夜光花さんのレビュー一覧

欠けた記憶と宿命の輪 不浄の回廊 3 小説

夜光花  小山田あみ 

歩が成長しとる…!

『不浄の回廊』のシリーズ4冊目。
今年の(2022年)の2月に12年ぶりでしょうか?『不浄の回廊』の新刊が出まして喜び勇んで購入しましたが、今作品はその続きから。前作の『君と過ごす春夏秋冬 不浄の回廊 番外編集』は番外編集とついてはいますが、この続きになるので未読だとちょっと話が分かりづらいかも。


『不浄の回廊』シリーズは大好きな作品で全部読んでいますが、表紙が…!こんなに可愛い表紙に…

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楽園彼岸 ~蝶の褥~ 小説

夜光花  小山田あみ 

設定が活かし切れていない印象

頻発する記憶障害の設定を活かしてほしかった。
強力な要素のはずなのに、主人公が自身に疑心暗鬼になる程度で済んでしまっていて、昔の事はショックで忘れてましたって事にすればこの設定が無くても物語に支障がなかったのではと思ってしまった。
ジョ◯ョ6部の主人公のようにとは言わないが、事件が起きていて記憶障害が再発している事に気づいているなら、手の甲に“逐一メモを取るように”くらいの事は書けたと思う。

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サクラ咲ク 小説

夜光花 

うむむ

忘れないでいてくれを読んで良かったのでこちらも…と思ったのですが、どうやら私には響かなかったらしい。

攻めの櫻木がどうしても好きになれず。
最後は、怜士を好きだと自覚するんですが、お坊ちゃん的なのと、途中で悪気なく怜士に対して言うセリフがどーしても受け入れられませんでした。
怜士が一大決心して、櫻木に「抱いてくれ」というのですが、それは過去の記憶を大輝に見てもらうことと交換条件。
だか…

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ミステリー作家串田寥生の見解 小説

夜光花  高階佑 

ぜひ続編をお待ちしております!

数年ぶりの再読です。内容を結構忘れてました。

さすが夜光花さん!読者のモヤモヤを導いてくれますね。最後の串田にグッときました。
そうなんですよ、串田は守のことをどう思ってるの?と不安だったんですよね。うまいこと誘導されました。

考察から5年後の2016年に見解が出てます。そこから今年で6年。もしかして続編出たりして?今度こそイチャイチャしてほしいけど、串田のキャラからいって難しいかな…

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ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

最後の真相にどう思うか?

夜光花さんの変人攻めが読みたくて数年ぶりの再読です。けっこう忘れていて新鮮でした。

瀬戸内海の孤島もの。惹かれます。
他の作家や作品を出すのは良くないかもしれませんがジャンルが違うからいいかな?
漫画の「有閑倶楽部」が大好きで、ホラー回がいくつかあるうちの一つに瀬戸内海の孤島ものがあってすごく面白くて。
そこに登場人物が「横溝正史の世界だな」みたいな台詞があり、その後は横溝正史も読み漁…

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偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

人形作家の偏愛。可愛くてほっとけないよ♪

3度目の再読です。もう11年も前の作品なんですね。夜光花さんの作品で初めて読んだのがこちらだったのです。

これまでの感想は夏目が怖い不憫ってだけだったような記憶があるのですが。
数年ぶりに読み直すとすごく面白いです!
夏目の変人乙女ぶりが可愛くて、思い込みが激しく人の話を聞いちゃいない、斜め上に思い詰めて暴走してほっとけないです。

敦彦も色々災難でしたが、体で払うとか何様?だけど、…

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忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

最後まで一気読み!

挿絵がなかった……。
口絵すらもなかったわ……。(シーモア)

寝る前に読めるところまで読もうと手にしましたが、ええっ!?どうなるの?!の連続で目が冴えてしまい、最後まで一気読み。
というのも、受けの清涼が危なっかしくて目が離せなくて。

相手に触れると記憶が見えるという特殊能力の持ち主である清涼。
秦野の封印したい記憶を暴いて煽ってしまった結果、刑事である(!)秦野にレイプされちゃ…

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君と過ごす春夏秋冬 不浄の回廊 番外編集 小説

夜光花  小山田あみ 

揺るぎない西条くん

このシリーズ、やっぱり大好きです。
最近「オレサマ」攻めの小説を何作か読んだんですけど、西条くんが最高です。
相変わらず、霊のたぐいは信じない西条くん。
歩に対して毒舌な西条くん。
でも愛情が伝わってくるんですよね、本当に不思議。ピンチの時には駆けつけてくれるって、本当に歩にとってのヒーローですよ!
歩くんもブレずに西条くん大好きだし。
このバカップル、どれだけ見ていても飽きません。

5

君と過ごす春夏秋冬 不浄の回廊 番外編集 小説

夜光花  小山田あみ 

西条くん最高

西条くん、歩しか興味ないし要所要所で頼りになるし、
経済力もあるし、口の悪いとこも含めて魅力的。
なのに終わりに近づくにつけ、どんどんおかしくなってる。
「献立表」のくだりは、ただただ爆笑しながら読みましたが、
なんだろ、こういうアホっぽい言動、意外とあるあるかも。
あんまり笑いすぎて歩じゃないけど、お別れ(期間限定予定)の感傷とか
全く生じなかったです。
たまにただの駄々っ子になっ…

4

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

説得力が欲しい

久しぶりに読みたくなって数年ぶりに3か4度目の再読をしようと思ったのに最初の数十ページで一旦挫折。読んで一度手放してやっぱりまた買って手元に残したのに。
2006年発行なので16年前の作品ですね。すでに文章はさすが夜光花さんです。

そして別荘の悪趣味なパーティーを乗り越えると、引き込まれてページをめくる手がとまりません。

出来栄え点は満点だと思うのです(何様?)
ただ好みの問題です…

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