純粋でウブで、その上乙女です(笑)
ガンガンに迫ってくる藤原ですが、蓮根をすごく気遣ってるのが分かります。
藤原、やさしいですね。

男同士のハウツー本を見た後の蓮根が、もう乙女で可愛くて笑いました。
そして蓮根に殴られ逃げられた藤原の「燃える・・・」に爆笑(笑)
藤原に惹かれながらも、エッチが怖くて仕方ない蓮根が、
ぐるぐる悩んだり旭に泣きついたりしている姿が、
本当にカワイくて一生懸命で面白いです(笑)

そして宇尾曲折あり、最後は蓮根と藤原はハッピーエンドとなりますが・・・
旭、不器用で一生懸命な蓮根の相談を受けてるうちに、
蓮根の事を好きになっちゃうんですよね~
「ひとつ約束してくれ。どんなことがあっても後悔しないように生きるんだよ。」
と蓮根に言った旭には、グッときました・・・
蓮根には振られちゃいますが、旭にも幸せになって欲しいです。スピンオフ希望!

無事ハッピーエンドとなった二人ですが、エッチ達成は程遠そうです(笑)
「俺のフレンチクルーラーに何すんの!」は、爆笑です。面白すぎ!!
この二人は果たして無事エッチ出来るのか?!その後も読みたいです。

そして、女性キャラ達も個性的で良かった。
蓮根の同僚のべっしーも、元ストーカーの二人も、すごく逞しい。
登場人物で蓮根が一番乙女でした(笑)

3

これ・・・好きです!

先にレビューされている方と同じように作品の書き出しに簡単な筋書きがあって
簡単に言えばそうなのようねって内容が一目で分かる作品の出だし。
それなのに、簡単なことなのに、女に裏切られ、その女に攻め様で電話をしろと
刃物で襲われ、その攻め様とは高校時代の同級生で、一方的に攻め様に嫉妬やら
引け目やらを感じていて、はっきり言って好きじゃないはずだったのに、
その攻め様に助けられ、更にずっと好きだったなんて言われて、モテない男が
モテる男を虜にしてる内容なのですが、かなり面白い。

コミカルでシュールな雰囲気があれば、切なくシリアスにもなったり恋する男の
感情の揺れが見事に描かれていてとてもいい、何より胸キュンがあります。
モテない攻め様が急にモテる、それも男限定なのも、受け様の次第に乙女化してる
言動や仕草も素敵でした。
始めは変なタイトルだと思っていたのですが、成程と納得のタイトルにニンマリしちゃう。

2

人生の教えが詰まってる?

やっぱり面白いお話は読ませる力がありますね!
どんどん本を買うのに読む気力がなくて。惰性で読むようになったり。なのにまた新しい本を買っては読む気になれない…と繰り返して。依存症か?

こんな時にARUKUさんはしんどくて読めないよなあ…と表紙が明るそうだったので試しに読み始めてみたら!
さすがARUKUさん!夢中で読みましたよ!

蓮根も藤原も旭も女性達もとっても良いキャラで。
ARUKUさんのコメディ寄りのお話ですかね?
旭の言葉にも感銘を受けました。嫉妬にエサを与えてはいけないんだな。

蓮根も可愛いけど藤原もすごい!そんな人だったの?何がきっかけで今動き出したの?

なんかとっても濃くて、笑えるのに何だか不安で。ファンタジーじゃないのに現実離れしてるような。
ARUKUさんだから急に悲しい展開が来るんじゃないかとドキドキしたり。

蓮根が悩んだり戸惑ったりどんどん藤原へ恋に落ちていくところも良かったです。
まさか旭と?ええ!と思ったら…。

藤原の強い想いとポジティブさに感動しました。世間体や親の過保護に負けないで、蓮根を追いかけて追いかけて。

名言というか、心に染みる言葉がいっぱいありました。そうですよね、結局人は孤独だし、結婚したって幸せになれない時もあるし、子供も必ず出来るわけじゃないし。自分が納得するかしないか、幸せになる努力をするかしないか。

読んで良かったです。自分的にも良いタイミングで出会えて読めて。

0

けしからん!ハスネが可愛い!!

最初に断っておくと、自分はどちらかというと乙女な受けは苦手です。
なのに、なぜだ!?なぜハスネはOKなのか!!???
純情乙女な蓮根が可愛い~(*´∀`*)

もしかすると蓮根が藤原に対して「男として嫉妬している」部分があったから良かったのかもしれません。あんなに非の打ち所のない完璧なイケメンだと、自分なんかとは比較しても無駄だと思うので普通は嫉妬の対象としては通り越すんですけど、蓮根は素直に(?)嫉妬心をむき出しにするんですよね~。面白いヤツです。
それがまた藤原にとっては良かったようで、素で接してくれる蓮根の態度が嬉しくて、好きになったようでした。

ところでこの作品の途中で出てくるキ○○イ女2人がすごかったです。
イケメンはイケメンで苦労があるのね。
ってかこの場合、一番迷惑をかけられたのは蓮根ですけどね。
殺されかけるし。い~感じに病んだ女性たちでした(汗)

今回こちらの作品を読んで最初に感じたのは、ARUKUさんがずいぶんポップで今っぽいBLを目指しているなということでした。
展開としてはベタベタな所もありますし。でもベタだからこそ萌え萌えした所もありました。
例えば海沿いを歩く二人とか、蓮根が「初めて」でドキドキしている所とか、初めてっていうことに喜んでいる藤原とか、他にも色々王道てんこ盛りなんだけど。
でも王道モノも全然OKなんだと再確認いたしました。

あ、そうそう、忘れてはいけない、カウンセラー先生のこと。
この先生もすごくいい人でした。
蓮根は果たしてちゃんとお金を払っていたのだろうか(笑)
先生も蓮根の純粋さにやられていましたね。
確かに蓮根の裏の無い言動には惹きつけられるものがあります。
最後に先生にも何やら新しい出会いがあるような予感で終わっていました。
スピンオフになったら嬉しいな。

8

ARUKUさんの「ザ・BL」

扉を開くと冒頭にいきなりあらましが載っています。
「これはモテない蓮根が、女に襲われ男に迫られ、戸惑いながら、ぐるぐる悩んで、真実の愛にたどり着くまでの物語です」
まさにそうなんですw

いつもARUKUさんというと童話をモチーフにしたコミカルだったりシュールだったり、思い切り切なかったりという、ファンタジー色が強いイメージがあるのですが、
それらの過去作品と比較しても、これはまさにひょっとして初めて見る「ザ・BL」なお話だったんじゃないかな?って思ったんです。
一人のモテない主人公が、恋愛過程をたどっていく姿は、ベタなんだけど、ARUKUさん独特の展開で、1話ごとにキーワードを設定して、実になめらかに進行させていく。
階段を1段1段丁寧に登っていくような、ジェットコースターじゃない展開が心地よい。
頭のほうに、童話モチーフじゃなくてファンタジーでない、みたいなことを書いたのですが、この本では設定がファンタジーなのではなく、恋愛がファンタジーになってるような気がしました。
だがしかし、ついてまわる現実が、蓮根のぐるぐるなんではないかな?って。
キャラクターも実に魅力的。
みんな、愛おしいキャラクターに仕上がっていました。

キャラクターデザイナーの蓮根のキャラクターが実に愉快です!
冒頭、中学時代何でも出来てモテて嫉妬の対象だった藤原に、彼女とのデート中出会うのですが、その頃は割と普通の男子なんです。
だけど、藤原が蓮根を好きだと告白してくると、だんだんと乙女になっていくんですー♪
藤原への返事が、なんだ!この可愛さっていうくらい、冒頭のキャラと変わって行ってるのが楽しいですv
悩みどころも、男同士のエッチとか、、、まあ、そうだわね(笑)

そして、蓮根の事務所の隣に心理カウンセラーの事務所があるんですが、蓮根が何かあるたびにそこへ駆け込んで話を聞いてもらう。
このカウンセラー旭が、蓮根の変化にほだされちゃうんですよ♪
この人すっごいイイ人なの。。。
描き下ろしにこの人のその後が、明るい未来(?)がチラっと登場して、ワクワクしちゃいましたv
このかたは、当て馬というか、でもいい脇役だったデス。

蓮根を好きだったと告白して、健気な愛情を見せる藤原。
蓮根の災難は全てこの人絡みだったような・・・www
モテる男も大変なんだと蓮根が実感して、それがほだされてしまう原因にもなる(笑)
一見、この人が一番人物設定の中で、ファンタジーを作っている人なのかな?って見えていたのですが、ラスト近辺になると割とそうでもない、用意周到な人だったことがわかるのです。
う~ん、、、好きなものを手に入れる用意周到な腹黒か!?しかも天然のw

他に、トラブルを巻き起こす女性陣が二名ほど出てくるのですが、男子と違ってこちらはしたたかですよね~。
超現実的なんです!
そこが、主人公たち男の世界との対比になってるような気がいたしますが、皆様どう思われたんでしょう?

男同士の恋愛はファンタジー、男と女のは現実。
そんな意味で、自分は表題を「ザ・BL」と付ける所以となったのでした。
ある意味童話ではないけど、これもちょっとだけ現実をまとったおとぎ話なのかも。
でも藤原は、蓮根が大好きだから、夢を見させ続けてあげるんだろうな~♪って思うのでありました。
すっごく、よかったよーー☆☆☆

7

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