みずかねりょうさんのレビュー一覧

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

終わりよければ全て良し

ひーー…しんどい。終盤までしんど過ぎて心臓が痛かったです。

終盤、今まで内に秘めていた2人の本心の暴露合戦が始まるまで、この主人公2人に魅力を感じていませんでした。それに加えて心臓に悪いストーリーでしょ……もうどうしようかと。大好きな作家さんなので、最後まで読みたいという気概だけでパラパラと読み進めましたが、

いやはや……さすがでしたわ。

この終わり方は今までの苦しみが吹っ飛ぶエ…

0

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

キャラクターが魅力的

ファンタジー要素が強い話ですが、出てくるキャラクターが魅力的で読みやすかったです。メインのレイランドとカインだけでなく、カインの双子の弟スウェンと王太子のベルセリドも魅力的なキャラクターで嫌味がない。実は本当に悪い奴はあんまり出てこない作品なので必要以上にイライラせず読めました。
レイランドがカインを好きになっていく過程もじっくり楽しめますし、前世の記憶が蘇って二人が和解するシーンは感動的でした…

1

お兄ちゃんはお嫁さま! 小説

夕映月子  みずかねりょう 

田舎で見つけた「恋」と「魂の再生」物語

「夕映月子」という情景を連想するペンネームを使う人だけに、山や里が舞台の物語が多い作家だと思います。
この物語も、昔の「結」という相互扶助制度が残る山里の茅葺職人の卵と恋をして、燃え尽き症候群から再生をした都会のイケメン社長の物語。

何もないわけじゃなくて、不便な生活かもしれないけれど、
電磁波の障害も無くて、健康回復に良い水と空気と土と人情がある
・・と田舎の良さを強調した内容。

1

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

告白シーン、好き(*^ω^*)

"契約恋愛"なんて、どんな切ないストーリー!?なんて思いきや、可愛い純愛物語じゃないの(*^^*)


受け様の宇田川は、他人との距離のはかり方がめっぽう苦手。
一方の攻め様は、明るくコミュニケーション能力高めの羽鳥。

大学のサークルで顔見知りだった2人は、病院で偶然再会して、羽鳥としては社交辞令くらいの会話だったのに、宇田川が本当に仕事を紹介してくれて。
で、…

1

愛を知らない竜王と秘密の王子 小説

エナリユウ  みずかねりょう 

知らぬは本人ばかりなり


愛を知らぬ竜の天罰とは異種族がつがいであること



デリカテッセンではたらくミカ(受け)は心配性の母ソニアと過保護なオーナー兼大家のボリスに守られてます。
逆に守られすぎていて1人で何もさせてもらえません。もう20歳にもなるのに。
対して、幼い頃から一緒に育てられたボリスの養子のシュリ(攻め)は今や街唯一竜騎士として人々に尊敬されています。
劣等感に苛まれるミカは少しでも自分で…

0

金狼殿下は去りし神子を溺愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

オメガバじゃないけど

みずかね先生なのでマストバイ。王道まっしぐらなお話かと感じましたので中立寄りの萌にしました。三角耳とふさふさしっぽをお持ちの攻めさんと、ピュアピュア神子という組み合わせが大好きな方でしたら良いのではと思います。本編340Pほど+お子様視点の後日談4P+あとがき。

ばあやと二人、山奥の「罪びとの里」と言われる村で暮らすルカニア。年老いた村人たちを助け、ふもとの町で買い物をしているのですが、町に…

1

金狼殿下は去りし神子を溺愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

今までの釘宮作品と比べて

うーん、悩ましいです。他の作者さまの作品に比べると神評価なんですが、私が釘宮先生の神作品にした作品に比べるとちょっと神には足りないと思ってしまったので萌2にさせて貰いました。
でも凄く面白くて文庫にしてはボリュームもあったんですが一気読みしました。

全ての元凶はレグルスの父親である聖ガルデニア国王なんですよ。コイツがどうしようもなくて神子一族を追い出したあとも悪政で民ばかりではなく貴族でさ…

3

愛しき年上のオメガ 小説

遠野春日  みずかねりょう 

父親と似た恋をする息子

「やんごとなきオメガ」に登場する二人の息子の恋。
先に「やんごと・・」を読むことをお薦め。

「やんごとなきオメガ」の二人が、親としてちょびっとだけ登場。
三宅祥久:25才 用務員、実は藤堂家の御曹司
仁礼雅純:17才 βと偽っていたΩ
難産で産んだ一子が、悠真。


「愛しき年上のオメガ」
藤堂悠真:17歳 α
「やんごとなきオメガ」の祥久x雅純の息子。
とても高校生と思…

0

キャラ文庫アンソロジーIII 瑠璃 [悪食]番外編「嫉妬」 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

嫉妬はいい(*´艸`*)

大好きなシリーズなので、こちらだけ分冊で購入しめした。
麗しいみずかねりょう先生の扉絵もついていて嬉しい(#^.^#)

「悪食」より『嫉妬』
千里の元へ、槙さんからの紹介だというお客が訪れ、友人の遺作を寄贈したいという。
預かった絵を見つめる死者の想いを汲み取ろうとする水琴。

遺作に纏わるお話も面白かったのですけど、なんと言っても水琴の素直さがいい"(ノ*>∀&l…

0

金狼殿下は去りし神子を溺愛す 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

隠された真実が濃い

こういうおとぎ話チックなストーリー、好きなんですよね〜。
ストーリーが複雑じゃないからサラッと読める(カタカナキャラ名が多いのは多少苦戦したけど)し、展開が期待通りに進むことに安心できました。


この物語の持ち味は強引な攻め・レグルスの執着心でしょうかね。
13年もの間、追放された神子・ルカニアを探して求めて周辺国を捜索し続ける一途さには脱帽しました。そんな彼の身分はというと…はい、お…

5
PAGE TOP