夜光花さんのレビュー一覧

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

近親相姦モノです

麻痺したんでしょうか、それとも夜光花さんのこの小説だからでしょうか、異母兄弟による近親相姦の話なんですが、まったく禁忌感を感じなかったです。

兄は人気俳優、弟は大学生です。
過疎化のすすむ故郷を離れ、東京で二人で仲良く暮らしている。お互いに相手への思慕を心の奥深くに秘めて。
そんなとき、故郷の友人から弟のもとへ、一通の手紙が届く。それを読んだ弟は動揺する。実は彼には、繰り返し見るある夢があり、自…

4

灼熱を呼べ 小説

夜光花  ひたき 

犯人は誰

ミステリー仕立てのお話です。
『高校時代からの親友と結ばれる』という大好きな設定でした。
ちゃんとツボをプッシュしてくれるストーリー展開で、面白かったです。

主人公は真面目で真っ直ぐな性格の調律師(受け)です。
相手役は刑事(攻め)。一癖も二癖もある元不良です。高校時代に主人公と出会い、それをキッカケに更正し、以後ずっと一途に主人公に片思いしている。破壊衝動のある危険な男です。
ある日、受けは攻…

2

愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

続編だけどテンション落ちてません

『灼熱を呼べ』の続編です。読んでなくても内容は分かりますが、読んでおいたほうがより楽しめると思います。
続編特有の「出来上がったカップルの話で、内容が薄くなってしまう」ということがまったくなかったです。さすが夜光花さん。
前作では「受けが攻めを一方的に支えている」ような関係だったんだけど、今作では「お互いに支えあう」という形ができて、よりステキなカップルになってました。
問題のないまっとうな人間で…

2

おきざりの天使 小説

夜光花  門地かおり 

このオチはどうだろう…

オチ以外は好きです。
ラストで無理に整合性をつけハピエンを目指そうとして、逆に失敗しちゃったような気がする。
いっそ最後まで、映画の『CUBE』みたく、「状況は分かるけど、原因は分からないまま」みたいな小説にしちゃっても良かったんじゃないかなぁと思った。
で、救いのない悲劇的なラストでも良かったと思った――けど、木原音瀬さんあたりじゃないと、そこまで自由に書くのは難しいのかな。あとがきで「3Pの予…

5

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

これが下克上か!

あらすじ読んだだけでゾクゾクしました。
主人公は大企業の御曹司。アホアホの遊び人です。
昨日まで召し使いのような扱いをしていた従兄に弱みを握られ、そいつのイヌに落とされてしまうというストーリー。
凌辱シーン満載の水原とほる的ストーリー展開になるのかと思いきや、意外とイイ話でしたw
御曹司としての特権をすべて取り上げられ、平日は働き、休日は従兄のイヌになるという生活がはじまります。
屈辱的であるはず…

1

それが愛なのさ 小説

夜光花  門地かおり 

んー

夜光花さんには珍しい、ドタバタなラブコメです。
さらに夜光花さんには珍しい、ケダモノ誘い受け。
ただ正直、今まで読んだ夜光花さんの小説のなかでは一番面白くなかったかな、と。
ドタバタラブコメが嫌いというわけではないので(榎田尤利さんのドタバタラブコメなんて大好きなので)、夜光花さんにドタバタモノは合わないんじゃないかなァと思ってしまいました。

とある偶然で、女装して街を歩いていた主人公が出会った…

2

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

教師と教師

エロシーン満載、教師と教師の再会モノです。教師と教師って意外と珍しいパターンのような気がする。

受けは攻めに対して、罪悪感がある。かつて攻めの愛の告白を受け流したうえ、「ここから飛び降りたら、お前を好きになってやる」と言い、大怪我をさせたことがあるからだ。
再会した攻めは、受けに強引に関係を迫る。理由は「嫌がらせだ」と。受けはそれを受け入れ、セックスする。

夜光花さんお得意の、執着攻めの登場で…

4

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

アホアホ受け最高

夜光花さんには珍しいタイプの受けでした。職業は霊媒師にしてコンビニの店員。純粋でアホアホで一途。中学時代に大好きだったクラスメイトと再会し、恋心が再燃します。
攻めは意地悪な人嫌いです。しかも『ナニカ危険な霊』が憑いてる。リアリストな攻めはそれを認めませんが、霊が見えてしまう受けは必死で彼に付きまとい、守ろうとする。
攻めも受けに少しずつほだされていきます。受けのそばならよく眠れる。受けのご飯は美…

2

天涯の佳人 小説

夜光花  DUO BRAND. 

いやー良かった

キューンとしました。
この攻め好きだなァ。
一見、夜光花さんらしくない攻めです。穏やかで優しくて忍耐力の強い攻め。
でも、内に秘めたる受けへの執着愛や、解禁されたときのドエロっぷりについては、やっぱ夜光花さんらしい攻めでしたw

主人公(受け)は三味線の天才です。天才三味線奏者だった祖父を亡くし、青森から上京する。
そこでIT会社社長の攻めと出会う。攻めは一度だけ聞いた主人公の三味線の信奉者で、ア…

3

月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

出ました、執着攻め

夜光花さんお得意の執着攻め見参、って感じでした。この作品の攻めはとくに、執着っぷりが突き抜けてイッちゃってる気がするw
逃げようが離れようがガンガン追いかけてガンガンエッチしてガンガン愛を囁く、受けのことが好きで好きでたまらん攻めです。
受けも攻めのことが好きだからいいようなものの、これでもし受けが攻めをキライだったら、ただのキモキモストーカーですなw

主人公は花屋さん。引っ込み思案な性格です。…

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