みずかねりょうさんのレビュー一覧

葡萄畑で蜜月を 小説

神香うらら  みずかねりょう 

ゆっくり恋心を育むお2人さん。

 終始にまにましっぱなしのお話でした。

 受け様はゲイでありながら、思春期を迎える頃から男性から性的に嫌なめにあってきたせいで、男性恐怖症になっている寧緒。
肉親が亡くなり、心機一転してカリフォルニアのナパバレーに引っ越して来たばかり。

 攻め様はナパバレーでワイナリーを営むカーター。
実直で誠実で紳士、とステキな攻め様でした。
寧緒にひとめ惚れして、警戒心いっぱいの寧緒との距離…

2

あにだん ~アニマル系男子~ (表題作 彼パン) 小説

浅見茉莉  みずかねりょう 

新鮮アニマルコメディー

動物園を舞台にしたシリーズ1作目。
よく見かける獣人BLとは違いました。
獣人といえば人に獣要素を足したような性格のお話をよく見ますが、こちらは獣に人間要素を足したもの。あくまで動物なので、思考が感覚的だったり、葛藤シーンが他とは違う感じが新鮮で面白かったです。これが本当の獣人BLかと思ってしまいました。
オムニバス形式で、3カップル分の様々なパターンを楽しめるので自分の新な好みも見つけられ…

0

恋の仮面舞踏会(マスカレード) 小説

名倉和希  みずかねりょう 

両片思い、おいしすぎる

電子書籍で挿絵なし。
ノンケの営業マン×バイのホストです。
攻め視点と受け視点が頻繁に入れ替わる作品です。

良い歳した社会人2人が、まるで中学生のような両片思いを繰り広げていて、めちゃくちゃキュンとします!2人を見守る他のホストたちやお客さんたちがうらやましい(笑)。

サラリーマンの攻・光良は、大きな契約を勝ち取って酔って浮かれた夜、うっかりゲイの発展場に迷い込んでしまったところを…

2

プロポーズは花束を持って ~きみだけのフラワーベース~ 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

思い出の花たちでプロポーズの花束を

誤解が生んだ確執と兄弟げんか

高月グループの御曹司・伊藤佐那(受け)は両親を亡くした後勃発した異母兄との相続問題を穏便に済ますため、兄の反対を押し切り家を出て花屋でアルバイトをしながら進学費用を貯めています。
何度も見つかっては連れ戻されていた佐那でしたが、今回半年以上見つかっておらず安心していた矢先、勤めている花屋に立ち退き話が持ち上がり、職と住む場所を失ってしまったのでした。
勤務先…

3

恋のゴールがわかりません! 小説

切江真琴  みずかねりょう 

ベストオブ そっちかい!って言いたい受賞

先日切江先生を別作品で存じ上げ、一気に気に入り、作家読みを始めたところです。評価が一番高かったこの作品を読むのを楽しみにしていました!
作品内容については、粗筋にある通り。まあネタバレされてますよね、粗筋で(笑)。なので、勘違いしながらも恋心を育てていく様を見守るという形で読めばいいのか、という認識で読みました。

いやー、主人公の亮君が天然ちゃん。切江先生、「天然」という設定のキャラを書く…

4

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

攻めの恋愛的好きはどこからきたんだ…


最後まで消えなかった気持ちです。
攻めの受けに対する食べ尽くしたいほどの性的好きはどこからきたの?

一目惚れであろう描写や心奪われた受けの絵の才能。仲良くなっていく流れもきちんと書かれていますが、昔は女性と付き合っていたゲイでもない攻めが受けにベタ惚れ状態になるのがどうにもしっくりこなくて、蚊帳の外な空気感で読み進めてしまいました。

おまけにはわわとか言っちゃいそうな(イメージ)…

1

王子は無垢な神官をこよなく愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

ノンストレスで楽しめる王道ファンタジー

面白かった。ストレス無く読める良作かと思います。
ファンタジーと言っても小難しいお話ではありませんし、全体的に穏やかかつ爽やかなので、BLファンタジーもの初心者さんは勿論、サクッと王道ものを読みたいななんて方にもおすすめの作品です。


人の手に触れると、その人の運命の相手が見えるという占いのような能力を持つ貧国の神官・ナザリオ。
自国の大司教に命じられ、大国の第1王子・レオンハルトの結…

3

狐の婿取り -神様、約束するの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

どこのどちら様なのか・・・?

シリーズ14作目。今回はせつなめ路線だったのと、裏表紙の伽羅さんの表情、次回予告編の強烈可愛さにやられたので萌よりですが萌2にしました。冬に15作目が出るらしいが待ち遠しい。本編150Pほど+その続きというかちょっと横道それた話75Pほど+あとがき+みずかね先生による次回予告1P。

白狐様からお手紙をいただいた琥珀様。以前負傷した箇所が良くないので一度本宮で本格的に治療すれば?という内容で・…

2

王と剣 ーマリアヴェールの刺客ー 小説

妃川螢  みずかねりょう 

表紙のイメージ通りな話だけど、あまり心が動かない

表紙と中のイラストが、すっごくよかったです。
たまにバランスがいまいちなのもありましたが、二人とも美形さんでカッコよかった。

その表紙のイメージ通りなお話でした。

二人もキャラも好きなキャラでしたが、私はこの先が読みたかったなぁと思います。

読んで特に不満点は感じませんでしたが、あえていうと
もうちょっとハラハラドキドキ、どうなるんだろうとか、グッとくるような心揺さぶるところ…

1

常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

イングリッシュマン・イン・ハワイ

洸さんのアメリカシリーズ大好きなんです。アメリカと言っても舞台がハワイで、イギリス人刑事×日系アメリカ人刑事の話ですが。文庫本一冊に様々な萌えが詰め込まれています。箇条書きすると

1.イギリス人パワーすげー
2.受けの元彼がカッコいい
3.普通に刑事ものとして面白い
4.攻めがハイスペ&スパダリだった
5.みずかねさんの挿絵が美麗
6.遠恋になってしまうん?

という感…

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